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4年飛んで永祚2年(990) [テレビ批評(光る君へ)]

4月7日(日)

ずっと多忙で、日曜日の夜に自宅にいられず、NHK大河ドラマ「光る君へ」のリアル視聴ができなかった(泣)。

第13回「進むべき道」は、永祚2年(990)正月5日の一条天皇の加冠(元服)のシーンから始まった。
前回(寛和2年=986 8月)から4年も飛んでいて、主要人物の官位などがかなり変化していて戸惑う。

寛和の政変(986年6月)で、悲願の政権獲得を遂げ、摂政となった藤原兼家の子息たちの昇進がめざましい。
       986年7月     990年2月
藤原道隆(37)正三位権大納言 →正二位内大臣
藤原道綱(35)正五位下左近衛少将 →従三位右近衛中将
藤原道兼(29)参議従四位下  →従二位権大納言
藤原道長(24)従五位上右兵衛権佐・蔵人→従三位権中納言 

藤原伊周(16)従五位下  →従四位下左近衛少将・右中弁
(道隆の嫡男)
藤原実資(33)正四位下近衛中将 →参議正四位下
藤原公任(25)正四位下左近衛権中将 →正四位下左近衛権中将・蔵人頭
藤原斎信(24)従五位上左近衛少将 →従四位下右近衛中将
藤原行成(19)従五位下侍従 →従五位上左兵衛権佐

昇進が遅れていた主人公・道長の昇進がすさまじい。
父、兼家が政権獲得した986年中に3回の昇進を重ね(従五位下→従四位下)、さらに987年に従四位上、従三位(正四位下を飛び越し)と進み、そして、988年正月29日、、参議(定員8人)を飛び越して、一気に権中納言に任ぜられた。

左大臣家の婿として恥ずかしくない官位に到達したわけで、すでに妻・倫子との間に、長女・彰子(988年生)が生まれている。
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