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「ジェンダー史学会」質疑応答でトランスジェンダー差別発言 [現代の性(性別越境・性別移行)]

12月11日(日)
11日、東京池袋の立教大学で行われた「ジェンダー史学会」の質疑応答でトランス差別発言があったとのこと。

学会におけるトランスジェンダーへの差別言説については、数年前から可能性を指摘してきたが、いよいよ現実化してしまった。

今回は学会の運営側が適切な対応をしたとはいえ、こうした差別発言の積み重ねが、学術的な場からトランスジェンダーを遠ざけ(怖くて学会に参加できない)、結果的に排除していくことにつながることを、強く危惧する。

特定の属性の人を差別・排除することは、どんな学問においても許されることではない。

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ゲンヤ @GenyaFukunaga

ジェンダー史学会の質疑応答でトランス差別発言がきたのは予想していたとは言えひどかったですが、私の応答後に会場からもそれを批判する声が複数上がったこと、司会が強制的に終わらせてくれたこと、総会でトランスに対する差別や研究者へのハラスメントを許さないと明言してくれたのは良かった。
午後4:15 · 2022年12月11日
https://twitter.com/GenyaFukunaga/status/1601838088883703809

学会発表の内容に関係のない(とご本人はおっしゃってた)差別発言をトランス研究に対してなら向けてもよいと思ってしまえる現状が、いったいどれほど研究者を萎縮させているか、ジェンダー系の学会からとりわけ若手の研究者を排除しているのか、学会の問題として考えて対策すべきですよね。

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【追記】
現場にいた研究者の方(Fさん)からコメントをいただいた。
「現場にいました。ゲンヤさんのお書きになっていたとおりの状況です(と言いますか、わたし自身もご報告後にゲンヤさんに心から「お疲れ様でした」を言いました)。総会の折には、ハラスメント対応役員の前川直哉さんが、当初プログラムにはなかったのですがマイクを持ち、「誰もが安全に参加できる学会に」とおっしゃった一齣もありました。わたしもほんとうにそう思います。」
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