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「接ぎ木」がうまくいっていない [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

10月24日(月)

昨夜「サヴァト会」で、いろいろ話をしていて、現在の「LGBT」運動と、土着的・伝統的なコミュニティの深刻な断絶を改めて痛感した。

早い話、「プライドハウス東京・レガシー」(新宿一丁目)と、二丁目で手広くゲイ系のお店をやっている方とが、まったく接点がない。

これはレズビアン系も同様で、二丁目で複数のお店を経営し、かつレズビアンが抱える問題について、いろいろ活動している方と、「レガシー」のL部門担当者がつながっていない。

私のような古い人間からすれば、徒歩5分もかからない距離なのだから、新参の側が手土産もって挨拶(仁義を切る)に行けば、関係は円滑になるし、お互いにとって損はないどころか、良いことがあると思うのだが・・・。

そもそも、LGBT活動家の側には「挨拶に行く」という文化がないようだ。

拙著で、伝統的・土着的なコミュニティと、新来のLGBT概念の接続(接ぎ木)がうまくいかず、結果として、当事者の社会的困難が強まってしまった国としてインドネシアに言及したが、日本も他人事ではない気がする。

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