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高度肥満の人が35.8% [世相(新型コロナ肺炎関連)]

4月28日(火)

Twitterで流れてくる俗説で「ニューヨークで死んでるのは肥満した人ばかり」というのがあって、根拠があるなら知りたかったのだが・・・。

ニューヨーク市で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と診断された393人の疫学データで、BMI値(肥満度を表す指数。18.5~24.9が普通体重)が30以上の高度肥満の人が35.8%を占めるとのこと。
また、人工呼吸器が必要となった患者の43.4%が肥満だった。

まあ、肥満が高血圧や糖尿病の発症要因になり、それが基礎疾患になって、コロナ肺炎を重症化させるという流れは、容易に想像できる。

それにしても、高度肥満の人が35.8%って、すごい話だ。
ちなみに日本では、高度肥満の人の比率は3~4%。
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重症化リスクが高いのは「男性・肥満・基礎疾患あり」
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について、これまでの世界中の報告により、性別や年齢層によって感染しやすさが異なり、ウイルス感染の重症度や死亡率に大きな偏りがあることが分かってきた。

これまでの報告で、COVID-19が重症しやすいのは男性、高齢者、肥満、さらには糖尿病・高血圧・心疾患などの基礎疾患のある人であることが分かってきた。

「New England Journal of Medicine」に4月17日に掲載されたレトロスペクティブ ケース シリーズでは、ニューヨーク市で2020年3月3日~27日に入院したCOVID-19患者の電子カルテのデータ解析が行われた。

ニューヨーク市で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と診断された393人の患者のうち、35.8%がBMI30以上の肥満で、人工呼吸器が必要となった患者の43.4%が肥満だった。60歳未満の肥満が重症化のリスクとする報告も出ている。

その結果、年齢の中央値は62.2歳、60.6%が男性、35.8%が肥満だった。症状として多く見られたのは、咳(79.4%)、発熱(77.1%)、息切れ(56.5%)、筋肉痛(23.8%)、下痢(23.7%)、吐き気と嘔吐(19.1%)だった。

人工呼吸器を使用している患者でも、男性と肥満が多く、多くで肝機能障害と炎症の兆候がみられた。また、他の患者に比べ降圧薬の使用が多く(95.4%対1.5%)、心房性不整脈(17.7%対1.9%)、新規透析導入(13.3%対0.4%)といった合併症も多く見られた。

「糖尿病ネットワーク」2020年4月22日
https://dm-net.co.jp/calendar/2020/030057.php?fbclid=IwAR3AQNAj6zOGSUfLRkImZdbEnsskM9337_HfnI-ppir_XsN-_6Wk3wJyvlo
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