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クルーズ船で10人感染 [世相(新型コロナ肺炎関連)]

2月5日(水)

乗客乗員3711人の内、症状がある人とその濃厚接触者など273人の検体をとり検査。
検査結果が出て31人の内10人が陽性(外国人7人、日本人3人)。
32%という高い陽性率。
仮にこの比率を273人に当てはめると、感染者は88人いることになる。
船という閉鎖空間に、新型コロナウィルスの感染者が入ると、短期間でどれだけ広がるかの実験のようなもの。

潜伏期間(10~14日)が過ぎるまで、全員下船禁止なのは当然。
症状が出ていない人も、念のため全員、ウィルス検査すべし。

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クルーズ船、10人感染 乗客ら14日間滞留させる方針

新型肺炎を発症した香港の男性(80)が乗っていた、横浜港沖に停泊中の大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号について、加藤勝信・厚生労働相は5日、乗客乗員のうち10人から新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表した。10人は下船し、医療機関に運ばれた。国内で集団感染が確認されたのは初めて。

「客室を出ようとしたら船員が制止」クルーズ船内に動揺

検査はまだ途中で、今後さらに感染者が増える可能性もある。厚労省によると、乗客乗員3711人のうち、発熱やせきなどの症状がある人とその濃厚接触者など273人の検体をとり、感染の有無を確認している。このうち、31人の検査結果が出て、うち日本人3人を含む10人の感染が確認された。10人は50~80代の男女で、日本人の3人は50代の女性と60代の男女という。10人は下船し、神奈川県内の四つの感染症指定医療機関に運ばれている。

厚労省は症状の出ていない乗客乗員についても、感染拡大を防ぐために14日間程度、船内にとどまるよう求める。船の運営会社の発表によると、検疫期間の最低14日間は横浜港周辺にとどまるという。厚労省は高齢者や持病がある人については症状がなくても検査することも検討している。

乗客乗員は日本を含め、中国や台湾など56カ国、地域の人がいる。乗客2666人のうち1281人は日本人という。検体をとった273人のうち、症状のある人は120人で、症状のある人と濃厚接触があった人が153人いる。このうち香港で下船し新型肺炎と診断された男性と濃厚接触した人は36人いて、このうち2人の感染が確認された。

ダイヤモンド・プリンセス号は横浜に来る前に那覇市に寄港し、その際に検疫を済ませていた。だが、香港で下船した男性が感染したとの情報を受け、乗客乗員に感染者がいる可能性が出てきたことから異例の再検疫をした。

香港政府などによると、男性は1月10日、香港から中国広東省深圳市に入り、数時間滞在。香港に戻った後、17日に飛行機で東京へ移動し、20日に横浜から乗船。船は22日に鹿児島市に寄港し、男性は鹿児島県内のバスツアーに参加するなどした後、25日に香港で下船した。香港到着後の30日に発熱。病院で検査を受け、新型コロナウイルスの感染が確認されたという。

安倍晋三首相は5日午前の衆院予算委員会で、「乗客乗員の健康状態の確認を最優先にしつつ、感染拡大防止に向けて万全の対策を講じる」と述べた。(土肥修一)

『朝日新聞』2020年2月5日 11時11分
https://digital.asahi.com/articles/ASN252T30N25ULBJ002.html?pn=4
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