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公立高校入学願書の性別欄廃止の件で電話取材を受ける [お仕事(出演・取材協力)]

12月10日(月)

夕方、『朝日新聞』大阪社会部から電話取材。

大阪府と福岡県の教育委員会が、来年度の公立高校入試から、生徒自らが記入する入学願書の性別欄を廃止する件。

他にも検討中の都道府県教委(複数、数県ではなく2桁)があるとのこと。

あるいは、性別欄を記入しない(空欄のまま)も可とする教育委員会もあるとのこと。

入学資格や選考基準に男女差を設けないのなら、入学願書に性別欄は必要ない。
公的書類の不必要な性別欄の撤廃を求める動きは、2000年代初頭に始まったが、教育分野ではなかなか進まなかった。やっとここまで来たということ。

文科省が、入学願書に性別欄がなくてもいい、空欄でもいいという通達を出してくれるとありがたい。

今後は、履歴書など就労関係の書類に関しても、性別欄の撤廃を望む。
「男女雇用機会均等法」で、採用にあたって性別による差異を設けることは禁止されているわけで、論理的に言って性別欄は必要ない。

ちなみに、私は就労にあたって、ずっと(20年間)履歴書の性別欄は不記載(空白)を通してきた。
それでもすんなり通ったケース、それでトラブったケース、どちらもある。
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【参照記事】
高校入学願書の性別欄を廃止「選考に必要ない」 福岡

福岡県教育委員会は17日、来年3月の県立高校入試から、入学願書や受検票の性別欄をなくすと発表した。「選考に必要ない情報と判断した」という。

入学願書や受検票には、受験者が氏名や生年月日、出身学校などを記入する。今年3月の入試までは氏名の横に性別の欄があり、「性別の欄は男女の別を記入する」と注意書きがあったが、「書くことに抵抗のある生徒もいる」(中嶋健一・高校教育課長補佐)として廃止した。

県教委によると、様式の変更は4年前に性別欄を「男・女」の丸付け型から記入型に改めて以来となる。性別欄は、少なくとも1969年度入試以降は設けられていたという。

一方、願書と一緒に提出する調査書の性別欄は残した。調査書は記入するのが教員で、元となる指導要録に性別欄があるためだという。(渡辺純子)

『朝日新聞』2018年10月17日17時54分
https://www.asahi.com/articles/ASLBJ4K16LBJTIPE029.html
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大阪府、入学願書の性別欄廃止へ「入試に必要ではない」

大阪府立学校の入学願書にある性別欄が、2019年春の入学試験分からなくなることが、府への取材でわかった。府は、性的少数者への配慮に加え、性別が入試に必要な情報ではないと判断したという。

入学願書には、受験者が氏名や生年月日、出身学校などを書き込む。今年春にあった入試までは性別を記入する欄があったが、来春から廃止する。性別を書くことに抵抗がある生徒に配慮したという。対象は、府立高校の一般選抜や特別選抜、支援学校の入試で使われる願書。

願書とともに提出する調査書の性別欄は残す。調査書は教員が記入するもので、調査書の元となる指導要録に、文部科学省の取り決めで性別欄があるためとしている。

府によると、15年ごろの府の調査では、入学願書から性別欄を廃止した都道府県はなかったという。

府は01年に打ち出した府人権施策推進基本方針に基づき、今年6月、各部局に対し、府民の申請書や届け出書などの性別欄について廃止を検討するよう求める通知を出していた。(渡辺元史)

『朝日新聞』2018年10月18日19時33分
https://www.asahi.com/articles/ASLBL5FJ7LBLPTIL01B.html
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