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埼玉県入間市議選挙でトランス男性が当選 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月14日(火)

埼玉県入間市議会選挙で、トランス男性で民進党公認新人の細田智也さん(25歳)が当選。

トランスジェンダーの地方議員としては、2003年に世田谷区議会議員に当選した上川あやさん(現在4期中)以来、14年ぶり。
トランス男性としては初。

定数22で21位とは辛勝だが勝ちは勝ち。
地域のために頑張ってほしい。

それにしても、パイオニアである上川さんから2人目まで17年もかかってしまった。
上川さんの先進性をあらためて思う。
同時に地方政治ではなく、国政で活躍するトランスジェンダーが出ることを強く望む。

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性転換公表の男性、入間市議選で初当選「多様性認めフラットな市に」

初当選を決め、支援者らと万歳をする細田さん(中央)=13日未明、入間市内の選挙事務所

12日投開票の入間市議選で、LGBT(性的少数者)であることを明らかにして選挙に臨んだ新人候補が初当選した。県選管によると、県内でLGBTを公表した立候補者の当選は記憶にないという。候補者は「多様性を認め合い、フラットな関係を築ける入間市にしたい」と意欲をみせている。

民進公認で立候補した新人の細田智也さん(25)は、定数22の同市議選で、21位で初当選した。13日未明、選挙事務所に支援者らが祝福に駆け付ける中「ぎりぎりの当選。まだ実感が湧かない」と控えめに喜びを表現した。

細田さんは20歳の時、性同一性障害と診断を受けた。23歳となった2015年4月に性適合手術を行い、帝京大学在学中の同年6月に戸籍を女性から男性に変更した。物心ついた頃から女性という自身の性に対し違和感があったという。中学、高校当時、女友達と一緒にいても素直に笑えず、どう楽しめばいいのか分からない自分がいた。

細田さんは選挙を通じて、性的少数者だけでなく、障害者や高齢者らを含めた多様な声を市政に届けると呼び掛けた。ほかにも性的少数者が悩みを一人で抱え込まず、相談できるような制度の構築を訴えた。性的マイノリティーが理解されにくい社会で、自身も心の不自由さを人に打ち明けることができたのは20歳になって、母智晴(ちはる)さん(52)が初めてだった。

選挙中、LGBTだという市民から「自分は(LGBTと)人に言えずにいる」「細田さんに励まされた」というメールが届いたという。「性的少数者は、身近に存在しないものとして扱われてきた。これから困難なことも多いと思うが、自分への期待に応えられるよう壁を乗り越えていきたい」と誓っていた。

『埼玉新聞』2017年3月14日(火)
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/03/14/07.html



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