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『性欲の研究 東京のエロ地理 編』(平凡社)刊行 [性社会史研究(一般)]

3月23日(月)
長らくお待たせしました。
『性欲の研究 東京のエロ地理 編』、本日、主要な書店の店頭に並んだようです。
なにとぞ、よろしくお願いいたします。
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井上章一・三橋順子編
 『性欲の研究 東京のエロ地理 編』
平凡社 2015年3月20日発行 2200円+税
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表紙カバー:モデル・画像提供:YUKO

欲望の東京地図 
遊廓や赤線、見知らぬ男同士が同衾する「淫乱旅館」、欲求不満な人妻の住む団地……そこには必ず、欲望と幻想を抱える人々を運ぶ線路が通じていた。 

(目次)
(巻頭言)「エッチな街の盛衰史」(井上章一)               
【特集1:東京のエロ地理】
(対談)原武史×井上章一「エロ地理三題噺 ――皇居前広場、電車の痴漢、団地妻」
(対談)加藤政洋×三橋順子「『性なる』場所の戦中戦後」
(論文)古川 誠「田村泰次郎の新宿 ――戦前と戦後、ふたつの新宿をめぐって」
(論文)三橋順子「東京・新宿の『青線』について
      ――戦後における『盛り場』の再編と関連して」
(論文)石田 仁「いわゆる淫乱旅館について」            
(コラム)古川 誠「原と坂 ――明治の東京、美少年のための安全地図」 
     
【特集2:朝鮮半島の「性」】
(論文)朴貞愛(パク・ジョンエ)「朝鮮社会への公娼制導入過程
      ――朝鮮社会における性売買取締り」(澁谷知美訳)
(コラム)三橋順子「男寺党について 
      ――朝鮮半島における性的マイノリティの伝統文化として」
(コラム)光石亜由美「梶山季之『京城(ソウル)昭和十一年』――京城の歓楽街を歩く」 
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(表紙解説)三橋順子「『原色の街』の原色の女」 
(論文)永井良和「風営法とダンス」                  
(論文)梅川純代「日中おまた事情 ――性器から読み解く理想像 女性器編」        (コラム)井上章一「オロフ・エリクソン・ウィルマンに、井上筑後守政重がときめいた日のこと」
(コラム)磯田道史「蘭方医と性用語 ――『勃起』と『包茎』をめぐって」     
(コラム)眞杉侑里「群馬県達磨屋の営業と出歩く酌婦」    
(コラム)河原梓水「病から遊戯へ ――吾妻新の新しいサディズム論」
(文献紹介)ミハエル・ストールベルク「自涜、道徳改良、性病商売
――『オナニア』(1716)の諸源泉とその歴史的文脈に関する考察(下)」(斎藤 光訳)
・ むすび(三橋順子)


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