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ハマザキカク著『ベスト珍書―このヘンな本がすごい!―』に・・・ [読書]

12月4日(木)
先日、マイミク&Facebookつながりの「ぷくむく」さんに会ったとき、「順子さんが関わっている本が載ってるよ」とプレゼントされた本(感謝)。
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ハマザキカク著『ベスト珍書―このヘンな本がすごい!―』(中公新書ラクレ、2014年9月)
著者は「珍書プロデューサー」と称する方で、本業は社会派出版社の編集者らしいが、2000年以降に出た新刊を全点チェックしている「本マニア」「珍書マニア」の方。

私が関わったどの本がお眼鏡にかなったのだろう? やっぱり『女装と日本人』かなと思いながら掲載頁を探す。
すると、かなり後ろの方の第9章「珍エロ本」」というカテゴリーに取り上げられていたのは・・・。
戦後日本女装・同性愛研究(2006) (2).jpg
矢島正見編著『戦後日本女装・同性愛研究』(中央大学出版部 2006年)意外だった。
こんなほとんど誰も読まないような地味な本に目をつけるなんて、このハマザキさんという方、相当な「目利き」だ。

見出しには「ほとんどインタビューで写真や図のない女装研究集大成」とある。
なるほど、女装本は写真がたくさんある、というのが一般的なのか・・・。
本文は、私の論文「現代日本のトランスジェンダー世界」と「『性転換』の』社会史」の紹介。
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この本の価値は、収録されている4人の方(3人のベテラン女装者と1人の女装者愛好男性)のロング・インタビューにある。
まあ、そこまで読み込むのを求めるのは、無理かもしれないが。

ともかく、「日本社会病理学会・出版奨励賞」を受賞したものの、世の中的にはまったく日の当たらなかったこの本を紹介してくださって、うれしかった。
ハマザキさん、ありがとうございました。

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