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日本テニス界の偉大なる先人たち [スポーツ]

9月2日(火)
テニスの錦織圭選手が、全米選手権でベスト8に進出した。
2012年全豪に続く、2度目の4大大会ベスト8で、間違いな、戦後日本が生んだ最高の男子テニス選手だと思う。

しかし、錦織選手の全米ベスト8は「92年ぶり」のこと。
92年前に誰がいたのだろう?

また、彼は今回の全米4回戦の勝利で、4大大会33勝となり日本人男子記録を更新した。
では、いつだれが32勝もしていたのだろう?

テレビタレントで活躍している松岡修造ですら13勝しかしていない。
また、錦織選手は、2014年5月12日の世界ランキングで9位になったが、これは日本男子最高記録ではない。
まだまだ上がいるのだ。

◎熊谷一弥(くまがい いちや、1890~1968年)
活動年:1913~1921年
1918年全米 ベスト4
1920年アントワープ五輪、 シングルス銀メダル、ダブルス銀メダル(柏尾誠一郎とのペア)
最高ランク: 世界7位

◎清水善造(しみず ぜんぞう、1891~1977年)
活動年:1920~1924年
1920年全英 ベスト4
1922年全米 ベスト8
最高ランク: 世界4位

◎佐藤次郎(さとう じろう、 1908~1934年)
活動年:1920~1934年(現役でマラッカ海峡で投身自殺)
1932年全豪 ベスト4
1931・33年全仏 ベスト4
1932・33年全英 ベスト4
1933年全英ダブルス 準優勝(布井良助とのペア)
1932年全豪混合ダブルス 準優勝(メリル・オハラウッドとのペア)
最高ランク: 世界3位
4大大会シングルス32勝

つまり、錦織選手は、もう1つ勝ってベスト4まで行って、ようやく偉大な先人たちに並ぶことができる。
頑張れ、錦織、あと1勝、いやあと3勝。

【追記】
錦織選手の活躍に隠れているが、クルム伊達選手の全米ダブルス・ベスト8進出もすごい。
「4大大会のダブルス・ベスト8は自身の1992年全豪以来22年ぶり」って、どれだけ選手寿命が長いんだ・・・。

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カナッペ

わたしがテニスをしてた頃、錦織選手のようなプレーヤーが出現するとは夢にも思っていませんでした。
その意味では、今まで生きてきて良かったと思います(^_^)v
by カナッペ (2014-09-02 21:18) 

三橋順子

カナッペさん、いらっしゃいま~せ。
はい、同感です。
体格・体力という根本的な部分で、この競技で欧米人に伍すのは無理だと思っていましたね。
ただ、錦織選手の身体にかかっている無理(怪我が実に多い)を思うと、ともかく無事に競技を続けて欲しいです。
by 三橋順子 (2014-09-03 00:28) 

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