SSブログ

5月26日(月)藤原乙牟漏(桓武天皇の皇后)の崩御関係記事を読む [お仕事(古代史)]

5月26日(月)   曇りのち雨  東京  24.6度  湿度66%(15時)

7時、起床。
朝食は、グレープフルーツ・デニッシュとコーヒー。
シャワーを浴びて、髪にあんこを入れて頭頂部で結びシュシュを巻く。
化粧と身支度。
灰紫基調の花柄のチュニック(長袖)、裾にラインストーンが入った黒のレギンス(6分)、黒網のストッキング、黒のサンダル、黒のトートバッグ。
9時、家を出る。
東急東横線で渋谷に出て、東京メトロ半蔵門線のホームを経由して、京王井の頭線ホームへ。
9時48分発の急行に乗り、10時08分、吉祥寺駅に到着。
時間調整を兼ねて駅前(南口)の「ドトール」で、サンドイッチとコーヒー。
P1090718 (2).JPG

10時半、産経学園(吉祥寺)で「史料でたどる奈良時代政治史 」の講義。
「後宮の不幸と早良皇太子の怨霊出現」の3回目。
『続日本紀』延暦8年(789)12月の桓武天皇の皇后、藤原乙牟漏の崩御関係の記事を読む。
藤原乙牟漏(752?or760?~789)は、光仁朝の内大臣で式家藤原良継の娘、母は光仁朝の尚侍阿倍古美奈。
宝亀4年(773)、山部親王(後の桓武天皇)が皇太子となると、その後宮に入り、宝亀5年、親王の第1子小殿王(後の安殿親王=平城天皇)を産む。
天応元年(781)、桓武天皇が即位すると、延暦2年(783)2月5日に無位から正三位に叙され、同7日に夫人となり、4月には皇后に立てられた。
律令制下の皇后としては3人目(聖武天皇の皇后藤原安宿媛、光仁天皇の皇后井上内親王)、藤原氏出身の皇后としては2人目。
延暦4年(785)11月には所生の安殿親王が皇太子に立てられた。
延暦5年(786)には神野親王(後の嵯峨天皇)、同8年(789)には高志内親王を産む。
延暦9年(790)閏3月10日崩御し、長岡山陵(高畠陵、京都府向日市寺戸)に葬られた。
『続日本紀』の崩伝は「后、姓柔婉にして美姿あり。儀、女則に閑(かな)って母儀之徳有り」と記されている。
崩御の年齢については、『続日本紀』には31歳と記されているが、これでは、皇太子の宮に入ったのが14歳、安殿親王を産んだのが15歳(数え年なので満年齢では13~14歳)となる。
当時の年齢概念は13歳までは子ども、14歳以降は成人なので、婚姻についてはぎりぎり可能だが、出産についてはいささか無理があると思う。
没年齢については、鎌倉時代末期に成立する年代記『一代要記』に39歳と記されていて、こちらの方が無理がない。
773年 皇太子の宮に入る(14)→(22)
774年 第1子出産    (15)→(23)
786年 第2子出産    (27)→(35) 
789年 第3子出産    (30)→(38)
790年 崩御        (31)→(39)
790年 崩御        (31)→(39)
この説を採れば、天平勝宝4年(752)生まれということになる。
また、第1子と第2子の出産間隔が12年も空いている。
間に流産でもあったのだろうか?

ところで、『日本後紀』(逸文)延暦11年6月17日条には、「勅、去る延暦九年、淡路国をして某親王(祟道天皇)に守冢一烟を充てしむ」とあり、憤死した早良皇太子の墓に対して処置がとられたことが記されている。
早良皇太子の怨霊の出現が人々の口にのぼったのが延暦9年であり、皇后の崩御がきっかけだった可能性がある。
12時、終了。

昼食は吉祥寺駅南口のタイ料理の「Khucha(クーチャイ)」へ。
2か月続けてランチがお休みの日に行きあたってたので久しぶり(2月以来)。
ムーパッキン(豚肉の炒め物+ライス、980円)を注文。
P1090720 (2).JPG
辛い、辛い、でもおいしい。
この辛さが味わいたくて、この店を贔屓にしているわけで満足。
店に歩き始めたばかりのかわいらしい男の子がいる。
店主の深津飛成氏(元キックボクシング日本フライ級・バンタム級チャンピオン)のお子さん。
お会計の時、「生まれました」と嬉しそうに教えてくれたのは、つい先日のような気がするが、もうこんなに大きくなったんだ。
「はじめまして」と頭を撫でる。

いつもの古書店に寄る。
『実話と手記』(手帖社)を2冊購入。

この時点で13時。
今日はとんでもないスケジュールで、最初の仕事が吉祥寺で12時終わり、次の用事が武蔵境で19時から。
なんと7時間も空きがある。
国会図書館に行こうかとも思ったが、吉祥寺→永田町→武蔵境と電車賃を使うのも、なんだか馬鹿らしい。
しかも、今日は月曜日で美術館・博物館もあらかた休館。
6時間、どうしよう・・・。
(続く)

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0