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『美味しんぼ』騒動で実害 [世相]

5月14日(水)
福島県の飯坂温泉に宿泊する予定だった県外の学校関係の団体客、数100人が『美味しんぼ』を読んだ一部の保護者の反対でキャンセルするなど、福島県内で『美味しんぼ』騒動による実害が出始めていると、「FNN」の福島ローカル・ニュースが報じた。
http://www.youtube.com/watch?v=KTnXYB52uDE
まったくひどい話だ。
損害を被った旅館は、偽計業務妨害で作者と小学館を訴えるべきだ。
ちなみに飯坂温泉の昨日の空間線量は、地上1mで1時間当たり約0.16マイクロシーベルトである。

なお、飯坂温泉が放射線で危険だと宿泊をキャンセルした学校には、ぜひ三朝温泉(鳥取県)に行かれることをお勧めする。
私は、残念ながらまだ行ったことはないが、ぜひ入りたい温泉の1つだ。

(註)三朝(みささ)温泉 
平安時代末期の開湯伝承をもつ山陰を代表的する温泉のひとつで、ラジウムおよびラジウムがアルファ崩壊したラドンが多く含まれる世界有数の放射能泉。
入浴すれば、たっぷり放射線を浴びることができる。

一般人が自然界から浴びる放射線量は、世界平均で1年間に2.4ミリシーベルトで、その内訳はラドンなどの吸入が1.30、大地から0.46、宇宙から0.38、体内から0.24ミリシーベルトである。
日本人の平均は1.48ミリ・シーベルトで、内訳はラドンなど0.40、大地から0.38、宇宙から0.29、体内から0.41である。
さらに、医療に伴う被曝量は、年間に世界平均で0.4~1.0ミリシーベルトで、X線検査が大好きな日本人は世界平均よりずっと高く2.25ミリシーベルト。
したがって、日本人の平均年間被曝量は3.73ミリシーベルトとなる。
同じく世界平均は、2.8~3.4ミリシーベル。

三朝温泉地区の屋内のラドン平均濃度は、全国の約3倍(54Bq/m3)で、1時間当たり約0.15マイクロシーベルトで、これを年間に換算すると1.2ミリシーベルトとなる。
三朝温泉地区に住んでいるだけで、年間被曝量は4.5ミリシーベルトくらいになるはず。
温泉の浴室はさらにラドン濃度が高いので、温泉に入れば入るほど被曝量は上がっていく。

では、三朝温泉地区の人たちは、鼻血を出す人が多いのだろうか?
『美味しんぼ』の作者には、ぜひ取材してもらいたいものだ。

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