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TBSラジオ「荒川強啓のデイキャチャー」で山田吾郎が「男装・女装」に言及 [現代の性(性別越境・性別移行)]

8月6日(火)
8月1日放送のTBSラジオの「荒川強啓のデイキャチャー」という番組の中の「デイキャッチャー・ボイス」というコーナーで、評論家の山田吾郎さんが、私の『朝日新聞』デジタル版のコメントに言及しています。
『朝日新聞』デジタル版「『華やか』男装、『日陰者』の女装 寛容度に差、なぜ」 
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2013-07-31
「デーキャッチャーズ・ボイス」(担当:山田吾郎)
「男のスカートが定着しなければ、真の男女平等は訪れない!」
http://www.tbs.co.jp/radio/dc/thu/
山田さんが説かれるのは「人類社会でもっとも性差別的な服飾が洋服である」という服飾論を展開し、働く者の服=ズボン=社会的価値、働かない者の服装=スカート=社会的無価値とされたことに、現代の男装と女装の社会的落差の根源があるというもの。
山田さんがおしゃっていることは、私もほとんど同感。
私も、記事の中で、戦前の日本社会の中で男装は「(本来は役に立たない)女なのにそこまでして国の役に立とうとする」ということで好印象をもたれ、逆に女装は(本来なら役に立つはずの)「男性として生まれながら、男性の役割を放棄する存在と、おとしめられた」と対比しているわけで、基本的には同じことを言っていると思う。
ただ、『朝日新聞』の短いコメント記事では、文脈的にも、山田さんのように丁寧に展開して言及できないわけで…。
でも、どこかでちゃんと見てくれている人がいるということは、うれしい。

情報提供してくださった、松田さおりさん、杉浦郁子さん、ありがとうございました。

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コメント 4

カナッペ

山田吾郎さんのうんちくや分析は、ラジオやテレビで聞くたびに、鋭くて待とういてるなって感じてました。
ジェンダーなどに関してもさすがという感じです。
by カナッペ (2013-08-06 21:49) 

常見

山田五郎さんのお話、私も聞いていました。
三橋さんにお伝えしようと思いながら、
ついついそのままにしてました。スミマセン。

あっ、三橋さんのことが話題になってると、喜んでました。

テレビよりラジオを聞くことのほうが多い生活を送っています。
声だけで、顔や形が分からない登場人物(話題の人やもの)は、
ネット画像で検索するという生活です。
by 常見 (2013-08-06 21:59) 

三橋順子

カナッペさん、いらっしゃいま~せ。
はい、とても物事がよく分かっている方だと思います。
一度、お目にかかりたいと思いながら、いまだに機会がありません。

by 三橋順子 (2013-08-07 03:19) 

三橋順子

常見さん、いらっしゃいま~せ。
私はラジオはまったく聞かないので、この番組で取り上げられたの、友人が教えてくれるまで、まったく知りませんでした。

>顔や形が分からない登場人物(話題の人やもの)は、ネット画像で検索する
山田さんのお話で出てきた「三橋さん」を検索して、「じぇ、じぇ、じぇ」と驚いた視聴者も多かったことでしょう。

by 三橋順子 (2013-08-07 03:22) 

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