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「『LGBTQ+』の『Q』ってなんですか?」 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

12月19日(火)

私が「LGBT」という概念についてはもちろん、最近ではトランスジェンダーという概念にも懐疑的になりつつあることは、著書を読んでもらえば、わかると思う。

そんな私に、なんで
「『LGBTQ+』の『Q』ってなんですか?」
と質問してくるのだろう?
そんなことは時代遅れの「活動家」たちに尋ねてね。

というのは愚痴で、「現場」(公開対談)では誠実にお答えしました。

まず、Qは2つあること。
1つめのQは、ジェンダー・クイア(男女どちらにも典型的でない性別表現を積極的にとる人)。
もう1つの Qは、クエスチョニング(決めたくない人、わからない人:未定性)。

そもそも「LGBT+」という概念は、「SOGIE」、つまり、性的指向(sexual orientation)、性同一性(gender identity)、性別表現’(gender expression)、および身体の性的特徴(Sex Characteristics)の非典型のことで、そこに性的嗜好(sexual preference)を含まないのが、基本的な「お約束」。

なぜなら、きわめて多様な性的嗜好を並べたら収拾が付かなくなるし、そもそも人権擁護の運動から生まれた「LGBT+」という概念に、他者の人権を侵害するものも含む性的嗜好を同列に並べるべきではない。

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単著4冊目にして出版記念イベント、大手書店で開催 [お仕事(執筆・成果)]

12月18日(月)

出版記念イベント、単著4冊目にして、大手の書店で開催できた。
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1冊目(『女装と日本人』講談社現代新書、2008年)は、大阪の妹分・北野洋子さんが、店が終わった深夜、出版記念会を開催してくれた(今でも感謝)。

2冊目(『新宿「性なる街」の歴史地理』朝日選書、2018年)はなにもなし。

3冊目(『歴史の中の多様な「性」』、岩波書店、2022年)は、おゆうちゃんとくーちゃんに手伝ってもらって新宿の「ルノアール」会議室で、自主講演会。

4冊目(『これからの時代を生き抜くためのジェンダー&セクシュアリティ論入門』辰巳出版、2023年)は、昨夜(12月18日)「ジュンク堂書店・池袋本店」に奥野克巳・立教大学教授(文化人類学)をお迎えして公開対談。
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そして、年明け1月31日に、北丸雄二さんにお願いして、「紀伊國屋書店・新宿本店」で公開対談。

やっとやっと、15年かけて、ここまで来たんだな。
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12月18日(月)『これからの時代を生き抜くためのジェンダー&セクシュアリティ論入門』刊行記念イベント [お仕事(講義・講演)]

12月18日(月)

『これからの時代を生き抜くためのジェンダー&セクシュアリティ論入門』刊行記念イベント
奥野克巳×三橋順子「世界の『性の有り様』を語る」
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会場並びにZOOMで聴いてくださった皆さま、ありがとうございました。

奥野先生、お話できて、とても楽しかったです。
1時間半では、時間が足りませんでした。
また機会がありましたらぜひ。
ほんとうに、ありがとうございました。
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美容院へ [日常(髪・爪・肌・ファッション)]

12月18日(月)

13時30分、家を出る。
東急東横線で学芸大学駅へ移動。

14時30分、目黒区鷹番の路地裏にある美容院「ヘア・アン・ローズ」へ・
前回は10月11日だったので、2カ月と1週。

夜の出版記念公開対談の前に、カラーリング。
ダウンにセットしてもらう。
久しぶりに着けた、大きなバレッタが重い。

16時40分、辞去。




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12月17日(日)性慾研究会(2023年第5回)・東京合宿(2日目)巡見「明治東京・男色事件の現場検証」 [性社会史研究(一般)]

12月17日(日)
 
性慾研究会(2023年第5回)・東京合宿(2日目)

巡見「明治東京・男色事件の現場検証」

ガイド:古川誠さん
① 麹町少年殺害・臀肉切り事件
② 神楽坂界隈少年強鶏姦事件

9時半、JR四ツ谷駅出発、昼食休憩(飯田橋)を挟み、15時まで。
歩数、約1万2000歩。

久しぶりの巡見で、楽しかったけど、高齢者(井上先生、私)は足腰がもう限界。
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12月16日(土)性慾研究会(2023年第5回)・東京合宿(1日目) [性社会史研究(一般)]

12月16日(土) 

性慾研究会(2023年第5回)・東京合宿(1日目)

13時20分、開会(四谷「ルノアール」会議室)。
(合評会)『躍動するゲイ・ムーブメント』(明石書店、2023年4月)
(関連報告)三橋順子「『躍動するゲイ・ムーブメント』への砂川秀樹氏の「抗議」に対する反証」
(研究報告)斎藤光「モダンガールカテゴリーについての試論/私論」
18時、閉会。

参加者14名、井上章一、斎藤光、古川誠、澁谷知美、松田さおり、赤枝香奈子、石田仁、河原梓水、鹿野由行、エルドアン・エリフ、亀山哲寛、横井あき、吉川孝(初参加、甲南大学)、三橋順子。

次回は、3月2日(土)、京都で開催予定。

東京合宿、すごく久しぶりの気がして、いつ以来だろう? と調べてみたら、2014年9月以来。
9年前か・・・。
『性欲の研究 東京のエロ地理』(平凡社)の表紙モデルさんをゲストに迎えて、銀座「ライオン」で懇親会だった。
巡見は、本郷・白山・鶯谷を歩いた。



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性別変更、再び申し立て 岡山 [現代の性(性別越境・性別移行)]

12月15日(金)

これはすんなり認められるはず。

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性別変更、再び申し立て 岡山、最高裁の手術違憲判断で

最高裁が10月、戸籍上の性別変更の際に生殖能力をなくす手術を事実上求める性同一性障害特例法の規定(生殖能力要件)を違憲と判断したことを受け、性同一性障害と診断され、手術を望まない岡山県新庄村の農業臼井崇来人さん(50)が15日、戸籍上の性別を女性から男性に変更するよう求める審判を岡山家裁津山支部に申し立てた。

臼井さんは2016年にも同様の審判を起こしたが、手術を受けていないことを理由に退けられ、最高裁も19年に「現時点で規定は合憲」として認めなかった。10月の違憲判断により、今回は性別変更が認められる可能性がある。

10月の最高裁決定は、生殖能力要件を違憲、無効とした一方、「変更後の性器部分に似た外観を持つ」との「外観要件」については高裁段階に審理を差し戻した。

代理人の大山知康弁護士によると、臼井さんはホルモン治療を受けていた時期があり、16年の申し立ての際に津山支部は外観要件を満たすと判断したが、生殖能力要件を理由に退けた。違憲判断が出た中、外観要件を認めるかどうかが焦点となる。

「共同通信社」2023年12月15日
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受講(可能)者5000人 [お仕事(講義・講演)]

12月14日(木)

東京通信大学の全学公開ゲスト講義の依頼、

受講(可能)者5000人とのこと。
実現すれば、自己記録だな。

通信制の大学は、学生の質の維持という点で問題なきにしもあらずだけど、通学制の大学ではできないこともできる。
いろいろな形があっていいと思う


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厚生労働、法務省、生殖能力の診断記載不要と通知 [現代の性(性別越境・性別移行)]

12月14日(木)

最高裁の違憲判断が出たにもかかわらず、立法府は法改正に動かないが、行政府(担当官庁:厚生労働省と法務省)は対応したということ。

それにしても、この対応を批判する人たちって、最高裁の違憲判決、ひいては三権分立の意味がわかっていないのだろうな。

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生殖能力の診断記載不要と通知 政府、性別変更要件で自治体に

厚生労働、法務両省は12日、性同一性障害の人が戸籍上の性別を変更する際に必要な医師の診断書に関し、生殖能力があるかどうかの記載を当面の間、不要にするとの通知を全国の自治体や関係学会に出した。最高裁が10月の決定で、生殖能力をなくす手術を性別変更の事実上の要件とする性同一性障害特例法の規定「生殖能力要件」を憲法違反と判断したことを踏まえた。

これまでは診断書に記載を求めていたが、通知では「なくても差し支えない」とした。岸田文雄首相は「与党とも十分に相談しながら適切に対応する」としているが、法改正に向けた議論は保守派の慎重論もあり、大きな進展はない。

戸籍上の性別を変更するには家庭裁判所の審判を受け、要件を満たすかどうか判断される。この際に2人以上の医師による性同一性障害との診断書が必要で、厚労省が診断書の記載内容を定めている。今回の通知では「生殖腺機能に関する記載がなくても差し支えない」とする取り扱いを医師らに周知するよう自治体や関係学会に求めた。

『東京新聞』2023年12月12日 21時38分 (共同通信)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/295669
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「エムポックス」(旧・サル痘)で国内初の死者 [現代の性(HIV・性病)]

12月13日(水)

「エムポックス(旧・サル痘)」で死んじゃうの??

と思ったら、AIDSとの合併症らしい。

それにしても、国内で感染が続いているのはよろしくない。
接触感染への認識が、相変わらず甘い。

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感染症「エムポックス」で国内初の死者 海外渡航歴なしの埼玉県の男性(30代)が死亡

厚生労働省は、ウイルス性の感染症「エムポックス」に感染した埼玉県に住む30代の男性が死亡したと発表しました。「エムポックス」による死者が確認されたのは国内では初めてです。

「エムポックス」は欧米などを中心に感染が拡大したウイルス性の感染症で、去年から今月3日までに国内で227人の感染者が確認されています。

厚生労働省はきょう、今年9月に「エムポックス」への感染が確認された埼玉県に住む30代の男性が、先月、死亡したと発表しました。男性は海外渡航歴はなかったほか、HIVによる免疫不全の状態だったということです。

「エムポックス」による死者が確認されたのは国内では初めてです。

「TBSテレビ」2023年12月13日(水) 17:56
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/892085

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