2022年12月、タイで死亡したTrans-womanの調査報告 [現代の性(性別越境・性別移行)]
7月7日(金)
2022年12月、タイで死亡したTrans-womanについての「乙女塾」の調査報告。
https://otomejuku.jp/media/10424/
【経緯】
2022年11月、タイの「スポーン病院」でSRS(性別適合手術)を受ける。
術後、足に激痛を感じる。
12月16日、「ヤンヒー病院」で豊胸手術を受ける。
17日深夜、容態が急変。
救急病院に搬送されたが、18日死亡。
法医学者による検視結果報告書によると、死因は「肺塞栓」。
この方、静脈血栓塞栓症(VTE)の診断指標であるDダイマーの値が、2018~2019年にかけて異常を示し、治療している。
しかし、2020~22年の検査では基準値以下だったとのこと。はなかったとのこと。
【私見】
手術による死亡というより、もともと血栓を起こしやすい体質の人が、手術が引き金になって静脈血栓を発症し、それが原因になって死に至ったケースと思われる。
まだ21歳とのこと。
さぞや無念だったろう。
血栓リスクは重要。
彼女の死を無駄にしないためにも、この事例、ぜひ来年の「GID学会」(沖縄)で報告して欲しい。
もし、GID学会の理事さんが、この書き込みを見ていたら(誰も見ていないと思うが)、報告と検討の機会(セッション)を設けるよう、提案して欲しい。
2022年12月、タイで死亡したTrans-womanについての「乙女塾」の調査報告。
https://otomejuku.jp/media/10424/
【経緯】
2022年11月、タイの「スポーン病院」でSRS(性別適合手術)を受ける。
術後、足に激痛を感じる。
12月16日、「ヤンヒー病院」で豊胸手術を受ける。
17日深夜、容態が急変。
救急病院に搬送されたが、18日死亡。
法医学者による検視結果報告書によると、死因は「肺塞栓」。
この方、静脈血栓塞栓症(VTE)の診断指標であるDダイマーの値が、2018~2019年にかけて異常を示し、治療している。
しかし、2020~22年の検査では基準値以下だったとのこと。はなかったとのこと。
【私見】
手術による死亡というより、もともと血栓を起こしやすい体質の人が、手術が引き金になって静脈血栓を発症し、それが原因になって死に至ったケースと思われる。
まだ21歳とのこと。
さぞや無念だったろう。
血栓リスクは重要。
彼女の死を無駄にしないためにも、この事例、ぜひ来年の「GID学会」(沖縄)で報告して欲しい。
もし、GID学会の理事さんが、この書き込みを見ていたら(誰も見ていないと思うが)、報告と検討の機会(セッション)を設けるよう、提案して欲しい。
性的指向・性自認及び性的少数者に対する差別的な取扱いを禁止することなどを規定している条例 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]
7月6日(木)
性的指向・性自認及び性的少数者に対する差別的な取扱いを禁止することなどを規定している条例をもつ都府県は現在9つ(東京都、茨城県、大阪府、三重県、鳥取県、秋田県、埼玉県、山梨県、沖縄県)。
石川県が10番目を目指している。
http://www.rilg.or.jp/htdocs/img/reiki/002_lgbt.htm
【都道府県】
(1)東京都「東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重理念の実現を目指す条例」
2018年10月15日公布
2018年10月15日施行
2022年11月1日改正施行
(2)茨城県「茨城県男女行動参画推進条例」
2019年4月1日改正施行
(3)大阪府「大阪府性的指向及び性自認の多様性に関する府民の理解の増進に関する条例」
2019年10月30日公布
2019年10月30日施行
(4)三重県「性の多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる三重県づくり条例」
2021年3月23日公布
2021年4月1日施行
(5)鳥取県「鳥取県人権尊重の社会づくり条例」
2021年4月1日改正施行
(6)秋田県「秋田県多様性に満ちた社会づくり基本条例」
2022年3月25日公布
2022年4月1日施行
(7)埼玉県「埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり条例」
2022年7月8日公布
2022年7月8日施行
(8)山梨県「山梨県多様性を認め合う共生社会づくり条例」
2023年3月24日公布
2023年3月24日施行
(9)沖縄県「沖縄県差別のない社会づくり条例」
2023年3月31日公布
2023年4月1日施行
性的指向・性自認及び性的少数者に対する差別的な取扱いを禁止することなどを規定している条例をもつ都府県は現在9つ(東京都、茨城県、大阪府、三重県、鳥取県、秋田県、埼玉県、山梨県、沖縄県)。
石川県が10番目を目指している。
http://www.rilg.or.jp/htdocs/img/reiki/002_lgbt.htm
【都道府県】
(1)東京都「東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重理念の実現を目指す条例」
2018年10月15日公布
2018年10月15日施行
2022年11月1日改正施行
(2)茨城県「茨城県男女行動参画推進条例」
2019年4月1日改正施行
(3)大阪府「大阪府性的指向及び性自認の多様性に関する府民の理解の増進に関する条例」
2019年10月30日公布
2019年10月30日施行
(4)三重県「性の多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる三重県づくり条例」
2021年3月23日公布
2021年4月1日施行
(5)鳥取県「鳥取県人権尊重の社会づくり条例」
2021年4月1日改正施行
(6)秋田県「秋田県多様性に満ちた社会づくり基本条例」
2022年3月25日公布
2022年4月1日施行
(7)埼玉県「埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり条例」
2022年7月8日公布
2022年7月8日施行
(8)山梨県「山梨県多様性を認め合う共生社会づくり条例」
2023年3月24日公布
2023年3月24日施行
(9)沖縄県「沖縄県差別のない社会づくり条例」
2023年3月31日公布
2023年4月1日施行
もう「gender identity」は出てこない [現代の性(性別越境・性別移行)]
7月6日(木)
G(ゲイ)の「活動家」がやたらと執着する「性自認」という言葉の大元である「gender identity」という言葉(概念)は、欧米ではすでにいささか古風になっている。
たとえば,雨詠歌精神医学会のマニュアルDSM-5(2013年)の「性別違和(gender dysphobia)」の診断基準では、「gender identity」はもう使われていない。
代わりに使われるようになったのは「experienced gender」である。
「性別違和」は、 experienced/expressed gender と assigned gender の間の incongruence(不一致)として定義される。
「experienced/expressed gender」は直訳すれば「経験してきた、もしくは表現してきたジェンダー」ということになる。
補足的に訳せば「社会生活の中で体験して実行してきたジェンダー」ということだろう。
世界保健機構(WHO)の疾病分類ICD-11(2019年)の gender incongruence(性別不合)でも同様だ。
「性別不合」は、experienced gender と assigned sex の間のincongruenceとして定義されている。
もう「gender identity」は出てこない。
「gender identity」が自己の性別に悩む当事者にとって大切な概念であることは変わらない。
しかし、社会の中で、それだけでは通用しないことは、ある程度の社会経験があるトランスジェンダーなら、皆、知っている。
私がずっと「gender identityは、当事者にとって重要ではあるが、社会の性別認識においては万能ではない」と言い続けているのは、そういうことだ。
「gender identity」と言う言葉に過剰にこだわるのは、世界的に見ると、控えめに言って10年送れている。
「活動家」の諸氏は、なぜかそうした世界の流れを学ぼうとしない。
忙しいからなのか、それとも理解力の問題なのか・・・。
G(ゲイ)の「活動家」がやたらと執着する「性自認」という言葉の大元である「gender identity」という言葉(概念)は、欧米ではすでにいささか古風になっている。
たとえば,雨詠歌精神医学会のマニュアルDSM-5(2013年)の「性別違和(gender dysphobia)」の診断基準では、「gender identity」はもう使われていない。
代わりに使われるようになったのは「experienced gender」である。
「性別違和」は、 experienced/expressed gender と assigned gender の間の incongruence(不一致)として定義される。
「experienced/expressed gender」は直訳すれば「経験してきた、もしくは表現してきたジェンダー」ということになる。
補足的に訳せば「社会生活の中で体験して実行してきたジェンダー」ということだろう。
世界保健機構(WHO)の疾病分類ICD-11(2019年)の gender incongruence(性別不合)でも同様だ。
「性別不合」は、experienced gender と assigned sex の間のincongruenceとして定義されている。
もう「gender identity」は出てこない。
「gender identity」が自己の性別に悩む当事者にとって大切な概念であることは変わらない。
しかし、社会の中で、それだけでは通用しないことは、ある程度の社会経験があるトランスジェンダーなら、皆、知っている。
私がずっと「gender identityは、当事者にとって重要ではあるが、社会の性別認識においては万能ではない」と言い続けているのは、そういうことだ。
「gender identity」と言う言葉に過剰にこだわるのは、世界的に見ると、控えめに言って10年送れている。
「活動家」の諸氏は、なぜかそうした世界の流れを学ぼうとしない。
忙しいからなのか、それとも理解力の問題なのか・・・。