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思春期ブロッカーの投与についての私見 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月29日(金)

思春期ブロッカーについては、不可逆的であるという信頼度の高いエビデンスも、可逆的であるという信頼度の高いエビデンスも、どちらも無いのが現状。

そういう状況で、積極的に使用を勧める医師は、かなりヤバいと思うのが、まともな医療倫理。

そもそもの話、思春期の二次性徴の発現による強烈な身体の変化を2年間も薬で抑え込むことが、どれだけ不自然なことであるか、普通にわかるはず。
投与を止めた後、身体にまったく影響がない(可逆的である)とは、とても思えない。

強い性別違和をいだく子どもの親御さんが思春期ブロッカーの使用を求める気持ちは解らないわけではない。
しかし、医師の側が積極的に使用を勧めるようなものではないのは、多くの医療関係者の共通認識打と思う。
その点、岡山大学病院の使用例の突出は問題視されても仕方がないと思う。
https://junko-mitsuhashi.blog.ss-blog.jp/2024-03-19-4

思春期ブロッカーの使用から、15歳でクロスホルモン投与に切り替え、成人後、戸籍の性別を変更して問題なく社会適応できる人はそれでいい。

しかし、思春期までの性別違和は不安定で、そうならない人がいるのは間違いない。
そうした人を含めて、思春期ブロッカーを積極的に投与するのは、私はおおいに疑問だ。
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