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「思春期ブロッカー」の使用についての最新情報 [現代の性(性別越境・性別移行)]

3月19日(火)

二次性徴抑制ホルモン療法「思春期ブロッカー」の使用についての最新情報。

日本精神神経学会への報告数(この10年間)
通計       98例
 岡山大学病院  64例
 KJ先生(大阪)約30例
 その他    約4例

使用例は、圧倒的に岡山と大阪。
とくに岡山大学病院での使用が突出して多く、全体の3分の2を占める。

首都圏での使用はごく少数。
使用に抑制的な精神科医が多いため。

私は、使用に抑制的(その可逆性に懐疑的)な先生の話を聞く機会が多いので、「それほど使われていない」と認識していたが、それはあくまで東日本の話で、岡山の突出した状況には驚いた。

岡山大学病院のデータ。
使用が承認されたのは79例。
近年(この3年ほど)急増中。
79例中、2022年だけで26例。
性別の内訳は、74例中assigned女性56例、assigned3男性18例、 性比は約3:1。

岡山大学病院でも泌尿器科のある医師は、「思春期ブロッカーは不可逆的ではない」という主張に懐疑的で、一般演題の報告の中で「生殖機能の発達に影響がある可能性」を指摘していた。
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