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大学淘汰=大学教員失業時代の到来 [世相]

3月23日(木)

恵泉女学園大学・大学院が2024年度から学生の募集を中止とのこと。
事実上の閉校であり、もっとシビアに言えば経営難による「潰れ」である。

一度だけだが、ゲスト講義に呼んでいただいた大学だけに、ちょっとショック。

女子教育の長い歴史がある恵泉女学園でも、この状態。
取り立てて特色がない小規模な女子大は、今後の生き残りは難しいだろう。

同様に、いわゆる「Fランク」大学や、地方の小規模大学も淘汰されていくと思う。

大学の淘汰は、大学教員の失業を意味する。
ずいぶん前から予測されていたことだが、いよいよ大学淘汰の時代が始まる。

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恵泉女学園大、閉学へ 共学志向? 2024年度から学生募集を停止

恵泉女学園(東京都世田谷区)は22日、東京都多摩市にある恵泉女学園大学と同大学院について、2024年度から学生の募集を停止すると発表した。今春の入学生を含め、全ての在学生が卒業後、閉学するという。

学園は、18歳人口の減少や共学志向など社会情勢の変化で、入学者の定員割れが続き、「金融資産の確保・維持が難しくなった」と説明した。大学の定員割れ傾向は14年ごろから続いていたという。近年では、18年度の入学生が定員290人に対し255人で、入学定員充足率は88%だった。19~20年度は100%を超えたが、22年度は56%まで落ち込んでいた。

同大は1988年開学。大学は人文学部と人間社会学部の2学部計4学科を持つ。大学院は、人文学研究科と平和学研究科の二つがある。同じ学校法人が運営する恵泉女学園中学・高校(世田谷区)は存続し、学園は「この件で不利益を被ることはない」としている。

女子大では、2017年に東京女学館大学(東京都町田市)が閉学した。男女共学化する女子大もあり、23年度からは神戸親和女子大(神戸市北区)が、神戸親和大となる。(山本知佳)

『朝日新聞』2023年3月22日 19時41分
https://www.asahi.com/articles/ASR3Q644HR3QUTIL027.html
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