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現実的な見通しとして・・・ [現代の性(性別越境・性別移行)]

1月10日(月・祝)

「GID特例法」の廃止を主張する人がいるが、同法は議員立法で成立したので、国会の慣例として、改正・廃止には全会派の合意が必要(その点、とても厄介)。

戸籍の性別変更を希望する方の人権を考慮すれば、「GID特例法」の単独廃止にリベラル政党が合意することは、まずあり得ない。

「GID特例法」の廃止があるとすれば、それは「新・性別移行法」の制定とセットになる場合だけ。

「新・性別移行法」案で、手術要件を外すのは、自民党が賛成しないと思うので、現実としては困難。

結局、「GID特例法」の部分改正で、お茶を濁すことになるだろう。
その場合、法律名の改訂だけでなく、「(未成年の)子なし要件」だけは、ぜひ削除してほしい。

いわゆる「LGBT理解増進法」案は、自民党の政調会長が高市早苗さんである限り、国会提出の可能性はない。
さらに、昨年の衆議院選挙に続き、今夏の参議院選挙でもリベラル勢力の後退はほぼ確実で、野党に法案の提出・成立を推進する力はない。

そもそも筋が悪い法案だし、このまま地に埋もれて欲しい。
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