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Transgender Day of Remembrance 2019 [現代の性(性別越境・性別移行)]

11月20日(水)

11月20日は「Transgender Day of Remembrance (TDOR) 」で、世界各地で殺害されたトランスジェンダーを追悼する日。

私も追悼イベント会場で黙祷をささげてきた。

Transgender Europe(TGEU)の集計によると、2008年~2019年9月末までに殺害されたトランスジェンダーは3314人。
TMM Update Trans Day of Remembrance 2019.jpg
昨年は2982人だったから、この1年間に332人のトランスジェンダーが殺されてしまった。
年次推移は2016年295人、2017年325人、2018年369人、2019年322人で、2017年(トランプ政権成立)以降続いていた増加傾向がやっと止まった。

地域的には
中南米   2350 → 2608人(+258)
アジア   249人 → 282人(+ 33)
北 米   219人 → 250人(+ 31)
ヨーロッパ 139人 → 148人(+ 9)
アフリカ   17人 → 17人(  0)
オセアニア  8人 →  9人(+ 1)

中南米が圧倒的に多く、かなり離れてアジア、北米、ヨーロッパの順。
北米のほとんどはアメリカである。

アフリカが少ないのは、カウントがニュースメディアに拠っているため、把握漏れが多いためと思われる。
はっきり言えば、どれだけ殺されているかわからない。
国別の詳細は示されていないが、日本は1人(※)で変化はないと思われる。

殺害方法は銃殺1252人、刺殺653人、撲殺334人。
殺害されたトランスジェンダーの61%がセックスワーカーだった。

※ 2015年11月のトランス男性の死亡例(東京福生市)がカウントされていると思われるが、警察の判断が殺害から病死になったので、取り消すべき。
むしろ、2011年10月に軽井沢で白骨遺体が発見されたニューハーフ死体遺棄事件(死体遺棄罪のみで殺人罪は不起訴)をカウントすべきだろう。
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