SSブログ

児童施設内の性暴力、同性の子同士が大半 [現代の性(性犯罪・セクハラ)]

9月29日(日)

この調査結果、かなり重大だと思う。
「加害児の89%、被害児の64%は男子。男子から男子への性暴力が全体の62%を占めた」

男性間の性暴力は、同性愛者が加害者になるよりも、異性愛者の支配欲求による加害の方がずっと多いと推測される。

-------------------------------------------------
児童施設内の性暴力、同性の子同士が大半 「性的衝動以外の理由、示唆」専門家らが調査・分析

児童福祉施設内の子ども同士で起きる性暴力は、同性間が7割を占め、特に男子同士の事案に重大な傾向がある――。こうした調査結果を、施設職員らのグループがまとめた。子ども間の性暴力の多くが、性的衝動によるものではなく、支配欲や知的障害など別の理由で起きていることを示唆しているという。

児童福祉施設内での性暴力の実態は長年、明らかにされてこなかった。厚生労働省が全国の実態調査をしたが、具体的な内容の分析や公表はされていない。

調査したのは、大阪府や兵庫県内の児童福祉施設や児童相談所の職員、研究者らでつくる「神戸児童間性暴力研究会」。原則18歳までの子どもが生活する児童養護施設など、全国にある入所型の児童福祉施設21カ所で、過去10年間に起きた子ども間の性暴力について詳しく聞き取った。集まった197の事案について分析した。

加害児と被害児を1対1でとらえた場合、調査対象は308ケースになった。加害児は156人、被害児は192人だった。加害児の89%、被害児の64%は男子。男子から男子への性暴力が全体の62%を占めた。全国の児童福祉施設の入所者は、男子が55%(厚労省調べ)。今回の調査では、男子の割合がそれに比べて多かった。

加害児の年齢は、85%が9歳以上。被害児は各年齢層にいるものの小学生が60%を占めた。

また調査によると、加害児の43%に知的障害、33%に発達障害などがあった。被害児もそれぞれ37%、24%だった。

性暴力の内容については、レイプに近いものから就学前の子どもの好奇心から来る探索行動までと幅広かった。ケースの重大度を5段階に分類したところ、男子が加害児の場合は、女子に比べて重大な事案が多かった。

研究会によると、性暴力の態様について(1)暴力的言動を背景にした強制的行動(2)支配の道具として使われる行動(3)主に知的障害のある子どもが自分の性衝動に適切に対応できず、代わりに性暴力に至るもの(4)性被害を受けた子どもが自ら同じような状況になること(再現)を求めた結果の行為(5)幼児が体への興味などからとる探索的な行動――などに分類できることも見えてきたという。

研究会は、今後さらに結果を分析し、支援の仕方や予防・早期発見・対応策について探る。

研究会代表の遠藤洋二・関西福祉科学大学教授(児童福祉)は「施設は、子ども間の性暴力の問題について隠したり、過小評価したりするのではなく、現実を見据えて対応するという意識をもつことが重要だ」と話している。(編集委員・大久保真紀)
る児

『朝日新聞』2019年9月28日16時30分
https://www.asahi.com/articles/DA3S14197658.html



nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。