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いまだに「火病」なんて・・・ [世相]

9月2日(月)

もうひとつ『週刊ポスト』ネタ。
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見出しで、「10人に1人は治療が必要(大韓精神神経医学会)」―怒りを抑制できない「韓国人という病理」と言っているのは、「火病」(韓国語Hwabyung、英語Hwa-Byung、日本語ひびょう)のことかな?

「火病」は1996年に制定されたアメリカ精神医学会の診断マニュアルDSM-4に「韓国人にだけ現われる珍しい現象で不安・鬱病・身体異常などが複合的に現われる怒り症侯群」として載っている。

ただ、この記載は、診断名や診断基準を定めた部分ではなく、巻末付録「文化的定式化の概説と文化に結び付いた症候群(culture-bound syndromes)の用語集」に載っているに過ぎない。

DSM-4を適用すると、「全般性不安障害」や「大うつ病」の診断になることが多いらしい。
しかし、韓国では「火病」=「憤怒症候群」として、いまだに民族特有の精神疾患考えられているようだ。

DSM-4が「文化に結び付いた症候群」と言っているように、私は、精神疾患というより文化的な背景をもつ情緒傾向に過ぎないと思う。

そもそもDSM-4は、2013年にDSM-5に改訂されたので、完全に過去のもの。
現行のDSM-5には記載がない。
時代遅れ過ぎる。


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