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銀座「いせよし」のコピー [着物]

6月20日(木)

Twitterで批判が集中している、銀座の着物屋「いせよし」のコピー。
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「着物を着ると 扉がすべて自動ドアになる」

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「ハーフの子を産みたい方に」

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「ナンパしてくる人は減る。ナンパしてくる人の年収は上がる」

たしかに、着物を着ていると、現象としては、ドアを開けてくれる人は増える。
外国の人は民族衣装として敬意を払ってくれる。
ナンパしてくる人の年齢層は確実に上がるから、中には年収の高い人もいるだろう。

でも、それが目的で着物を着るんじゃない。
そうした功利的な理由で着物を着るのは、いささかあさましいと思うし、着物屋が「それを言ったらおしめえよ」。
着物が好きだから、着物を着るのだ。



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銀座いせよし、広告コピー(博報堂・志水雅子)炎上「ハーフの子を産みたい方に」「ナンパしてくる人の年収は上がる」

東京都中央区銀座にある着物の販売店(呉服屋)「銀座いせよし」の広告コピーが批判を浴び炎上している。

といっても、炎上している広告コピーは2016年のもので、しかも広告業界の賞まで受賞しているものだ(詳細は後述)。
以下の画像はポスターの一部。

博報堂のコピーライター、志水雅子さんの作品だ。このコピーで新人賞を受賞しているので、割と若い人だと思われる。

「ハーフの子を産みたい方に。」一見して意味がわからないが、他のコピーとあわせてみると、その思想、世界観が伺える(後述)。

銀座いせよし公式サイトによると、「伊勢由」は明治元年(1872年)創業。

店主の千谷美恵さんは「伊勢由」の三女として生まれ、米金融シティバンクに勤務した経験により日本文化の大切さを再認識したとのことで家業を継ぐことに。その後「伊勢由」とは方向性が違うということで独立したとのこと。

今回の炎上のきっかけは、6月18日に投稿されたある別のコピーライターの指摘とみられる。

ハーフの子供を産むことを、ひとつのステータスと捉えるようなメッセージに、むちゃゾワっとした。。。 pic.twitter.com/o1fjcz3zhU
— ほりいさやか (@horiisayaka) 2019年6月18日

ここからジワジワと燃え広がり、6月19日の夜になり一気に炎上した。

3年前、2016年6月20日の銀座いせよしのブログには、このコピーが「東京コピーライターズクラブ新人賞に入選した」と誇らしげに報告されている。

掲載されている一連のキャッチコピーは以下だ。

・着るという親孝行もある。
・ナンパしてくる人は減る。ナンパしてくる人の年収は上がる。
・着物を着ると、扉がすべて自動ドアになる。
・スマホでしか撮らなかったことを、久しぶりに後悔した。
・ハーフの子を産みたい方に。

おそらくこれらのキャッチコピーの世界観では、着物を着ると、年収の高い人や外国人男性が言い寄ってきて、親切にしてくれて、年収の低い人は退散し、親孝行になって、デジカメで撮らなかったことを後悔する・・・・・・という冗談なのかマジなのかわからないが。

さて、前述の通りこの「ハーフの子を産みたい方に。」というコピーは、日本最大のコピーライター・CMプランナー団体「東京コピーライターズクラブ(TCC)」の新人賞に入選した。

当時のPRtimesの記事によると、その時グランプリとなったコピーはau三太郎シリーズの「みんながみんな英雄。」(電通の3名による)

最優秀新人賞は、電通九州の渡邊千佳氏による「名もなき一日を走る。長崎バス」。
そして20以上ある新人賞入選作の一つとして(一番末尾に)以下のようにある。

志水雅子(博報堂)
【代表コピー】ハーフの子を産みたい方に。

2019年06月20日01:39
http://blog.livedoor.jp/ninji/archives/53507347.html


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