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メイキング オブ『新宿「性なる街」の歴史地理』 [新宿「性なる街」の歴史地理]

   メイキング オブ『新宿「性なる街」の歴史地理』
         ―ブログ日記から―
                         三橋 順子

2012年 年末 来年(2013年)は、いよいよ(と言うかやっと)『「性なる場」の記憶-昭和期の「性」と社会-』の執筆に取り掛かるつもり。

2014年7月14日 「東京・新宿の『青線』について」脱稿。
         (『性欲の研究 東京のエロ地理編』平凡社 に収録)→ 第5章に
2014年 年末 『「性なる場」の記憶を求めて-昭和期の「性」と社会-』は、2014年11月にようやく着手したものの・・・。

2015年1月19日 「欲望は都電に乗って」を脱稿。
    都電と「赤線」の立地の話。
    「還暦(2016年5月)記念」で出版したい自著『「性なる場」の記憶を求めて」の第2章になる予定。 → 最終的に第6章
    全部で7~8章はないと本として格好がつかないから、まだ7~8分の1。
    でも、出してくれる出版社があるだろうか?

2016年4月25日 赤岩なほみさんの紹介で朝日新聞出版(築地)に出向き、出版の口約束。
    編集長の提案を受け入れ「連れ込み旅館」の章を断念し、内容を「遊廓・赤線・青線」に絞る。
6月15日 父、逝去。
8月8日 『「性なる場」の記憶を求めて(仮題)』執筆再開。
8月12日 「『新宿遊廓』はどこにあった?―消される土地の記憶―」脱稿。 → 第1章に
8月18日 (コラム)「『廓』という空間」脱稿 → コラム1に
8月20日 (コラム)「映画にみる『赤線』の客」脱稿。→ コラム3に
8月21日 (コラム)「2つの出会い」脱稿 → あとがきに
8月30日 第2章「「赤線」とはなにか ―その成立と経済」脱稿。
      → 最終的に分割・加筆して第2・3・4章に
9月5日 第5章「新宿『千鳥街」を探して」脱稿。→ 最終的に第7章に
10月2日 本の原稿の見直し・調整・送稿作業
      → この段階では、2017年春の刊行を目指していた
11月12日 (コラム)「昭和33年3月31日『赤線最後の日』の虚構」脱稿。→ コラム4に、
11月12日 (コラム)「朝山蜻一『女の埠頭―変貌する青線の女たち―』を読む」を脱稿。→ コラム5に

2017年3月28日 第3章まで、手直し終える。(1度目)
6月25日 コラム「新宿『旭町』の今昔」脱稿 → コラム7に
8月24~31日 原稿の手直し(2度目)。
8月25日 (コラム)「新宿『赤線』の写真」脱稿。→ 第5章のミニコラムに
9月6日 自分なりの完成原稿。

2018年2月11日~24日 『「性なる場」の記憶を求めて』の再々手直し(3度目)。
   3月8日 YUKO(井上優子)に表紙カバーのイメージを伝え、撮影を依頼。
   3月18日 YUKOから写真が届く。候補3点を選ぶ。
4月11日 『「性なる場」の記憶を求めて(仮題)』の最終原稿&図版を編集者に渡す。
5月25日 初稿(図版なし)ゲラ届く。校正作業開始。
6月26日 初稿校閲ゲラ、手直し終了。
7月5日 予定していた肝心要の写真の掲載許可が出ず、やむを得ず(コラム)「新宿『赤線』の写真」の掲載を断念。
    急遽、差し替え用の(コラム)「RAAと『赤線』亀戸」を執筆。→ コラム2に
7月21日 再校(図版入り)ゲラチェック開始
8月8日 同終了。
8月8日 書名、表紙カバー画像決定
8月13日 再校校閲ゲラ、手直し終了。
8月24日 装丁(表紙カバー・帯)決定。
8月29日 編集長からのメールで、「写真・図版の数が多くコスト増」を理由に、印税を10%から8%に値切られる。
9月2日 三校ゲラ届く
9月7日 著者校了。
10月10日 『新宿「性なる街」の歴史地理』(朝日選書)刊行

 地図好きの男の子から数えて58年。
 最初に新宿の「赤線」について知ってから25年。
 「赤線」研究のスタートから数えると17年。
 執筆の構想を立ててから6年。
 執筆開始から3年10カ月。
 朝日選書(朝日新聞出版)に内定してから3年6カ月。
 第一次原稿を編集者に送ってから3年余。
 そこから3回、手直して最終原稿を送ってから6カ月。
 本はあまり売れませんでしたが、自分が出したい本を形にできて大満足です。

 我慢強くお付き合いくださったフリー編集者の赤岩なほみさん、ありがとうございました。  赤岩さんのご尽力がなかったら、この本は世に出ませんでした。心から感謝しています。

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コバタカ

はじめまして
性なる街の歴史地理を書店で手にして
朝夕の通勤電車で集中して読破いたしました。
地図資料の正確な取り扱いと、
ロマンスグレー紳士の記憶話などが絶妙に絡み合う構成に
すっかり魅力されました。
私は埋蔵文化財、特に都内の江戸遺跡を取り扱う職業に就いておりまして、
土地の記憶という事に実感を抱いていましたので、
納得し、同感することが、御本にたくさんありました。

先生の今後のさらなるご活躍をお祈り申し上げます。




by コバタカ (2019-02-08 13:05) 

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