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銘仙図鑑(29) なにか楽しくなるけどよくわからない絵の銘仙 [銘仙図鑑(新規)]

銘仙図鑑(29) なにか楽しくなるけどよくわからない絵の銘仙
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【番号】 029
【名称】 なにか楽しくなるけどよくわからない絵の銘仙
【色柄】 白地に多色使いで、具象とも抽象ともつかない絵を織り出す。
     色は、赤・暗赤、橙・ピンク、緑、黄土・黄色・薄黄色、濃鼠・鼠色・薄鼠、黒の12色。
     絵は、花、家?、葉(もしくは樹)、風車(もしくは五弁の花)、白と黄土色(銀と金のつもり?)の玉が浮かぶ夕焼け雲?。
     子供が描いたような感じの、なにか楽しくなるような絵柄。
     全体的に赤みが強く、かわいらしい印象。
     生地はしっかりした織りで上質。
     ただし、緯糸のずれはかなり目立つ。
     あるいは、意図的にずらして、暈しの効果をねらったものか?
【技法】 平織、経糸・緯糸捺染、併用絣。
【産地推定】 伊勢崎(群馬県)?
【年代推定】 昭和5年(1930)前後??
【所蔵者】  三橋順子
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↑ これは花でいいと思う。百合?桔梗?
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↑ 歪んでいるけど家だと思う?
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↑ 木の葉? それとも樹木?
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↑ 風車? それとも五弁の花?
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↑ 織りは、緯糸のずれが大きい。
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↑ ちょっとずれ過ぎのように思える。わざとずらして、暈しの効果をねっているのかも?
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コメント 2

かずみ

これは面白いですね。
絵が下手なのかヘタウマなのか分からないギリギリです。
白地に原色使いで平面的に隙間を埋めていて子供の絵っぽく見えます。
でも面白い。
遠目には左右から張り出すミカン色の三角の中の白丸が目立って細かい柄が気になりません。
by かずみ (2012-12-27 07:41) 

三橋順子

かずみさん、いらっしゃいま~せ。

おっしゃる通り、遠目では華やかなきれいな柄に見えます。
でも、近くで見ると・・・まさにヘタウマ?
解説に「子供が描いたような感じ」と書きましたが、「ような」ではなく、本当に子供が描いた絵をそのまま図案化したような気がしてきました。

by 三橋順子 (2012-12-29 14:32) 

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