SSブログ

迎撃不能 [軍事]

7月29日(土)

28日深夜(23時42分頃)に発射された北朝鮮のICBM、分析の結果、射程は10000kmとのこと。
アラスカ、ハワイどころか、ロサンゼルス、シカゴが射程に入ってきた。
ワシントン、ニューヨークが射程内になるのも時間の問題。

NHKのカメラ(室蘭)が、北朝鮮のミサイルの落下を撮影していた。
342599461-1501276809_l.jpg
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170729/k10011079571000.html?utm_int=all_side_ranking-access_002
注目は、落下物体が分裂していないこと。
模擬弾頭が大気圏再突入の超高温・高圧に耐えていると思われる。

ということは、北朝鮮がICBM(大陸間弾道弾)の技術開発にほぼ成功したということ。
アメリカはいつまで我慢するのだろう?

見事なロフテッド軌道。
これでは迎撃不能(←なんか違うにゃ?)。
歌川広重 名所江戸百景 両国花火.jpg
(歌川広重「名所江戸百景」両国花火)

軍事情勢 [軍事]

4月25日(火)

今日25日は、朝鮮人民軍の創設記念日。
今のところ、北朝鮮に核実験やミサイル発射の動きはない。

一方、アメリカ海軍第7艦隊の原子力潜水艦「ミシガン」(SSGN727)が、韓国・釜山港に入った。
アメリカ軍の配置が徐々に進んでいるが、まだ空母カール・ヴィンソンが日本海に入っていないので、開戦はまだ先だろう。

朝のテレビニュースで、市ヶ谷(防衛省)に配備されたPAC3(迎撃ミサイル)が放送されていた。
ちゃんと北西の空(ミサイルが飛来すると予想される方向)を向いている。
でも、どれだけ当たるのかなぁ。
まったく当たらないということはないだろうが、全部、撃ち落とすのも無理だと思う。

15日に核実験があるかどうか? [軍事]

4月15日(土)

今日、15日(土)は北朝鮮の建国者・金日成主席の生誕105年記念日。

最大の注目は、金正恩最高指導者がこの日に合わせて6回目の核実験を行うか?

もし、実行したら、今度こそアメリカは黙っていないだろう。

アメリカとしては、空母打撃群が朝鮮近海の到着し、攻撃態勢が整うまで待ちたいところだが、トランプ大統領の性格からすると、その夜(15~16日)に攻撃開始かもしれない。

空母打撃群が間に合わなくても、すでに100発以上のトマホークを搭載した原子力潜水艦(複数)が朝鮮近海に待機しているので、攻撃力に問題はない。

すべては、15日に核実験が行われるかどうかだ。

【追記】
今日(15日)は、核実験がなくてなによりだった。
でも、まだわからない。


いろいろ軍事情報 [軍事]

4月14日(金)

ハワイにいた空母ニミッツがこっち(西太平洋~東シナ海)に向かっているというのは噂でなく本当のようだ(時事通信)。

南シナ海を北上中の空母カール・ヴィンソンに加えて、横須賀でメンテナンス中の空母ロナルド・レーガンが間にあえば、本当に空母打撃群が3つ揃うことになる。
そうなると、トマホーク600発かな。
-------------------------------
中国国際航空が、北京ー平壌の定期便の運航を休止(毎日新聞)。
同路線の運航は北朝鮮国営の高麗航空のみとなる。
-------------------------------
厚木基地で訓練中の艦載機ホーネットが、今までほとんど見たことがないミサイルフル装備で飛んでいたとのこと(基地近辺に住む友人から)。
-------------------------------
海上自衛隊の基地がある呉、舞鶴は、すでに空っぽとのこと(某筋)。

やっぱり、緊迫感が強まっている [軍事]

4月13日(木)

アメリカ第7艦隊の空母ロナルド・レーガンは横須賀でメンテナンス中。
艦載機(ホーネット)は厚木基地で訓練中。
間に合うのだろうか?

ハワイにいる空母ニミッツが西太平洋に急行するという噂もある。

ミサイルを迎撃する自衛隊のイージス艦は4隻中3隻がすでに日本海に展開(1隻は修理中)とのこと。

呉にいたはずのヘリ空母「かが」が、今日、横須賀に入港。
横須賀には同型艦「いずも」がいるので、自衛隊の中核艦が揃い踏み。

やっぱり、かなり緊迫感が強まっている。

飲み屋に兵隊さんが来なくなったら・・・。 [軍事]

4月12日(水)

いくら現代のハイテク戦争でも、戦争が軍事行動であるかぎり必ず予兆はある。

まず、戦力が揃わないと始まらない。
具体的に言えば、空母カール・ヴィンソンが朝鮮半島近海に到着しないと始まらない(15日頃、到着予定)。
あるいは、空母ロナルド・レーガンが横須賀から出港していかないと始まらない。

同様にヘリ空母「いずも」が出港するはず。
呉にいるヘリ空母「かが」は先月就役したばかりで、出撃体勢がとれるのだろうか?

始まる2日前くらいから、米軍も自衛隊も「総員待機」になるはず。
つまり、基地の街の飲み屋で、いつも飲みに来る兵隊さんが誰も来なくなったら、じきに始まる可能性大。

私がマスコミ関係者だったら、そういう店のママにコネクションを作っておく。
「毎晩みたいに飲みに来るジョージもロナルドもジョンも来てないのよ。今晩は暇だわ」
という情報がママから入ったら、その翌日あたりだろう。

25日かも? [軍事]

4月11日(火)

韓国で「アメリカ軍の攻撃開始は27日。新月だから」という噂が流れているらしい。

たしかに夜間攻撃なら月が大きくない時の方がいいが、なにも新月の当日でなくてもいいわけで、25日か26日かそこらへん。
25日は朝鮮人民軍の創設記念日なので、そこかも。
アメリカ軍はそういうことする(1945年3月10日の東京大空襲は陸軍記念日だった)。

その時期なら、空母打撃群が朝鮮半島近海に3つ揃うだろう。
1つの空母打撃群でも、世界のどの国より高い攻撃能力があるというのに、それが3つ。
すさまじいことになる。

シリア攻撃で発射されたトマホークは60基だったが、そんなものでは済まない。
おそらく200~300発のトマホークが軍事関連施設(含・核開発施設)に撃ち込まれ、爆撃機から投下されたバンカーバスター(地中貫通爆弾)が金正恩とその側近が立てこもる地下司令部を破壊する。

北朝鮮としては、アメリカ軍の攻撃開始から軍事施設が破壊されるまでのわずかな間に、グアム島や日本の米軍基地を目標にどれだけミサイルを発射し、38度線の北に並べた長距離砲や短距離ミサイルをソウルに打ち込んで「火の海」でできるか。

日本は、日本海に展開した海上自衛隊の「こんごう」をはじめとするイージス艦(イージスBMDシステム)がどれだけ敵ミサイルを迎撃・破壊できるか?
撃ち漏らした場合は、航空自衛隊のパトリオットミサイル (PAC-3)の出番になるが、それでも全部撃ち落とすのは難しいだろう。
数発は着弾し、被害が出るのは避けられない。

アメリカ軍の攻撃は短期間で終了。
終了と同時に、中国人民解放軍が鴨緑江(中朝国境)を渡ってピョンヤンに進駐し、中国の影響下で新政権を樹立する。
先日の、トランプー習近平会談で、そう話が決まっているはず。

おおまか、そんな予想だが、これまでは「それでもまあ、やらないだろう」だった。
でも、今回は「トランプなら、やるかもしれない」という感じがけっこうする。

ヘリ搭載護衛艦「かが」の就役 [軍事]

3月11日(土)

海上自衛隊の護衛艦「かが」が3月22日に就役する。
かが.jpg
「いずも」型護衛艦の2番艦で、基準排水量19,500トンは護衛艦としては同型艦「いずも」と並んで最大。
一見(というか、どう見ても)、空母にみえるけど、あくまでも「ヘリ搭載護衛艦」(DDH)。

「加賀」といえば、太平洋戦争開戦時に帝国海軍が世界に誇った6隻の正規空母の1隻で、ハワイ真珠湾攻撃に参加し、ミッドウェー海戦で戦没した。
加賀.jpg
その名をつけるのは、なかなか意味深。

残る5隻の艦名のうち「赤城(あかぎ)」は、海上保安庁が使っているので、護衛艦の艦名にはえないとのこと。

「蒼龍」は、2009年に就役した潜水艦「そうりゅう(SS-501)」の艦名になった。

残る「飛龍」「瑞鶴」「翔鶴」は、将来、建造される?本格的な空母の艦名にとっておくのではないかと思う。


中国海軍空母「遼寧」が太平洋へ [軍事]

12月25日(日)

呉勝利海軍司令官自らお出ましとは、中国海軍、ずいぶん気合が入っているな。

でも、海上自衛隊にとっては絶好のチャンス。
宮古水道で待伏せる潜水艦隊が正確なデータを収集できる。
そうすれば、もし「本番」になっても、確実に仕留められる。
遼寧.jpg
↑ 海上自衛隊撮影。すでに照準が合っているような・・・。

------------------------------------
中国海軍の訓練用空母、西太平洋へ 異例の「遠海訓練」

中国国防省は24日、中国海軍の訓練用空母「遼寧」が同日、訓練を行っていた東シナ海から、「遠海訓練」を行うとして西太平洋に向かうと発表した。経路は不明だが、宮古海峡などを通過する可能性も指摘されている。一部中国メディアは、遼寧が西太平洋に出るのは初めてとしている。

日本や台湾などを結ぶ「第1列島線」を越え、広域での実戦能力を向上させる構え。台湾や南シナ海問題などで対中強硬姿勢を見せる米国のトランプ新政権を牽制(けんせい)する狙いもみえる。その後、南シナ海に向かう可能性も指摘されている。

国営新華社通信によると、艦載機を載せた遼寧と駆逐艦など数隻の艦隊が黄海から東シナ海にかけて、艦載機の発着訓練や戦闘訓練などを実施。海軍トップの呉勝利司令官が遼寧に乗り込み、直接指揮を執る異例の態勢で臨んでいる。

遼寧省大連で中国初の国産空母が建造中で、近く進水するとの情報もある。国産空母の就役を前に、遠洋の実戦能力を習得しようとしているとみられる。(北京=西村大輔)

『朝日新聞』2016年12月24日23時30分
http://www.asahi.com/articles/ASJDS7FDYJDSUHBI03J.html?iref=comtop_list_int_n05

北朝鮮の核爆発は水爆ではない? [軍事]

1月6日(水)

北朝鮮が「水爆実験に成功!」と報じたが、気象庁が観測した人工地震の規模(M5.0程度)も、震動の波形も、前回(2013年2月12日)の原子爆弾実験とほとんど同じ。
規模的に、水素爆弾であるかは、おおいに疑わしい。

原爆がウランやプルトニウムの核分裂反応を利用した兵器であるのに対し、水爆は原爆の爆発力によって作り出された放射線・超高温・超高圧を使って重水素の核融合反応を起こし、そのエネルギーを利用する兵器。

原爆と水爆では放出されるエネルギーが桁違いだし、原理的にも正反対で、構造的にもかなり違う。
原爆の技術を単に延長しただけでは水爆は作れない。

-------------------------------------------------
地震の特徴「前回と酷似」 核実験監視機関が指摘

核実験を監視するため国際的な観測網を持つ包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)準備委員会(本部・ウィーン)は6日、北朝鮮の核実験によるとみられる地震の規模についてマグニチュード(M)4・9を観測したと明らかにした。

ランディー・ベルCTBTOデータセンター長によると場所は2013年2月の前回の実験時とほぼ同じで、「継続時間や周波数などの(地震としての)特徴も前回と非常に似ている」と語った。

CTBTO準備委員会は北朝鮮による前回の実験時、55日後に環境に放出された放射性物質を検出。今後、放射性物質が観測される可能性について、ベル氏は「どのような形で放出されるかによる。長い場合は数カ月かかることもありえる」と述べた。(ウィーン=喜田尚)

『朝日新聞』 2016年1月6日23時13分
http://www.asahi.com/articles/ASJ166X01J16UHBI040.html?iref=comtop_6_03