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出演予定 NHK Eテレ「はなしちゃお!~性と生の学問スペシャル 2024年春SP!」 [お仕事(出演・取材協力)]

下記の番組にコメント出演します。
よろしかったら、ご覧ください。

NHK Eテレ「はなしちゃお!~性と生の学問スペシャル 2024年春SP!」
放送日・2024年5月4日(土)20時~21時30分

複数あるテーマのうち、「異性装」のコーナーで、たぶん数分、コメントする予定です。

https://www.nhk.jp/p/ts/47NWJQ9RP7/episode/te/398L82131W/
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研究プラン [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

5月2日(木)

先日(4月29日)、私のライフヒストリー・インタビューの合間の雑談で、聞き取りの先生と、
「男性同性愛者のライフヒストリー的な学術調査って、あまりないのですよ。とくに高齢期にさしかかっている、あるいはなっているゲイを対象にした調査はほとんどないと思います」
「たとえば『高齢期を迎えた男性同性愛者の健康と福祉』みたいなテーマで科研費がとれたらいいですね」
という話になる。
実現すれば、1人くらい博士論文が書ける調査・研究だと思う。

ちなみに、以前、こんな論文を書いたことがある。
三橋順子「高齢トランスジェンダーのメンタルヘルスをめぐって」
  (『老年精神医学』32巻5号 ワールドプランニング 2021年5月 P 518~524)
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妊娠・出産能力を保持した男性の存在はすでに現実 [現代の性(性別越境・性別移行)]

5月1日(水)

家庭裁判所での家事審判(戸籍の性別変更を含む)の結果は一般的に公開されない。
静岡家裁浜松支部や岡山家裁津山支部で、「内摘」(子宮・卵巣摘出)なしで女性から男性への性別変更が認められた事例が報道されたが、あれは申立人がマスメディアに公表したから。

2024年10月25日の最高裁「生殖不能要件」違憲判決以降、同様の「内摘」なしの許可例がすでに続出している。
報道されたのはごく一部で、多くはサイレントで許可されている

3月の第25回「GID学会」研究大会(沖縄)の一般演題、針間克己「性同一性障害特例法生殖不能要件の最高裁における違憲判断後の、家庭裁判所における戸籍変更申立の審判の現状」でも、「はりまメンタルクリニック」で戸籍変更のための診断書を書いた事例で、「内摘」なしで許可になった事例が複数あることが報告されている。
私の知人でも、同様の許可例があり、日本各地の家庭裁判所で、すでに多数の許可事例が出ていることが推測される。

今後、性別変更についての法律がどのように改訂されても、いったん許可になった性別変更がくつがえされることはないので、妊娠・出産能力を保持した男性が一定数存在することは、すでに現実である。

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5月1日(水)慶應義塾大学法学部(日吉)「人であることⅠ」(3回目) [お仕事(講義・講演)]

5月1日(水)

15時過ぎ、家を出て、本降りの雨の中、慶應義塾大学(日吉)へ。
今期は3回とも雨だった。

法学部のリレー講座「人であることⅠ 多様性が織りなす社会」。

3回目のテーマは「トランスジェンダーの現在ー性別変更法をめぐってー」。

日本における戸籍の性別変更の歴史から始めて、2003年制定の「性同一性障害者の戸籍の取り扱い特例法」の概要、国際的な人権規約に照らした問題点、ICD-11の施行による「性同一性障害」概念の消失にともなう法改正の必然性、そして2023年10月25日最高裁判決の衝撃まで、1時間半弱で解説。

これで、3回の講義を終了。
このリレー講座担当の先生に「4年間(当初予定の3年+1年延長)お世話になり、ありがとうございました」と挨拶。

「来年度もよろしくお願いします」
「えっ???」

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