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少しだけ、良い傾向 [現代の性(性別越境・性別移行)]

12月13日(金)

今回の経産省職員トイレ制限問題の東京地裁判決や、今年1月の「GID特例法」の生殖機能を失わせる手術要件の違憲性についての最高裁の決定(現時点では合憲)などを見ていると、日本の裁判所がようやく海外の動向(国連諸機関の勧告、欧州人権裁判所の判例)を気にし始めたように思う。

もちろん、まだまだ国際的な人権感覚からはほど遠いのだが、少なくとも以前に比べれば、海外の動向を気にするだけ、ややマシになってきた。

最高裁は「社会状況の変化に応じて判断は変わりうる」とし「不断の検討」を求めているわけで、この傾向が、今後も続くことを期待したい。

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