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バチカン高官、同性愛を告白 [現代の性(同性愛・L/G/B/T)]

10月3日(土)

同性愛をめぐるバチカンの動向(記録のためにメモ)。

同性愛を告白した神父さん、やはり職務には留まれないのだろうな。

【追記(4日23時)】
やはり、解任だった。

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バチカン高官、同性愛を告白 カトリック教会内に波紋

ローマ・カトリック教会がタブー視する同性愛をめぐり、カトリックの教義をつかさどるローマ法王庁(バチカン)教理省の高官が同性愛者であることを告白し、波紋を呼んでいる。バチカンで4日から始まる世界代表司教会議でも同性愛をどう扱うか大論争となりそうだ。

同性愛を告白したのはポーランド人のハラムサ神父(43)。3日付の伊紙コリエレ・デラ・セラのインタビューで、「同性愛者であり、パートナーがいる」と語った。「同性愛は家庭を必要とする愛だ」とも述べ、時代の変化に合わせて同性婚は認められるべきだと訴えた。

報道に対して、バチカンのロンバルディ報道官は3日の声明で、「司教会議に対するメディアの過度な圧力を誘発するもので、非常に重大で無責任だ」と非難。ハラムサ神父はこれまでの職務を継続することはできないだろうと語った。

フランシスコ法王は「結婚とは男女がしっかり結ばれること」との教会の従来の家族観を堅持する一方、同性愛者を教会から排除しない考えを示している。訪米中にも、同性愛者の教え子と面会するなど柔軟な姿勢をみせた。

一方で法王は、同性カップルに婚姻証明を発行することを拒んだ米ケンタッキー州の郡書記官ともひそかに面会したと報じられた。だが、バチカンは「多くの中に混じって短時間会っただけだ」と否定。具体的な話はしておらず、法王が彼女の立場を支持した事実はないとした。(ローマ=山尾有紀恵)

『朝日新聞』2015年10月3日21時15分
http://digital.asahi.com/articles/ASHB367G0HB3UHBI016.html

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バチカン:カトリック神父が同性愛告白…言動問題視、解任

【ローマ福島良典】キリスト教カトリックの総本山バチカン(ローマ法王庁)は3日、同性愛者であることを公言した法王庁職員、ポーランド人のハラムサ神父(43)を解任すると発表した。ハラムサ氏はカトリックの教義を担当する法王庁教理省職員を務めていた。

ハラムサ氏は3日付の新聞インタビューで「私は同性愛者だ」と告白。スペイン人男性のパートナー同席のもとで同日、ローマで記者会見を開き、「教会は同性愛者の苦しみに目を向けて」と訴えた。バチカンではちょうど、カトリック聖職者270人などが現代社会における家族を巡る問題を話し合う世界代表司教会議の開幕(4日)を控えていた。

バチカン報道官は「その(司教会議の)前日にこのような発言をするのは極めて重大で無責任。会議をメディアの圧力にさらそうとするものだ」とハラムサ氏の言動を批判した。

カトリックの教えは男女による結婚を神聖視しており、同性愛者をどう処遇するかは教会にとって近年の大きな課題になっている。

フランシスコ・ローマ法王は9月下旬の訪米中、同性愛者のかつての教え子と旧交を温めた一方、同性カップルに結婚許可証の発行を拒否した地方公務員とも面会した。

『毎日新聞』2015年10月04日 22時01分(最終更新 10月04日 22時39分)
http://mainichi.jp/select/news/20151005k0000m030064000c.html
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