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11月2日(日)朝から凹む [日常]

11月2日(日)   曇り  東京   22.4度  湿度74%(15時)

10時、起床。
筑波大学の「芸バー」問題に関連して、あるLGBTフレンドリーな学生さんから、「マイノリティの人の立場を考えろ」って説教されてしまい、朝から凹む。

で、いろいろ考えてみたけども、「性的マイノリティ」とか「LBGT」とかいう概念にすんなりアイデンティファイ(カテゴリーとの同一化)できない自分がいることに改めて気づく。
もちろん「性的マジョリティ」にアイデンティファイできるはずもない。

だから、「性的マイノリティ」とか「LBGT」とかいう概念にすんなりアイデンティファイできる人に、ある種の胡散臭さと同時に羨望を感じてしまうのだ。

なんでこんな歪んだ人間ができたかと言うと、やはり自分がアイデンティファイしようとしたカテゴリーから「あんたは違う」とずっと言われ続けてきたトラウマがあるのだと思う。

まあ、還暦も近くなって今さら歪んだ人格が直るわけでもないし、友達少ないのも自業自得なわけで、「私は私」と思うしかない。

気を取り直して、自分の仕事をする。

途中、遅い昼食。
冷蔵庫にはめぼしいものはなかったが、戸棚にインスタント・ラーメンをみつける。
「うまかっちゃん 熊本火の国流とんこつ」(ハウス食品)。
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数年前にちょっとレクチャーした学生さんにもらったもの。
当然、賞味期限は切れていたが・・・。
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まずまず。

夕方、「女装秘密結社「富貴クラブ」関係写真コレクション(その10)―カルーセル麻紀の舞台写真―」をブログにアップ。
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-11-02-3
こつこつ整理してきて、やっと半ばを過ぎたという感じ。

夕食の支度。
牛肉を炒める。
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九条ネギを炒める。
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豚汁の残り(最後)。
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お風呂に入って温まる。
夜中、締め切りを過ぎている短い原稿を書く。
2000字のところ1600字ほど書いて、目途をつける。

就寝、5時。

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コメント 7

Ruinart

色々なジャンルに博識なのに、さらりと書いてらして、まだプロフィールも読んでいなかったので、 どんな過去をお持ちでも、大輪の花を咲かせた素晴らしい方だと思いました。 「LBGT」の世界を知りませんが、三橋さんの書くブログは、本当の優しさのある文章で気持よく読ませて頂いています。 
凹む必要はありません! これからも、コメントに参加させてください。
by Ruinart (2014-11-02 16:57) 

三橋順子

Ruinartさん、いらっしゃいま~せ。

凹んでいる時に、こう言っていただくと、ほんとうに励まされます。
ありがとうございました。

by 三橋順子 (2014-11-02 22:54) 

Gen

難しいですよね。
人は誰でもその立場にならないと分からないことあるし、理解しよう、力になりたいと思いながら根本的に解釈を誤ることもある。
性同一性障害やゲイなどの病理化が進めば我々が楽になれるだろう、と考える方たちのように。
その考え方に傷つく人もいるのにね。

私は先生のぶれないところが好きです。
敵を作ると思っても自分の学者としての本能(?良識?)からは逃げない。
自分にはできないのでつくづくすごいなと。
時にハラハラしながら拝見しています。
疑問を感じることがあっても、筋が通ってるので再考せざるを得ない。
たまに変なこと言ってしまったなぁと思っても、次からも変わらずコメント下さったりしてありがたいですし・・・・。

私はもう若くありません。
老眼だって進んできたし、白髪もしょっちゅう染めてるし、筋肉の衰えすら感じます。
最近よく思い出します。
昔のことを。
結構最悪な感じでしたよ。
今思うと恥ずかしい限りです。
若いってのはほんとに、自分だけが正しいと思ってたいしてものを知りもしないくせに、理屈で大人を責めてくる。
年数経てば自然に分かる事ってあるのに、それが分からなかった。
ものの見える範囲が狭いんです。
なのに自分が一番見えてると思ってる。
よくまあ、周囲の人たちが勘弁してくれたもんだ、ともう、ただただ手を合わせたい気分です・・・。
同時に今度はこっちが若い子に辛抱してあげないといけないんだな、そういう年になったんだな、と感じます・・・・。
もちろん逆もあるでせうが・・・・。

物事の核になる部分を見抜く力は育てるのに結構時間と労力がかかりますし、素質や環境に左右されることもあって、その力がある人の方が完全にマイノリティですよね。
先生はその方面のマイノリティです。
留学するとしばらくは海外の文化に圧倒されてなんでもあっちがよく見えて、って時期あるし、それから冷めない人もいるし、冷めさせてくれる師がいる人も。
冷めてから色々考えたり調べたことが血肉となるので、それをしないと単に「ロンドンでは~アメリカでは~」というだけの「日本では」残念な人になってしまう・・・。

新しい事に夢中になってて、なんでもそれ流に見て、考えてしているうちは違う考えは頭に入ってきませんし、浮かびません。
興奮が冷めた後で自分で色々調べて思ってたのと違う?という経験をするまで「違う」ことにも気付きません・・・・。
私は別の分野でそれを体験しました。
アップダウンが激しくてものすごく疲れましたが、分かるのに離れてから10年以上要りましたね。

あんまり気にしないでください。
私はみんなが右(思想でなくたとえですのでお気になさらず)に行こうとなったら血眼になって右に行くよう煽る人より、ほんとに右が正しいのか見極めてからにしよう、という少数派の意見も聞きたいです。
今みんな同じ流れにしようとなってる雰囲気が私はすごく嫌です。
違う意見も聞いて話し合っていかないと、みんなで間違うのが一番怖い・・・。
しかも正しいと思って・・・・。
みんな、そういうのがほんとにいいと思っているんでせうか・・・?

自分も「我々弱者にやさしくしてくれ」的な立場になるのはどうにも違和感があって我慢できませんね・・・。
てめえで手前の面倒見れるのが大人の醍醐味、沈もうが浮かぼうがてめえで決めたことに他人からどうこう言われる筋合いはない、人に助けてもらわなくても自分を分かってくれる友達さえいれば生きていけるよ、批判する奴が助けてくれるわけじゃあるまいし、と思っているので。
ガキの時分に苦労した「人の庇護下にいる」状態になんか死んでもなりたくないですね。
やっと考える自由、ものを感じる自由を勝ち取ったのに、わざわざ集団の意見で個人の幸福の尺度をほかの人に合わせなきゃいけない理由はありません。
だったら一人の方がいいです。
彼らの幸福と私の幸福は違う、それだけのことですから。

上の方がおっしゃるように、年を取らないと見えないことってあって、先生はまさにその典型だと思います。
先生を見てるとああいう風に年を取るならいいなぁ、と思いますし・・・。
お料理も毎度美味しそうで・・・(それも関係あり?)。
苦しんだこととか悩んだこととか今やっと全部活きてきた、って感じで。

また色々書いて下さいませ。
私は先生のお味方のつもりです・・・・。
及ばずながらですが・・・。
こんな毒舌家ですけど・・・。
by Gen (2014-11-02 23:51) 

たそがれ婦人

誰でも共感できる者、同じカテゴリーの者には甘くなり
そうでない者には斜に構えて見るものです
学閥なんて典型的なそれでしょうし
オリンピックで日本を応援するのもその一種ですね
誰にでも大なり小なりあるごく自然な感情ですし、
目くじらたてて否定する必要などないでしょうね
でも学者や研究者は、中立、客観性が肝要ですから
それを排除する努力をしていただきたいものですね

by たそがれ婦人 (2014-11-03 15:05) 

ばたふらい

どうか、これからも「私は私」でいてください。

順子さんのブログ更新を毎日、楽しみにしています。

僕はゲイですが、
「芸バー」問題で、順子さんの考えに共感します。
「終わりにします」と書かれてあるので、あえて詳しくは書きませんが。

いろいろな考えの人がいて、議論することで生まれるものがたくさんあるはずです。

これからも、順子さんの思ったことや考えたことを発信してください。
by ばたふらい (2014-11-03 17:28) 

みれい

こんばんは。
これには他人事ではなく我が身のことと感じられるところもあります。

~~~~~~~~~~
性別を越境したり変更することは私は病気だと思っていませんが、
心の性別が違う以前に男/女らしくないとか普通と違う子どもは
否定や排除されながら育つ状況になりがちで、そうすると
対人関係能力や社会性や人格形成に影響が出てしまい、
病気や障害というほどではないけれど生きづらさを抱えることになってしまいます。

性的マイノリティの人の中には性的マジョリティの人にあんたは違うと言われ続けてきて
寛容でなくなってしまった人もいるのではないでしょうか?。
by みれい (2014-11-03 20:36) 

磯田

何にも属さないから素敵なんです!そもそも性の有り様は十人十色だと思います。
by 磯田 (2014-11-03 23:03) 

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