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やはり男性の脳の器質的な問題? [事件・事故]

10月9日(木)
昨年の夏に「溺れ死ぬのは男性ばかり」という記事を書いた。
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2013-08-05-2
今年の6月には「真夜中に川に飛び込んで溺れ死ぬ男たち」という記事を書いた。
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-06-06-1
溺死者の約8割が男性というデータをベースに、なぜ溺れ死ぬのは男が多いのだろう?ということを考えた。
そして、男性にはリスク管理が甘い人が多いのではないか?
しかもそれは、かなり器質的なもので、自分の行動とリスクが頭の中(脳内)でリンクできないのではないだろうか?
という結論に至った。

そして長年(30数年)、学校教育の現場にいる人(家猫さん)の、近年、こうした一つのことしか考えられない、複数の事柄がリンクできない生徒(ほとんど男子)が増えているように思う、それは教育の問題ではなく、脳の器質的な問題のような気がするというコメントも紹介した。

今回の出来事は、まさにこうした説(男性の脳の器質的な問題)を裏付けていると思う。
月食を観に川に行くという行動、これはよくあることだ。
でも、なんでそこで泳ごうと思うのか?
この時点で月を観るという最初の目的はまったく忘れられ、川がある→泳ごうぜ、という短絡が始まっている。
その際、10月の夜の川で泳ぐことのリスクはまったく考慮されない。

「馬鹿な奴」と言ってしまえばそれまでだが、問題は男の子にこの手の「馬鹿」が多すぎるように思うのだ。

小さな男の子が、「わ~い、川だぁ」(川に向かって走り出す) → ドブ~ン(飛び込む音)、ザー(流される音)
というのと、まったく変わりない。

女の子が1人でも混じっていたら、きっと「危ないから、止めなよ」と声をかけただろうに。

【追記】
ネットをあちこち見ていたら「川面に月が映っていて、それを取りに川に入ったのだろう」という説があった。
たしかに、唐の大詩人李白は、船上で酔っぱらったあげくに川面に映った月を手に取ろうとして川に落ちて溺死した。
李白だからこそ風流譚になるので、この高校生の場合、100%違うと思う。
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月食を見に来た高校生、江戸川に飛び込み不明 
8日午後9時20分ごろ、千葉県市川市市川4丁目の江戸川で「友人が川に飛び込んで浮いてこない」と119番通報があった。同市に住む県立高校1年の男子生徒(16)が行方不明になっており、警察と消防が捜索している。
市川署などによると、男子生徒は友人5人と皆既月食を見に江戸川に来ていたという。同9時ごろ、友人2人と高さ1・7メートルの護岸から1人ずつ川に飛び込んだという。護岸に男子生徒の服があり、服を脱いで飛び込んだとみられる。
現場の水深は約6メートル。台風18号の影響で増水し、流れも急だったという。
『朝日新聞』2014年10月09日 11:12
http://www.asahi.com/articles/ASGB932Z2GB9UDCB002.html?iref=comtop_6_06
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コメント 2

西尾明子

何事にも慎重で両親の言う事をきく…けっして無茶をしない…って、女性脳なのでしょうか?私はけっして川には飛び込まないです。。そんな人生を送ってきました。でもつまらない感じがします。男の子はバカでも可愛いなと思います(笑)。
by 西尾明子 (2014-10-09 20:38) 

三橋順子

西尾明子さん、いらっしゃいま~せ。
「馬鹿な男の子もかわいい」のも確かです(ウチの息子)。
でも、16年育てた息子が、こんな馬鹿なことで死んじゃったら、親としてはたまらないと思います。
by 三橋順子 (2014-10-09 21:43) 

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