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日向灘でM6.1 最大震度4 [地震・火山・地質]

8月29日(金)
明け方4時14分、日向灘でM6.1、最大震度4の地震。
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29日04時14分頃、震源地は日向灘(北緯32.1度、東経132.2度)で、
震源の深さはごく浅い、地震の規模はM6.1.

宮崎県宮崎市、高鍋町、川南町、宮崎美郷町、
熊本県玉名市、宇城市、熊本市南区などで震度4を観測。
九州、四国地方の広域で震度3。
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この地震に先立つ01時30分頃に、日向灘でM4.3(最大震度2)の前震が、
04時32分頃に、日向灘で M4.5(最大震度2)の余震が起こっている。
いずれも、本震と同じく震源はごく浅い。

宮崎県と愛媛県の間、南海トラフの西端に位置する日向灘は地震の多発地帯。
この地域で起こる被害地震には2タイプあり、(1)M7.6前後のもの、(2)M7.0~7 .2程度のもの。
いずれも陸側のプレート(ユーラシアプレート)とフィリピン海プレートの境界面で起こる逆断層型の海溝型地震。

(1)のM7.6前後のタイプは、1662年 (M7.6)と1968年 (M7.5)の2回が知られていて、津波をともなう。
200~300年周期と推定され、前回が1968年でまだ46年しか経ってないので、心配はない。
(2)のM7.0 ~7.2のタイプは1931年 (M7.1)、1941年 (M7.2)、1961年 (M7.0)、1984年 (M7.1)と、約20~27年の短い間隔で発生すると推定されている。
前回は1984年なのですでに30年が経過していて、いつ発生してもおかしくない(30年以内の発生確率70~80%)。

今回の地震は、(2)のタイプよりさらに1ランク小さく、被害もなかったが、(2)のタイプの地震の引き金にならないか、心配だ。

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