銘仙図鑑(35) 青紫に躑躅(つつじ)の銘仙(単) [銘仙図鑑(新規)]
今まで「銘仙図鑑」に掲載してきた銘仙の多くは、デザイン的・技術的に優れた「逸品」が中心でした。
ただ、銘仙という絹織物が、昭和戦前期の大衆消費衣料として大流行したことを考えると、「逸品」ばかりの紹介では、銘仙の全体像を見誤ることになりかねません。
そこで、デザイン的・技術的に必ずしも優れていない「並品」も紹介していこうと思います。
(33)(34)(35)(36)はそんな作例です。
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銘仙図鑑(35) 青紫に躑躅(つつじ)の銘仙(単)
【番号】 035
【名称】 青紫に躑躅(つつじ)の銘仙(単)
【色柄】 青紫の地に、鼠色で花結び紐と躑躅(つつじ)の花・葉(形が違う?)を織り出す。
花芯(雌蕊・雄蕊)は暗紅色で表現する。
一定間隔で二本の細い帯を白で入れる(緯糸を染色)。
織の密度は並で、少しシャリ感がある(交織か?)。
織ずれや経糸の攣れは比較的少ない。
玉虫光沢はない。
色数や技法を抑えた普及品的な作例と思われる。
【技法】 経糸捺染、部分併用絣、解し織。
【産地推定】 秩父(埼玉県)??
【年代推定】 昭和8年(1933)前後??
【所蔵者】 三橋順子
↑ 暖色をほとんど使わず寒色でまとめて涼しさを出している?
↑ 花芯の表現。
↑ 花結びの紐葉の表現。経糸に攣れがある。
↑ 白く染めた緯糸を入れてアクセントをつけているが・・・、もう少し太く入れないと目立たない?
ただ、銘仙という絹織物が、昭和戦前期の大衆消費衣料として大流行したことを考えると、「逸品」ばかりの紹介では、銘仙の全体像を見誤ることになりかねません。
そこで、デザイン的・技術的に必ずしも優れていない「並品」も紹介していこうと思います。
(33)(34)(35)(36)はそんな作例です。
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銘仙図鑑(35) 青紫に躑躅(つつじ)の銘仙(単)
【番号】 035
【名称】 青紫に躑躅(つつじ)の銘仙(単)
【色柄】 青紫の地に、鼠色で花結び紐と躑躅(つつじ)の花・葉(形が違う?)を織り出す。
花芯(雌蕊・雄蕊)は暗紅色で表現する。
一定間隔で二本の細い帯を白で入れる(緯糸を染色)。
織の密度は並で、少しシャリ感がある(交織か?)。
織ずれや経糸の攣れは比較的少ない。
玉虫光沢はない。
色数や技法を抑えた普及品的な作例と思われる。
【技法】 経糸捺染、部分併用絣、解し織。
【産地推定】 秩父(埼玉県)??
【年代推定】 昭和8年(1933)前後??
【所蔵者】 三橋順子
↑ 暖色をほとんど使わず寒色でまとめて涼しさを出している?
↑ 花芯の表現。
↑ 花結びの紐葉の表現。経糸に攣れがある。
↑ 白く染めた緯糸を入れてアクセントをつけているが・・・、もう少し太く入れないと目立たない?
2014-08-02 12:04
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