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4月22日(火)明治大学「ジェンダー論」第2講「『性』と社会を考える(1)― ジェンダー論の基礎 ―」 [お仕事(講義・講演)]

4月22日(火)  曇りのち雨  東京  20.0度  湿度69%(15時)
8時半、起床。
昨日、ひどく痛んだ坐骨神経痛は、温めたせいか痛みが軽くなった。
朝食は、カスタードデニッシュとコーヒー。
シャワーを浴びて、髪にあんこを入れて頭頂部で結んでシュシュを巻く。
化粧と身支度。
黒地に白で抽象柄のチュニック(長袖)、裾にラインストーンが入った黒のレギンス(6分)、黒網のストッキング、黒のサンダル、黒のトートバッグ。
朱色と黒の有松絞りのショールを手提げ袋に入れる。

10時半、家を出る。
駅までの道筋にある藤の木が満開。
今年は藤が早く咲き、つつじは少し遅い。
P1090197 (2).JPG

東急目黒線から都営地下鉄三田線に入って、神保町駅へ。
歩いて駿河台下の明治大学へ。
電車がいつもより1本早かったので、11時35分に講師控室に到着。
レジュメは、初回出席241名だったので、余裕をみて270部を印刷。
12時30分、2枚×270部=540枚を抱えて教室へ。
レジュメをセットして、パワーポイントのセッティングをして、いったん講師控室に戻って、コンビニで買ったお握りで腹ごしらえ。

13時、講義開始。
教室を見渡して、「なんか多い・・・、増えてる」。
目視で250人はいる感じ。
「今日、初めての人、手を挙げてください」と言うと、30人くらいの手が上がった。
まず、コメント票の感想。
受講動機、まじめに考えてこの講座を取ったいる人がけっこう多く、さすがは明治大学で、結構なことだと思う。
ただ、講義を聴きたい人が聴いてくれるのは当たり前で、たまたま通りがかったような(「コマが空いていたので取りました」)人に、面白いと思ってもらえるようにするのが講師の腕のみせどころで、そんな講義ができるように頑張るつもり。

続いて、第1講の残りを片付ける。
2 「性」を考えることの意味
 (1)「生」と「性」の不可分性
 (2)「性」を内省することの必要性
 (3) 性別二元社会の仕組みを知る
 (4) 女性と性的マイノリティが果たしてきた役割
-------------(ここから)-------------------------
 (5)「性」を考えることの普遍性と今日性

第2講「『性』と社会を考える(1)― ジェンダー論の基礎 ―」に入る。
1 ジェンダーを考える
 (1)ジェンダー(Gender)とは何か?
 (2)ジェンダーの構築性
 (3)“Doing Gender”という考え方
 (4)ジェンダー概念の問題性
-------------(ここまで)-------------------------
2 ジェンダーと労働
 (1)雇用・労働における性差別の撤廃
 (2)女性労働の特質

例によって、身体とジェンダーの境界領域、相互影響の事例として「しぐさと関節構造」の話を実演。
ところが、昨日からの坐骨神経痛のせいで、「片足重心の女性の立ちポーズ」をしているときに、ズキンと痛んでよろけてしまう。
なんとも情けない。
まあ、そう思って、ボースの画像を用意していったのだが。
立ちポーズ(男)1.jpg立ちポーズ(女)1.jpg
↑ 男性の立ち方は両足重心、女性の立ち方は片足重心になりやすい。
股関節の構造的にその方が楽なのだろう。
これは身体構造の領域。
ところが、両足重心の立ち方は「男らしい」、片足重心の立ち方は「女らしい」という価値づけが行われると、それはジェンダー(社会的・文化的な性の有り様)の問題。
さらに、「男らしく」両足重心で立ちなさい、「女らしく」片足重心で立ちなさい、ということになれば、これはもうジェンダーの強制。
座りポーズ(男) .jpg座りポーズ(女).jpg
↑ 男性の足の組み方(足が交差)、女性の足の組み方(平行)。
これも、基本的には、そうした組み方が股関節の構造的に無理がないからそうなる。
しかし、しばしば足の組み方に「男らしさ」「女らしさ」のイメージが付与され、規範化される。
これらは「ジェンダーが身体を訓育する」事例であり、同時に「身体がジェンダーを規制する」事例である。

14時30分、終了。
後片付けをしていたら、明らかに学生でない中年男性から声を掛けられる。
名詞を拝見すると「学生相談室」の偉い方だった。
一瞬、講義内容が「セクシュアル・ハラスメントだ!」と訴えられたのかと思い、ドキドキする。
違った・・・。

講師控室に戻って、まずコメント票の仕分け作業。
続いて、残りレジュメの整理。
270部作ったのに残部は5部だけ。
265部が出ているわけで、前回比+24人。
前回分のレジュメも30部用意していったが全部なくなった。
今日、初めて来た受講生が約30人いたということ。
前回は履修登録者を250~260人と予想したが、20人ほど上方修正して270~280人とする必要がありそう。
ということで、今回のレジュメを10部増し刷り。
結局、2013年度の281名に近い人数になりそう。
15時30分過ぎ、辞去。
P1090200 (4).jpg
↑ ちょっと疲れた。

「はりまメンタルクリニック」の3軒隣の郵便局に「ゆうメール」を出しに行く。
針間先生に挨拶したかったが、残念ながら火曜日の午後は休診。
駿河台下の「丸亀製麺」へ。
かけうどん(並)+鶏天(280+120円=400円)。
P1090202 (2).JPG
帰路の電車で、コメント票を読む。
「1年生の時から注目していた授業でした。2年経って3年生になり、やっと取れました。うれしいです」
こちらこそ、うれしいです。

武蔵小山駅あたりで意識が遠くなり、2つ先の元住吉駅まで連れていかれてしまう。
自宅最寄り駅に戻って、「東急ストア」で買い物をして、降り出した雨の中を帰る。
18時半、帰宅。
夕食は、牛肉を炒める。
P1090204 (2).JPG
きのこのワイン・ソテーを作る。
P1090205 (2).JPG
諏訪で買ってきたわかさぎの佃煮。
P1090208 (2).JPG

食後、「日記」を書いているうちに、急速に眠くなり、ベッドへ。
就寝0時。


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コメント 2

べにすずめ

ご無沙汰してます。
ご自宅そばにこんなに綺麗に藤が咲く場所があるなんて、羨ましいです。
藤と桜とヒマワリが好きなので。
by べにすずめ (2014-04-25 20:04) 

三橋順子

べにすずめさん、いらっしゃいま~せ。
家から駅までの道が幾筋もあるので、好きな花木がある家を覚えていて、そろそろかなと思うと道を少し変えてます。
ヒマワリはどこにあるだろう?(笑)
by 三橋順子 (2014-04-26 13:10) 

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