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「出没!アド街っく天国」「昭和の六本木」特集 [テレビ批評]

10月17日(土)

テレビ東京「出没!アド街っく天国」は「昭和の六本木」を特集。
メインゲストが小川知子(1949年生)と西田敏行(1947年生)で、それにテリー伊藤(1949年生)が絡んで大盛り上がり。

「一億」の豆腐ステーキは単独で17位。
ディスコは「六本木ソウルナイト」(15位)というくくりで、「スクエアビル」全体が紹介されていた。
単独では、昔、西麻布にあり、現在、六本木に移ってで復活している「マハラジャ」が紹介されていた。
エレベーターが上下するのが外から見える「スクエアビル」の映像が、何度か流れたが、当時、あそこで遊んだ人には懐かしいと思う。

小川知子さんたちゲストが、VIPルームの仕組みをが若い司会者(井ノ原 快彦1976年生+須黒清華アナ1984年生)に解説していた。
常連のファッショナブルな女の子は「顔パス」(料金を払わずに入場可)という話に、女子アナが驚いていた。

ピザの「シシリア」と「ニコラス」が横並びで8位。
「香妃苑」のとりそばは「中華の名店」というくくりで7位。

私が知っているのは、「六本木交差点」(20位)はともかく、「青山ブックセンター」(11位)と「叙々苑・本店」(6位)、それと「ホテル・アイビス」、そして「アマンド」(1位)くらい。

私の短い「六本木時代」は、1993~95年だから、もう昭和じゃなく平成。
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↑ 1994年11月、六本木「芋洗坂」のビルで。

昭和末期(バブル全盛期)の六本木を語るには、あのお姐さんを召喚しないといけない。
「出でませ、おゆうちゃん!」
「・・・・(夜勤中)」


NHK放送のスペインドラマ「情熱のシーラ」 [テレビ批評]

8月3日(月)
この数年、NHK総合の日曜日23時代の海外歴史ドラマを視聴するのが、ほとんど習慣化している。
もともと歴史ドラマ好きなのだが、最近のNHK「大河ドラマ」の劣化が見るに堪えないこともあり、すっかり海外ドラマに嵌ってしまった。

「イ・サン」(韓国:2011年4月3日~2013年1月13日)
「トンイ」(韓国:2013年1月20日~2014年5月4日)
「ダウントン・アビー1」(イギリス:2014年5月11日~2014年6月22日)
「太陽を抱く月」(韓国:2014年7月13日~2014年11月23日)
「ダウントン・アビー2」(イギリス:2014年11月30日 ~2015年3月1日)
「ダウントン・アビー3」(イギリス:2015年3月8日~2015年5月31日)
「情熱のシーラ」(スペイン:2015年6月7日~)

6月から始まったスペインドラマ「情熱のシーラ」だが、「ダウントン・アビー」第3シリーズの終わり方があまりに過酷だったので、その衝撃の癒し、第4シリーズへのつなぎ、くらいにしか考えてなく、それほどの期待はなかった。
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初回は、1930年代初頭のスペインの首都マドリッドが舞台で、主人公のお針子シーラ・キローガ(アドリアーナ・ウガルテ)の世間知らずで、無分別な恋の成り行きを漫然と見ていた。
しかし、第2回で、主人公が絵に描いたようなろくでなしの男ラミーロと駆け落ちして、地中海を渡る場面で、モロッコの港町タンジールが見えてきたとき、思わず「わ~、きれい!」と声をあげてしまった。
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↑ タンジール遠望
逃避行の二人が滞在し享楽的な日々を送るタンジール、そして夫に騙され捨てられ流産までしてボロボロになったシーラがたどり着くテトゥアンの古い町並みやバザールの情景が実に魅力的で、今回もすっかり嵌ってしまった。
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↑ テトゥアン旧市街
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↑ テトゥアンのバザール
加えて、第4回以降、シーラが、テトゥアンの下宿屋の女将カンデラリアに助けられてオートクチュール・ブティックを開店して成功すると、幼いころから母に仕込まれ、お針子として天才的な腕前をもつシーラが作り出すドレスの美しさが、ドラマの大きな魅力になる。

リスクを計算できず、かなり無分別で危ない橋を渡ってばかりいた(高級ブティックの開店資金は銃の密売で得た)「地雷女」のシーラも、少しずつ成長していく。

シーラの成長を助けたのは、アパートの隣人の芸術家フェリックスと、そもそもはブティックの顧客で大親友になるイギリス人女性ロザリンダ・フォックス(スペイン保護領モロッコの高等弁務官ファン・ルイス・ベイグベデルの愛人)。
シーラと仲良しなのに手を出そうとしないフェリックスは、ゲイなのではないだろうか?
ロザリンダとシーラの親密な交流には、少しレズビアンの香りも・・・。

2人の影響もあって、シーラはテトゥアンの社交界で注目される存在になっていく。
他人のドレスを作ることにしか意識がなかったシーラが、自分で自分のドレスを着たとき、それまで秘められていた美しさが開花する。
ブテッィクの女将が、お金持ちの顧客夫人たちより美しいというのは、客商売上いささかまずいのではないかと思うが、そこはまあドラマだから。

『情熱のシーラ』の原作は、スペインのベストセラー小説マリーア・ドゥエニャス著『El tiempo entre costuras』で、直訳すると『縫い目の間の時間』。
次週第9回以降は、故郷スペインに戻って、マドリッドでオートクチュール・ブティックを開店するシーラが、いよいよイギリス諜報機関のスパイとして働き始める。
「縫い目の間」の意味もはっきりしてくるだろう。

ただ、渋い中年男の魅力を発散していたテトゥアン警察のバスケス署長、とてもかわいらしい使用人ジャミーラ(かなり美人だと思う)の出番がなくなるのは寂しい。

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異色のスペイン連ドラ「情熱のシーラ」…ストーリー高評価

スリリングなスパイ編、鮮やかな服も見どころ
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↑ 故郷のスペインに戻る方法を模索するシーラは、第2次世界大戦へと向かう時代の中で、スパイ活動に身を投じることになる

NHKは6月から、スペインの連続ドラマ「情熱のシーラ」(総合=日曜後11.00 全17話)の放送を開始した。

日本人には今ひとつなじみの薄いスペイン作品を、なぜNHKが選んだのだろうか。

物語は、スペイン内戦から第2次世界大戦に至る時代、お針子から後にスパイとなり、激動期を懸命に生き抜いたシーラ(アドリアーナ・ウガルテ)を主人公に据えたロマンス・ミステリー。ベストセラー小説が原作で、本国では2013年に放送され、高視聴率を獲得した。

NHKでは、「ダウントン・アビー」や「奇皇后」など米英、韓国を中心に海外作品を放送。その意味では今回は異色作となるが、初めからスペイン作品を狙ったわけではない。昨夏、局内で英国やドイツなど複数の国の海外ドラマを試写する中で、本作のストーリーが高評価を集めたのだ。

「純粋に内容が面白かったから購入を決めた」と同局編成局の坂本朋彦チーフ・ディレクター。スピード感あふれる展開はもちろん、主演女優が、顔立ちも含め、日本で人気になりそうとの読みもあったという。

ドラマの原題は、直訳すると「縫い目のあいだの時間」だが、わかりやすさが肝心と、日本では、主人公の性格をストレートに表現した「情熱のシーラ」となった。

スペインやポルトガル、モロッコなどでロケを敢行。最近の日本のドラマでありがちな細かいカット割りを減らし、異国情緒あふれる建物などを長回しで見せる演出もユニークだ。また、シーラは洋裁技術にたけているとの設定だけに、登場する鮮やかな女性服の数々も見どころ。既に「スペインに行きたくなった」「自分も服を作ってみたい」といった感想がNHKに寄せられているという。

これまでの放送でシーラは、婚約者を捨ててスペインからモロッコに渡るものの、恋に落ちた男の裏切りに遭うなど苦労を重ねてきた。19日の放送からは、経営する衣装店の顧客にナチスドイツ高官の妻らがいたことがきっかけとなって、徐々にシーラがスパイへと転身する姿が描かれていく。

今後のスパイ編では、布に縫いこんだ様々な形の糸でモールス信号を表現するなど、裁縫にまつわる小道具を生かしたスリルあふれるシーンが見せ場になるという。坂本チーフ・ディレクターは「争乱の時代、女性が人生を切り開く姿が描かれるので、目を凝らして見てほしい」と話している。(後略)
(吉田祐也)
『読売新聞』2015年08月03日 05時20分
http://www.yomiuri.co.jp/culture/tv/tnews/20150715-OYT8T50147.html?cx_text=10&from=ytop_os_txt2

NHK大河ドラマで明治大学女優が共演 [テレビ批評]

2月8日(日)
今夜のNHK大河ドラマ、主人公の文(吉田松陰の妹=井上真央:2009年明治大学文学部卒業)と高須糸(野山獄の女囚高須久の娘=川島海荷:明治大学文学部在学)の共演シーン、明治大学の広報部は録画しているだろうか?

これで、北川景子(2009年明治大学商学部卒業)がキャスティングされていれば、すごいのだが。

ちなみに海荷嬢(↓)は、今年度前期、私の「ジェンダー論」の受講生。
ますますの活躍を祈ってます。
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「紅白歌合戦」2014 [テレビ批評]

12月31日(水)
NHK紅白歌合戦を見ての感想メモ。

【着物関係】
吉高由里子(オープニング)真っ赤な大振袖。ダサ・・・。
 美人なのは間違いないのだから、もっとセンスの良い着物を着せてあげなればいいのに。
 結局、着物はこれだけ。

藤あや子  藤色に白藤の柄の大振袖。名前にちなんだ柄で品が良い。

伍代夏子  朱に白の染め抜き?で波模様の大振袖。これはすごい!

香西かおり 白地に黄色の花の訪問着。清楚。NHKもっとちゃんと写して。

坂本冬実 上から下にオレンジ暈しの地に、袖は山、裾は波模様。
 裾短に着付けて、履物はブーツという和洋折衷。

仲間由紀恵(審査員)青紫の地に花柄のアンティーク着物に廂髪の「蓮子さま」スタイル。
      やっぱり美しい。

石川さゆり 銀鼠の地に白の滝飛沫?、黒地に桜吹雪の打掛。
 黒の無地の帯に朱の帯締めを斜に結ぶ。
 すばらしい!

【着物以外】
薬師丸ひろ子 灰紫色のオフショルダーのロングドレス。
 主演&主題歌の映画『Wの悲劇』は、1984年12月の公開。
 実に30年ぶりに紅白歌合戦に登場。
 デビュー時からのファンとしては、とてもうれしい。

中森明菜 よかった~ぁ、ちゃんと歌い切った。
 いちばん心配だった。
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 全盛期の声量には遠く及ばないけど、生来の歌のうまさの片鱗はうかがえた。
 今までのいきさつ(2010年から活動停止、公の場に姿を現すのは約5年ぶり)を考えたら、まあ仕方がない。
 古いファンとしては、ともかく動いている生の明菜が見られたのがうれしい。
 そして、「昭和最後の歌姫」の復活への一歩になるのなら、さらにうれしい。

中島みゆき 容姿も声量もとうてい62歳には見えない。
 もうほんとうに大御所の貫録、こんな大歌手になるとは思わなかったなぁ。

美輪明宏 紅白歌合戦3回目(79歳)で初の女装、白のシンプルなロングドレス、髪は黒のショート。
 「愛の賛歌」を歌い終わった後、キラキラしたものが上からたくさん降ってきて、このまま天に召されるような雰囲気だった。

サザン・オールスターズ 驚いた! まったくのサプライズ出演。
 コンサート会場「横浜アリーナ」からのLive中継だったが、すごい熱気。
 メンバーみんな歳はとっているが、やっぱりすごいなぁ。
 同世代(リーダーの桑田佳祐は1歳下で同学年)が頑張っているのはうれしい。

松田聖子 純白のマーメードドレスで、52歳にして初の大トリ。
 それにしても、聖子と明菜の明暗を分けたものはなんだったのだろう?
 やはり男たちを食って自らのエネルギーにしていける女と、男に傷ついて身をすり減らしてしまう女の違いだろうか。

資生堂の「ザ・コラーゲン」のCM [テレビ批評]

12月5日(金)
資生堂の「ザ・コラーゲン」のCMに出てくるゴージャスで美しいマダム、誰かと思ったら・・・、
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https://www.youtube.com/watch?v=MtE2_Vobe_4
後藤久美子さんだった。
ちょっと、びっくり。
まあ、彼女も40歳、夫は元F1ドライバーのジャン・アレジ(フランス、202戦1勝)だから、まぎれもなくヨーロッパのセレブ夫人(スイス・ジュネーヴ在住)、大貫禄なのは当然なのだが。

でも、私の世代には、「ゴクミ」の愛称の華麗な美少女イメージが強く残っている。
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彼女の場合、20代後半から30代のほとんどの時期、日本の芸能界から消えていて、間のイメージが抜けているから、余計に違和感を感じるのだろうなぁ。

美少女が美人になるのは当たり前かもしれないが、誰もがそうなるわけでもない。
後藤久美子さん、とても素敵に歳を重ねたと思う。

10月12日(日)韓国ファンタジー時代劇「太陽を抱く月」 [テレビ批評]

10月12日(日)  曇り  東京   20.6度   湿度53%(15時)

11時、起床。
昨日、無理して外出したせいか、風邪少しぶり返し。
シャワーを浴びて髪と身体を洗う。

昼食は、昨夜作った麻婆豆腐(少し辛くした)の残りをご飯にかけて。
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午後は、私の論文の入稿作業中の編集者とメールのやり取り。
必要な画像を送信。

その後、資料の画像化作業。
サボっている「日記」書き。

夕食は、お刺身(ぶり、さんま)。
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いわし鯨の刺身。
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大根と油揚げのお味噌汁。
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NHKの韓国ファンタジー時代劇「太陽を抱く月」(第14話「天変の時」)を見る。
長編物が多い韓国時代劇にあって比較的短編(全20回)なので、いよいよ佳境。
記憶を失っていた女性主人公(元は世子嬪「ホ・ヨヌ」、現在は巫女「ウォル」:ハン・ガイン)が、徐々に記憶を取り戻し、王様(イ・フォン:キム・スヒョン)も死んだはずの世子嬪と巫女との同一性に気づいていく。
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韓国時代劇にはめずらしく実在の時代・人物ではない、フィクション設定(朝鮮王朝ではあるが)。
その分、人物設定とか時代考証とかあまり気にせず、気楽に見られる。
「トンイ」の時のような主人公への感情移入もあまりない。

それにしても、皆既日食の時、王様が素服姿で朝庭に出て、欠けていく太陽を拝礼するのには驚いた。
中国皇帝や日本の天皇は、日食の日は「廃務」(朝廷の業務停止)で自身は重い慎み、宮殿の戸を閉ざして絶対に外に出ない。
欠けていく太陽の光を浴びるなど、とんでもないこと。
天帝(太陽)の付託を受けて天下を治める皇帝(天皇)と、単なる王との儀礼の違いなのか。
それとも、時代考証が間違っているのか?
続きを見たくなり、ネット動画を探して、16・17・18回を見てしまう(15回は見つからなかった)。
就寝、5時。

2人の女子高生の壮大な追いかけっこ [テレビ批評]

7月19日(土)
かなり評判になっているので、すでに視た方も多いと思うが、サントリーのC.C.レモンのCM。
http://youtu.be/qHFr1_md3Ok
どこにでもいそうな2人の女子高生による壮大な追っかけっこ。
熱海の街を舞台に逃げ、追っかける2人はまるで女忍者のよう。

親友同士、いつも教室でじゃれあっている2人の女子高校生がスマホ撮影をきっかけに追いかけっこを始める。
教室から廊下へ逃げる。
屋根の上を走って窓から特別教室に飛び込み、樋をよじ登って屋上へ。
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そこからダイビングして自動車の屋根をクッションに地上へ。
先生やお母さんに「そんな危ないことをしてはいけません!」と叱られるようなことの連続。
そして、追いかけっこは学校を飛び出て熱海の街へ(本人たちは下校のつもり)。
来宮(きのみや)神社、熱海城と、熱海の名所を駈け回る。

追いかける方の娘が社前でぺこりと頭を下げる場面、私は好き。
どんな時でも敬神の心を忘れてはいけない。
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そして、最後は海岸へ。
「捕まえたぁ!」
砂浜を抱き合ってゴロゴロ転げる2人。
そして並んで海を眺めながらリュック・サックから取り出したのは・・・。

途中、「撒き菱(まきびし)」「丸太」「煙玉」「むささび」「やもり」など忍者顔負けの技も繰り出し、日本≒忍者と思っている外国人視聴者にも大サービス。
敢えて言えば、「丸太」を使った変わり身の術は「空蝉(うつせみ)」と称すべきだろう。

CMとしてと言うより、映像としてとても楽しい出来栄えで、傑作だと思う

抜群の体術(俊敏さ、跳躍力)を見せる逃げる方の女子高校生役は、吉野楓香(よしのふうか) さんというプロ・キックボクサー(闘神塾所属)の現役女子高生。

前に紹介した空手家&女優の武田梨奈さんもそうだが、最近の若い女の子はほんとうにすごい!
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-06-16-2
一昔前なら、男の子がやっていた役割を、可愛く、あるいは美しく見事にやり遂げてしまう。
これでは、ますます男の子の出番がなくなるなぁ。

6月22日(日)イギリスのテレビドラマ「ダウントン・アビー 〜貴族とメイドと相続人〜」 [テレビ批評]

6月22日(日)  曇りときどき雨  東京  23.4度  湿度76%(15時)
12時、起床。
久しぶりにゆっくり眠れて、疲労回復。
金曜・土曜と出歩いていたので、今日は自宅で過ごす。
お昼は、醤油ラーメンを茹でて、野菜炒めと焼き豚を乗せる。
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午後は、ブログに記事を書いたりしながら、のんびり過ごす。
(参照)
「歌舞伎町コマ劇前、女子学生集団昏睡事件」
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-06-22-2
「『セクハラ野次』議員はこの中にいる」
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2014-06-22-3

夕食の支度。
きびなごの一夜干し。
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茄子とオクラと卵のお汁。
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お刺身(まぐろ、あいなめ)。
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少しだけ、とろろ。
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で、山かけご飯(ご飯は雑穀入り)。
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NHK放送のイギリスのテレビドラマ「ダウントン・アビー 〜貴族とメイドと相続人〜」を見る。
録画しておいた第6話と、今日放送の第7話(第1部最終回)。
同じ時間帯で放送していた韓国時代劇「トンイ」(全60回)が、波乱万丈のストーリーで、毎回、山場があったのに比べると、実に「山場」に乏しい。
メインは、グランサム伯爵家の長女メアリーと、伯爵家の相続人になった中流階級出身で遠縁の青年弁護士マシュー・クローリーの恋愛なのだが、あとは、伯爵さまの嗅ぎ煙草入れがなくなったり、料理人のおばさんが白内障になったり、伯爵の従者ベイツを追い出す悪巧みなど、「事件」が実に地味だ。
淡々としたストーリー展開なのに、毎回見てしまうのだから、脚本・演出がそれだけ優れているのだろう。
「地味」だけど「滋味」があるというべきか。
で、第一次世界大戦が始まった場面で第1部が終わってしまった。
なんとも中途半端な気分。

明日の講義の準備。
お風呂に入って温まる。
溜まっているメールのお返事書き。
就寝3時。

「この人魚、誰?」 [テレビ批評]

4月14日(月)
さっき、ポカリスエット・イオンウォーターのテレビCMを見て、「この人魚、誰?」と思い、調べてみたら・・・、
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深キョン!
これは、すごいなぁ。
きれいだし、セクシーだし、絶対、評判になると思う。

深田恭子は2005年のテレビドラマ『富豪刑事』(テレビ朝日系)以来、注目している。
どちらかと言えば、ぼっちゃりした頬&猫目の童顔で、年齢より幼い(あどけない)印象を与える女優さん。
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↑ 「あのー、ちょっとよろしいでしょうか?」

ただし、実はかなりのセクシー・ボディの持主であることは、2009年の映画「ヤッターマン(実写版)」のドロンジョ様でわかっていた。
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↑ 第52回ブルーリボン賞助演女優賞受賞

今回のCM、すぐに深キョンとわからなかったのは、頬から顎のラインがすっきりして、すっかり三角顎になっていたから。
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15歳で女優デビューした彼女もいつの間にか31歳、すっかり「いい女」になったんだなぁ。

生番組単独司会32年8054回、「笑っていいとも!」最終回 [テレビ批評]

3月31日(月)
「森田一義アワー 笑っていいとも!」が今日、最終回。
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生番組単独司会32年8054回、浮き沈みが激しい芸能界で、この数字はまさに偉業。
「笑っていいとも! グランドフィナーレ」(20~23時)の生中継を見ながら、この文を書いているのだが、次々に登場する面子がすごい!
日本の主なお笑いタレントが総出演している感じで、まさに32年の蓄積。

タモリ(森田一義)氏は、私より10歳年長だが、芸能界デビューが30歳と遅いので、まさに同時代のタレント。
「笑っていいとも!」が始まる前は、まだ密室芸的なイグアナ、中州産業大学教授、ハナモゲラ語、4カ国親善麻雀など形態模写が持ち芸のキワモノタレントだった。
何をするかわからない危ないタレントで、現在のタレントだと、江頭2:50に通じるアングラ臭が濃厚なタレントだった。
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そんな頃からの長いファンだが、まさかこんなに温和な安定的な司会者になるとは思いもしなかった。
私が「笑っていいとも!」を、いちばん見ていたのは、時間が自由だった学生~院生時代だったと思う。
週に3~4回は見ていた。
忙しくなるにつれて、お昼に家にいる日が少なくなって見る回数が減り、最近は1回見られるかどうかという感じ。
この数年は、番組のマンネリ化とタモリ氏の体力・気力の低下は見ていて明らかで、さすがに限界だと思う。

性的マイノリティの立場からすると、「笑っていいとも!」の大きな功績は、1988年10月に始まった「Mr.レディー、Mr.タモキンの輪」。
翌年9月まで50回にわたり28人の「Mr.レディー(ニューハーフ)」が出演し、世間の関心を集めた。
それまで夜の世界の住人だった性別越境者を見る間の世界に引き出して社会認知を高めた点で画期的な番組だった。

また、2005年に始まる「彼氏が彼女に着替えたら」は、一般参加のカップルの「彼氏」を「彼女」が女装させて、レギュラー陣が評価するコーナーで、2008年頃から現在に至る「男の娘(こ)」ブームの火付け役になった。

タモリさんにお会いしたのは、22年前、1992年に1度だけ。
「タモリ倶楽部」(テレビ朝日)でタモリさんが女装クラブ「エリザベス会館」に取材に来た時に、私が案内役を務めた。
あの時、46歳の働き盛りだったタモリさんも、今や68歳。
38歳だった私も58歳。
いつの間にか、ずいぶん長い歳月が流れている。

タモリさんはこれで引退されるわけではない。
もう一つの長寿番組「タモリ倶楽部」(1982年~)を細々と続けながら、「趣味人」として長生きしてほしい。
ともかく「長い間、お疲れ様でした」
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タモリ牧師」最後のあいさつ
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「笑っていいとも!」最終回の模様を映すビジョン=31日正午過ぎ、東京・新宿(原田史郎撮影)

31日昼の「笑っていいとも!」最終回冒頭、白い「牧師姿」で登場した司会のタモリさんが、外国人風のイントネーションで語ったあいさつの内容は以下の通り。

「ドウモアリガトウゴザイマス。去年ノ年末デコレ(牧師)ハ終ワッタハズナンデス。マタ出テキチャイマシタネ。

『イイトモ!』最終回。今日ハ私、朝カラ涙ガスゴイ出マシテ。…違ウ違ウ、花粉ガ多イナト。玄関ノ方ニモ近所ノ方タチガイッパイ来マシテ、車ヲ見送ッテクレマシテ、『さよなら! さよなら! ありがとう!』。…引退スルブルートレインハコンナ気持チカナト思ッテオリマシタ。

コノ番組ガ始マッタノハ1982年。思エバ、長イ月日ガ流レマシタ。ソノ年ハ、500円硬貨ガ発行サレマシタ。…私モサッキ知ッタンデス。プロデューサーニ聞キマシタ。ソレカラ、今ハナキテレホンカードモ、ソノ年ニ発行サレマシタ。コレモプロデューサーカラ聞キマシタ。モウヒトツアッタンデスガ、忘レテシマイマシタ…。最近物忘レガ激シイ。

ソシテ今日デ、最終回デスネ。マアコレモ、明日カラ消費税ガ上ガリマス。今日マデガ5%。『いいとも!』ヲ語ルトキニ、ツイデニ語ッテクダサイ。ツイデニ語ルト、ナンカソノ人ガ賢イヨウニ見エマス。秘訣(ひけつ)デス。ソレカラ、747ジャンボガ今日ガ最後ノ飛行デス。サッキニュースデヤッテマシタ。
エー、『いいとも』モ8054回、今日デ終ワリマス。8054回。ヤレ…ヤレゴシ…。ソウ覚エテイタダケレバ結構デス。

アマリ一人デグダグダグダグダシャベッテモ…。ヨク『いいとも!』ノ思イ出、第一ハ何? ト聞カレルンデスケレドモ、一番ノ思イ出ハ、ナントイッテモ青汁デス。…マッズイ。飲ンダ後、オ笑イヤル気シマセン。ツッコミモヤリタクナイデス。人ガボケルト、頭ニキマス。(大声で)つっこまなきゃいけないじゃないかよ!

ソレデハ、本当ニコノ牧師、最後ニナリマシタ。神ノ言葉ヲオ伝エシマス。今日ハコレ(聖書)ヲ開イタトコロヲ読ミマス。イツモナラ神ノ言葉ハ決マッテイマスガ、今日ハ開イタトコロデイキマス。(観客席に向かって)『ストップ』トイッテクダサイ。

(観客席「ストップ!」)

ココニ書イテアル神ノ言葉ヲ読ミマス。

(聖書を開いて)…英語デシタ。

いいとも最終回、いってもいいかな?」

「msn産経ニュース」2014.3.31 15:00