倫子さま走る [テレビ批評(光る君へ)]
2月6日(火)
「光る君へ」第5回「告白」。
左大臣家の姫君・倫子さまの愛猫が逃走して、それを姫君が追いかけて(シュタタタタタタという感じで、かなり速い)、父の左大臣・源雅信と客の太政大臣・藤原頼忠(公任の父)、右大臣・藤原兼家(道長の父)たちの前をよぎるシーン。
『源氏物語』若菜の巻・上で、光源氏の正妻・女三宮の飼猫の紐が御簾に絡んで、御簾が上がり、女三宮の顔を柏木が見てしまう(そして密通につながる)シーンのオマージュ(というかパロディ)であるのは、『源氏』好きにはすぐわかる。
しかし、いくら愛猫が逃げたとはいえ、聡明で思慮深い倫子さまがそんな無作法なミスをするはずはなく、猫を利用した「わざと(策略)」ではないか?というのが、倫子さまファンの間でのもっぱらの評判。
そもそも,当時の「寝殿造」の構造からして、主人が客を迎える「寝殿」と家族が住む「北の対」とは別の建物。
偶然、こんなことが起こるはずがない。
やはり、道長の父、兼家に自らの存在を認識させる戦略のように思う。
ちなみに、猫の名前は「こまろ(小麻呂)」らしい。
「光る君へ」第5回「告白」。
左大臣家の姫君・倫子さまの愛猫が逃走して、それを姫君が追いかけて(シュタタタタタタという感じで、かなり速い)、父の左大臣・源雅信と客の太政大臣・藤原頼忠(公任の父)、右大臣・藤原兼家(道長の父)たちの前をよぎるシーン。
『源氏物語』若菜の巻・上で、光源氏の正妻・女三宮の飼猫の紐が御簾に絡んで、御簾が上がり、女三宮の顔を柏木が見てしまう(そして密通につながる)シーンのオマージュ(というかパロディ)であるのは、『源氏』好きにはすぐわかる。
しかし、いくら愛猫が逃げたとはいえ、聡明で思慮深い倫子さまがそんな無作法なミスをするはずはなく、猫を利用した「わざと(策略)」ではないか?というのが、倫子さまファンの間でのもっぱらの評判。
そもそも,当時の「寝殿造」の構造からして、主人が客を迎える「寝殿」と家族が住む「北の対」とは別の建物。
偶然、こんなことが起こるはずがない。
やはり、道長の父、兼家に自らの存在を認識させる戦略のように思う。
ちなみに、猫の名前は「こまろ(小麻呂)」らしい。
2024-02-07 09:46
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0
コメントの受付は締め切りました