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反トランスジェンダー法に対する連邦地裁の判決 [現代の性(性別越境・性別移行)]

6月22日(木)

連邦地裁の判決とはいえ、この数年、共和党優勢州で続いていた規制(禁止)に歯止めをかける判決。

日本の場合は、「診断と治療のガイドライン」が規範。

思春期以前の性別違和には、医療は積極的介入をせず、「受容的見守り」。
思春期以降は、希望すれば「思春期ブロッカー(GnRHアゴニスト)」が使えることになっているが、私はやや懐疑的(不可逆性の証明が不十分)。

フロリダ州の連邦地裁も「反トランスジェンダー法」を差し止め。
ちょっと潮目が変わってきたかな。
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未成年の性別違和治療禁止法、連邦地裁が無効判断 米アーカンソー州

米アーカンソー州の連邦地方裁判所は20日、同州が2年前に定めた、トランスジェンダーの未成年に医師が性別違和(性同一性障害)の治療を行うことを禁じる法律を無効とする判決を出した。

アーカンソー州はアメリカで初めて、未成年がホルモン療法や性別適合手術などを受けられないようにする州法を定めた。以来、少なくとも19州が同様の禁止措置を導入している。

しかし、同州連邦地裁のジェイ・ムーディー判事は、この州法が「子供を保護」していると、同州は証明できなかったと結論付けた。

この決定は、共和党が与党となっている他の州でも、同様の措置に影響を及ぼす可能性がある。

アーカンソー州政府は、控訴するとしている。

「BBCニュース」2023年6月22日
https://www.bbc.com/japanese/65982165
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フロリダ州の反トランスジェンダー法を差し止め、連邦地裁が判断

[21日 ロイター] - 米フロリダ州の連邦地方裁判所は21日、トランスジェンダー(出生時の性と自認する性が一致しない人)に対する医療行為にメディケイド(低所得者向け医療保険)からの給付を禁じた同州の措置を無効とした。同州の反トランスジェンダー法が阻止されたのはこの2週間で2度目となる。

ロバート・ヒンクル判事は、この措置が憲法修正第14条の平等保護の権利、さらに連邦メディケイド法と医療保険制度改革法の性差別禁止に違反するとした。

同判事は今月6日、18歳未満に対する思春期阻害剤やホルモン剤などによるジェンダー・アファーミング・ケア(ジェンダーを尊重する医療)を禁止する同州法の施行を部分的に阻止していた。

ジェンダー・アファーミング・ケアを禁止する州法はアラバマ州、アーカンソー州、インディアナ州、オクラホマ州でも差し止められている。

「ロイター」2023年6月22日3:06 午後11時間前更新
https://jp.reuters.com/article/idJPL6N38E02F

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