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11月6日(木)早稲田大学でゲスト講義 [お仕事(講義・講演)]

11月6日(木)  曇りときどき小雨  東京  21.3度   湿度69%(15時)
10時半、起床。
朝食は、りんごデニッシュとコーヒー。
シャワーを浴びて、髪と身体を洗い、髪はよくブローしてあんこを入れて頭頂部で結んでシュシュを巻く。
化粧と身支度。
紺地に白い雲のような模様のロング・チュニック(長袖)、黒のブーツカットパンツ、黒網の膝下ストッキング、黒のショートブーツ、焦茶のトートバッグ。
黒のカシミアのショールを手提げ袋に入れる。
14時40分、家を出る。
駅前の回転寿司で軽い昼食(2皿)。

東急東横線で渋谷駅に出て、JR山手線に乗り換えて高田馬場駅へ。
学バスに乗って、早稲田大学へ。

今日は恒例化している木村晶子教授(英文学)のゲスト講義。
例年、前期の終わり頃(6月末~7月初)に英米文学のゼミでレクチャーするのだが、昨年から後期の講義にも呼んでくださる。

16時15分、16号館(教育学部)へ。
P1120942 (2).JPG
9階のラウンジで待機していたら、前のコマの講義を終えた木村先生の「三橋さ~ん」の声。
研究室で一休みした後、7階の教室へ。

16時30分、早稲田大学教育学部英米文学科「英米文学評論」(木村晶子教授)のゲスト講義開始。
「『性』を考える ―トランスジェンダーと同性愛を中心に-」というテーマで、30人ほどの学生さんに1時間15分ほどお話しする。
今回は、今年度、着任された和気一成(わけいっせい)先生(アメリカ文学・アメリカ文化研究)とそのゼミ生さん4人ほども聴講。

1 「性」を考える -基礎知識として-
 (1) 「性」の4要素と多様性
 (2) 「性」を多層構造で考える
   ① 多数派の男性/女性
   ② 同性愛の男性/女性
   ③ トランスジェンダー(TG)
2 社会的受け入れを考える
 (1) 存在を認めない
 (2) 特定の職能を負わせる
 (3) 病者として扱う
 (4) マイナーな文化として扱う
 (5) 「性」の多様性を個性・人権として承認する
3  「クィア理論」についての私見  
 (1) 「クィア」という包摂について
 (2) 欧米の理論の非欧米社会への適用について

いくつか画像を見てもらい、残り10分で質疑応答。
2人ほど手が上がり、なかなか答えがいのある質問だった。
18時過ぎ、終了。
今日は体調・気力ともに充実していて、久しぶりに良い講義ができたように思う。
と同時に、英語ができなくて早稲田大学に入れなかった私が、早稲田大の英米文学評論の授業で講義しているという「人生の不思議」を改めて思う。

18時15分、木村先生、和気先生といっしょに徒歩5分ほどの「リーガロイヤルホテル東京」へ。
レストラン「Dining FERIO」で、ウイークデーディナーコース(4700+500円)をいただく。
• 前菜:
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↑ 軽く燻製をかけたノルウェーサーモン タルタル仕立て。
おいしかった。サーモンを包んでいるのは薄くスライスした蕪らしい。
• パスタ:
P1120944 (2).JPG
↑ リングイネ 魚介の煮込みソース。
• 魚料理:
P1120946 (2).JPG
↑ 真鯛のポワレ カレー風味の茄子のフォンダン添え タプナードソース。
タブナードというのは、フランス南東部のプロヴァンス地方のオリーブベースのペースト(画像で緑色に見える)。
それなりにおいしいが、やっぱり鯛は塩焼きでしょ。
• 肉料理:
P1120947.JPG
↑ 牛フィレ肉ときのこのパイ包み焼き マデラ酒ソース (+500円)。
マデラ酒は、ポルトガル領のマデイラ島(モロッコの西方海上にある)で造られている酒精強化ワイン(発酵したぶどう酒に蒸留酒を入れてアルコール度を上げることで発酵を止めたワイン)。
これはおいしかった。
• デザート:
P1120948.JPG
↑ フランボワーズのソルベ入りモンブラン

とても楽しい会食だった。
木村先生、ご馳走さまでした。

ホテルのバスに髙田馬場駅まで乗せてもらい、JR山手線に乗車。
新宿駅で和気先生、渋谷駅で木村先生と分かれて、目黒駅へ。
P1120952 (4).jpg
東急目黒線に乗り換えて自宅最寄り駅へ。
22時過ぎ、帰宅。
就寝、2時。

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コメント 4

Ruinart

軽く燻製をかけたノルウェーサーモン タルタル仕立て。
牛フィレ肉ときのこのパイ包み焼き マデラ酒ソース。
両方共、美味しそうですが、三橋さんの手料理写真が、一番食欲をそそります!

ところで、佐良直美さんの事についての力作は、どこで読めますか?
彼女の全盛期もスキャンダル時代も知りませんが、超一流の歌唱力なのに残念ですね。 


by Ruinart (2014-11-07 18:42) 

三橋順子

Ruinartさん、いらっしゃいま~せ。
この頃、料理写真をあまり載せてなくて、すいません。

「佐良直美事件」に触れた論考が収録される(予定の)論集は、うまく行けば、来年前半に刊行されると思います。
また、刊行時期が決まったら、またご案内します。

それにしてもNHK&「お茶の間」の視聴者好みの一流歌手が、レズビアンというだけで、10数年かけて築いた芸能界でのポジションが、一気に崩れるって、いったいなんなんだろう?と思います。

by 三橋順子 (2014-11-07 21:04) 

Ruinart

私は良く分かりませんが、 男尊女卑の差別が、「LBGT」へのバッシングの芯になっているように思えますが、三橋さんはどう思われますか? 

by Ruinart (2014-11-07 22:06) 

三橋順子

はい、そうです。
レズビアンへの(ゲイと比べても)殊更な差別の背景には男尊女卑思想、「男の性的視線に応える義務がある者としての女性」という考え方が根強くあります。
by 三橋順子 (2014-11-07 23:19) 

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