11月5日(水)川本直『「男の娘」たち』をいただく [読書]
11月5日(水) 曇り 東京 17.6度 湿度57%(15時)
8時、起床。
朝食は、レーズンロールとコーヒー。
シャワーを浴びて、髪と身体を洗う。
髪はよくブローして、あんこ(ソフトタイプ)を入れて頭頂部で結んでシュシュを巻く。
9時、化粧と身支度。
黒地に白で唐草模様の(長袖)、黒のブーツカットパンツ、黒網の膝下ストッキング、黒のショートブーツ、焦茶のトートバッグ。黒のカシミアのショール。
10時、家を出る。
東急東横線で自由が丘駅に移動。
10時半、産経学園(自由丘)で「『続日本紀』と古代史」の講義。
『続日本紀』巻19、天平勝宝8歳(756)5月条の講読。
聖武太上天皇の葬送記事について。
「御葬の儀、仏に奉るが如くす」という記述、葬儀と仏教の日本における最初の結合ではないだろうか。
12時、終了。
昼食は、タイ家庭料理「クルン サイアム 自由が丘店」へ。
カオ・マンガイ(鶏肉の炊き込みご飯)を注文。
辛酸っぱいスープ(トム・ヤム・クン)と生春巻がついて980円。
味は上々、すんなり食べられる。
ただ、鶏肉がもう少し多いとうれしい。
12時40分、東横線で学芸大学駅に移動。
↑ 体調が良くないのが顔に出てる・・・。
13時、「仕事部屋」へ。
郵便物の整理だけしてすぐに再外出。
クロネコ鷹番営業所に寄って荷物を受け取る。
中身は、川本直さんが贈ってくれた『「男の娘」たち』(河出書房新社、2014年9月)。
さっそく西口の「ドトール」で読み始める。
包装を解いて、本を出した時に、思わず「わ~」と言ってしまう。
表紙のインパクトがすごい!。
鮮烈な赤の背景に超美貌の「男の娘」のアップ(モデルは、さつきさん)。
これは売れると思う。
「心からの敬意をこめて」という献呈の辞に感激して、1頁目を読みだしたら、いきなり私の名前と拙著の書名が出てきて驚く。
「まえがき」の部分で「男の娘」の定義を「生れた時の生物学的性別が男性だった″トランスジェンダーのこと」としている。
これでいいと思う。
「男の娘」の多様な内実を踏まえた場合、包括概念としてのトランジェンダーでくくる以外に手がない。
私も「MtFのトランスジェンダー2010年代ヴァージョン」という認識をしている。
丁寧なインタビューの積み重ねで構成されていて、研究者ではないライターさんの本の長所がよく出ている。
私は2000、00年代までで、トランスジェンダーの「現場」をフォローするのを断念してしまった。
時間的・金銭的・体力的にきつくなってきたことに加えて、あまりにも世代的な隔たりを感じてしまうからだ。
なにしろ娘分と思っている井上魅夜さん(この本にも登場する)が「最近の若い者はわからないですよ」という時代なのだ。
だから、2010年代の「現場」をリアルに伝えるこの本は、いろいろな意味でありがたく、記載されている「男の娘」の生の語りから、研究者として考えさせられることが多い。
「まえがき」の後半部分、短いが、著者のライフヒストリーが興味深い。
私は「女装者愛好男性」という存在を、日本で初めて分析した人なので・・・。
著者がなぜ、ここまで「男の娘」に入れ込むのか、その心理がかがうかがえる。
まだ、読み始めたばかりなので、詳しい感想はまた後日。
(続く)
8時、起床。
朝食は、レーズンロールとコーヒー。
シャワーを浴びて、髪と身体を洗う。
髪はよくブローして、あんこ(ソフトタイプ)を入れて頭頂部で結んでシュシュを巻く。
9時、化粧と身支度。
黒地に白で唐草模様の(長袖)、黒のブーツカットパンツ、黒網の膝下ストッキング、黒のショートブーツ、焦茶のトートバッグ。黒のカシミアのショール。
10時、家を出る。
東急東横線で自由が丘駅に移動。
10時半、産経学園(自由丘)で「『続日本紀』と古代史」の講義。
『続日本紀』巻19、天平勝宝8歳(756)5月条の講読。
聖武太上天皇の葬送記事について。
「御葬の儀、仏に奉るが如くす」という記述、葬儀と仏教の日本における最初の結合ではないだろうか。
12時、終了。
昼食は、タイ家庭料理「クルン サイアム 自由が丘店」へ。
カオ・マンガイ(鶏肉の炊き込みご飯)を注文。
辛酸っぱいスープ(トム・ヤム・クン)と生春巻がついて980円。
味は上々、すんなり食べられる。
ただ、鶏肉がもう少し多いとうれしい。
12時40分、東横線で学芸大学駅に移動。
↑ 体調が良くないのが顔に出てる・・・。
13時、「仕事部屋」へ。
郵便物の整理だけしてすぐに再外出。
クロネコ鷹番営業所に寄って荷物を受け取る。
中身は、川本直さんが贈ってくれた『「男の娘」たち』(河出書房新社、2014年9月)。
さっそく西口の「ドトール」で読み始める。
包装を解いて、本を出した時に、思わず「わ~」と言ってしまう。
表紙のインパクトがすごい!。
鮮烈な赤の背景に超美貌の「男の娘」のアップ(モデルは、さつきさん)。
これは売れると思う。
「心からの敬意をこめて」という献呈の辞に感激して、1頁目を読みだしたら、いきなり私の名前と拙著の書名が出てきて驚く。
「まえがき」の部分で「男の娘」の定義を「生れた時の生物学的性別が男性だった″トランスジェンダーのこと」としている。
これでいいと思う。
「男の娘」の多様な内実を踏まえた場合、包括概念としてのトランジェンダーでくくる以外に手がない。
私も「MtFのトランスジェンダー2010年代ヴァージョン」という認識をしている。
丁寧なインタビューの積み重ねで構成されていて、研究者ではないライターさんの本の長所がよく出ている。
私は2000、00年代までで、トランスジェンダーの「現場」をフォローするのを断念してしまった。
時間的・金銭的・体力的にきつくなってきたことに加えて、あまりにも世代的な隔たりを感じてしまうからだ。
なにしろ娘分と思っている井上魅夜さん(この本にも登場する)が「最近の若い者はわからないですよ」という時代なのだ。
だから、2010年代の「現場」をリアルに伝えるこの本は、いろいろな意味でありがたく、記載されている「男の娘」の生の語りから、研究者として考えさせられることが多い。
「まえがき」の後半部分、短いが、著者のライフヒストリーが興味深い。
私は「女装者愛好男性」という存在を、日本で初めて分析した人なので・・・。
著者がなぜ、ここまで「男の娘」に入れ込むのか、その心理がかがうかがえる。
まだ、読み始めたばかりなので、詳しい感想はまた後日。
(続く)
2014-11-05 22:39
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コメント(6)
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順子さんの著書が参照されているというだけで一読の価値があると思いました。
by カナッペ (2014-11-06 14:56)
>MtFのトランスジェンダー2010年代ヴァージョン」という認識をしている。
「娘」というからには、若くないと。。。
せいぜい20代じゃないでしょうか。
あと「生れた時の生物学的性別」も、最近のはやりで言えば「出生時に割り当てられた性別」 ですね。
by ran (2014-11-06 22:52)
興味深いので
入手して読んでみます。
by 桜露粧子 (2014-11-07 14:00)
カナッペさん、いらっしゃいま~せ。
拙著の書名は2箇所くらい出てきますが、それとは関係なく、現代の女装シーンを丁寧にとらえている好著です。
by 三橋順子 (2014-11-07 14:01)
ranさん、ご無沙汰しています。
>「娘」というからには、若くないと。。。
>せいぜい20代じゃないでしょうか。
まあ、そうですね。
でも、「男の娘」は診断書不用の「自称」ですから。
そこらへんは緩くていいと思います。
私は「MtFのトランスジェンダー1990年代ヴァージョン」です。
>最近のはやりで言えば「出生時に割り当てられた性別」 ですね
DSM―5を逐語訳的に読んでいるような人たちとは、ほとんど無縁の世界ですから。
by 三橋順子 (2014-11-07 14:05)
桜露粧子さん、いらっしゃいま~せ。
きっとなにかヒントがあると思います。
by 三橋順子 (2014-11-07 14:06)