SSブログ

茶園敏美著『パンパンとは誰なのかーキャッチという占領期の性暴力とGIとの親密性』 [性社会史研究(遊廓・赤線・街娼)]

9月25日(金)
今朝、届いた、茶園敏美さんの新著。
ずっと執筆を見守っていた愛猫が刊行直前に急死した悲しみを越えて・・・。
茶園敏美著『パンパンとは誰なのかーキャッチという占領期の性暴力とGIとの親密性』
(インパクト出版会 2014年9月30日発行、296頁、2800円+税 ISBN978-4‐7554‐0248‐7)
P1120258 (2).JPGP1120259 (2).JPG
インパクトのある表題、過去と現在を対照させた装丁もすてき。
P1120260 (2).JPG
内容は、従来見過されがちだった、戦後混乱期の日本人女性への性暴力問題を、神戸を主なフィールドに多彩な史料を駆使して多角的に論じている。
特に「キャッチ」(街娼を摘発して強制連行すること。警察用語では「狩り込み」)と「性病対策」の2つの視点が重要。
この分野の研究書として、おそらく今世紀に入ってで最も大きな収穫だと思う。

これから、じっくり読ませていただきます。
ありがとうございました。
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

茶園敏美

三橋さん、ご紹介いただきありがとうございます!この兄妹には、いつかお愛したいとおもっています。お父さまの医学生時代のお話とか、またいろいろとお話したいですね!調査で東京へいくときは、ご連絡いたします~今後とも、よろしくお願いします。
by 茶園敏美 (2014-09-25 16:16) 

三橋順子

茶園敏美さん、いらっしゃいま~せ。
「はじめに」読んだだけで、引きこまれています。
「父が語る戦後」、ブログにまとめようと思いながら、多忙でタイミングを失してます。
11月にお会いできますこと、楽しみにしています。
by 三橋順子 (2014-09-29 00:52) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0