２９歳女性高校教師 性風俗アルバイト…６カ月の停職 [現代の性（一般）]
５月４日（土・祝）
数日前のニュースだが、いくつか気になる点があるのでメモ。
（１）公務員の兼業（原則）禁止問題
この女性教師が処分された基本は「公務員の兼業（原則）禁止」であるはず。
ところが『読売新聞』の記事はそのことに触れてなく、「風俗店でアルバイトをし、教職員の信用を失墜させた」から処分されたように読める。
「教職員の信用失墜」はかなり主観的なもので、処分理由としては本来、付加的なものであるはず。
『スポーツ・ニッポン』は、そこらへんの関係をちゃんと書いているが。
こうした記事の書き方は、女性が風俗店で働くことを、ことさらに問題視する社会的認識（偏見）がベースにある。
（２）「ホテルヘルス」という呼称
「ホテルヘルス」とは、客の求めに応じてホテルに出張して性的サービスを行う無店舗型風俗営業の業態のことだが、少し前までは「ホテトル」と言っていたはず（と思った）。
「ホテトル」は「ホテル（に出張する）トルコ（風呂と同様なサービスをする）」という意味で、「マントル」（店舗ではなくマンションの一室で…以下同文）と並んで、1984年に「トルコ風呂」が「ソープランド」に改称した以降も言葉に埋め込まれた形で残っていた「トルコ」系の呼称。
母屋が無くなって、廂（ひさし）だけ残っているような用語。
（光石亜由美「トルコ」『性的なことば』講談社現代新書 2010年）
1999年に改正風適法（風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律）が施行されて以降、「ホテトル」は「デリバリーヘルス（デリヘル）」という言い方になったはずで、今回、新聞が使っている「ホテルヘルス」はあまり聞いたことがない。
そこで調べてみたら、「ホテルヘルス」は大阪府中心の用語で、「デリバリーヘルス」は東京、および首都圏中心に使われる用語らしい。
営業を規制する条例に微妙な差異があるのでまったく同じとは言えないが、ほぼ同じ業態であるのは間違いない。
要は呼称の地域差ということで納得。
（３）奨学金問題
この女性教師の借金の主要部分はガードローン利用の浪費なので同情には値しないが、奨学金の負債化は近年問題になっている。
この教師の月々の返済は２万円なので、おそらく日本学生支援機構（独立行政法人）の奨学金、学部＋修士課程６年間、私立大学、自宅外通学のパターン（月額支給6万4000円、支給期間72ヶ月、支給総額460万8000円、月額返済1万9200円、返済回数240回＝20年）だと思う。
社会人になった途端に460万円の借金を背負っているわけで、「借りた物をきっちり返すのは人の道ってもんでっしゃろ」（昔、ちょっとお付き合いした神戸から「東京支店」開設のために単身赴任していた街金のおじさんの言葉）とはいえ、これは精神的にきつい。
そんな借金を背負うくらいなら…ということで、在学中にアルバイトして学費を稼ぐという女子学生（院生）が出て来るのは、当然、予想される。
実際、毎年夏休みと春休みに吉原のソープランドでアルバイトして、博士課程５年間の学費を稼いでいた女子院生が実在する。
私の場合は、大学院５年間は学費免除（学費相当額支給の特別奨学金）だったので、返済の苦労はしなくて済んだが。
公的な奨学金は文字通り「奨学」のお金にすべきで、成績優秀者に限定して返済無しの支給にすべきだと思う。
（４）稼ぎ額
この女性教諭、2012年10月下旬から13年4月上旬までの約６ヵ月間、平日の放課後や休日に大阪市内のホテルヘルス店で計105日間働いたという。
月平均17.5日、アルバイトとはいえ常勤状態（週休２日だと月22～23日）に近い精勤だ。
それで総額約160万円の収入ということは、月額27万円弱（日平均15238円）。
一般的にはとても割の良いアルバイトと思えるだろうが、風俗嬢はいろいろリスクが多いことを考えると、はたしてどうなのだろうか？
1990年代末の新宿歌舞伎町のトップクラスのデリヘル嬢だと、手取り（売上げの５割）は月額150～200万円だったと思う。
つまり、この女性教諭の半年の稼ぎを１ヵ月で稼いでいた。
違う比較をすると、1990年代末だと、日平均15000円は（銀座ではなく）新宿のヘルプのホステスの日当（時給3000円×５時間）だ。
なにも「フーゾク」に行かなくても「お水」で稼げた金額。
私の場合でも、ママが「はい、ご苦労さま、これお小遣いね」と（2回に1度くらい）１万円札を渡してくれた。
ちゃんと契約していれば１晩８時間勤務で10000円だったと思う。
それを考えると、女性教諭の収入は、風俗嬢として、けっして多い稼ぎではない。
現在、長引く不況のもとで若い男性の風俗離れが進行し、その結果、風俗産業のデフレーション化が起こっているという。
（中村淳彦『デフレ化するセックス』 宝島社新書、2012年）
そのことを実感させられる数字だ。
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府立高校の２９歳女性教諭、風俗店でアルバイト
大阪府教委は２日、風俗店でアルバイトをし、教職員の信用を失墜させたとして、府立高校の女性教諭（２９）を停職６か月の懲戒処分にしたと発表した。
女性教諭は「生徒に対して大変申し訳ないことをした」と話しており、同日付で依願退職した。
府教委によると、女性教諭は昨年１０月から今年４月までの計１０５日間、高校での勤務を終えた後や休日に、大阪市内の無店舗型風俗店で働いて計約１６０万円の収入を得ていた。
今年３月中旬、女性教諭の風俗店勤務を告発する匿名のメールが府教委に届き、発覚した。府教委が事情を聞いたところ、女性教諭は事実関係を認め、「衣服や化粧品の購入で約２００万円の借金があり、短期間で高収入が得られると思った」と話したという。
『読売新聞』2013年5月2日19時04分
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130502-OYT1T01126.htm?from=ylist
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大阪府立高の２９歳女性教師、ホテルヘルスのバイト発覚し依願退職
風俗店でアルバイトし教職員の信用を失墜させたとして、大阪府教委は２日、府立高校の女性教諭（２９）を停職６カ月の懲戒処分にした。女性教諭はクレジットカードで衣服や化粧品を購入しており、バイト代は最大で２００万円に達した未払い金の返済に充てていたという。女性教諭は「生徒に申し訳ない」と述べ、同日付で依願退職したという。
府教委によると、女性は昨年１０月から今年４月までの１０５日間、勤務時間外に、大阪市内のホテルヘルス店で働き、計約１６０万円の収入を得ていた。
店のホームページには女性の写真が顔をぼかして掲載されていたという。
女性はカード利用を家族に隠しており、短時間で高収入が得られ、客以外との接触が少なく他人に見つかりにくいホテルヘルスでのバイトを始めたという。
女性は府教委に対し「性風俗業に抵抗はあったが支払いを督促され、せっぱ詰まっていた」と説明。収入の一部は大学時代の奨学金の返済にも充てるつもりだったという。
３月下旬に女性の氏名と高校名、風俗店名を記した匿名のメールが府教委に寄せられ、発覚した。府教委の担当者は「前代未聞の不祥事だ。生徒や保護者にご迷惑をおかけし、誠に申し訳ない」と話している。
「ｍｓｎ産経ニュース」2013年5月2日17:24
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130502/crm13050217240009-n1.htm
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２９歳女性高校教師 性風俗アルバイト…６カ月の停職
大阪府教育委員会は２日、勤務時間外に性風俗店で働いていたとして、府立高の女性教諭（２９）を停職６カ月の懲戒処分とした。教諭は“アルバイト”収入を借金の返済に充てていた。「風俗は特定の客とだけ接すればよく、多くの人に顔を見られずに済むと思った」などと話している。「教員を名乗る資格はない」と同日付で依願退職した。
府教委によると、教諭は２０１２年１０月下旬～１３年４月上旬、平日の放課後や休日に大阪市内のホテルヘルス店で計１０５日間働き、約１６０万円の収入を得ていた。平均すれば、１日当たり、約１万５０００円を稼いでいたことになる。
３月中旬、府教委に、教諭が風俗店で働いているというメールが寄せられた。メールは匿名だったが、教諭の氏名、風俗店名のほか、教諭の源氏名も記されていたという。府教委はメールの情報を基に４月中旬、店の前で張り込み、教諭が出勤する現場を確認。数日後、教諭に話を聞いたところ、事実を認めた。
教諭には、大学時代の奨学金の返済（月２万円）のほか、約２００万円の借金があった。衣服や化粧品をクレジットカードで購入した代金が積み上がったものという。府教委には「奨学金や借金返済のためにアルバイトをしようと考え、短時間で高収入が得られると思った」と説明。「性風俗業は特定の客とだけ接すればよく、多くの人に顔を見られずに済むと思った」と話している。ただ、借金はほとんど減っていなかったという。
教諭は府内の共学校に勤務。府教委は校名や担当科目は明かしていないが、「保健体育の担当ではない」と説明した。教諭は今年度、授業は担当しておらず、生徒への影響はないもようだ。府教委によると「今のところ当該校の生徒に事情を説明する予定はない」という。
地方公務員法は原則、営利目的の副業を禁止。発覚した場合、府が定める教員の懲戒に関する条例では戒告や減給処分が基準とされているが、府教委は「著しく不適切で、信用を大きく失墜させた」と判断し、基準を上回る停職処分とした。府教委の中野伸一教職員人事課長は「生徒や保護者、府民の理解を得られない行為で、非常に申し訳ない」と話している。
「スポーツ・ニッポン」2013年5月3日 06:00
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/05/03/kiji/K20130503005726760.html
数日前のニュースだが、いくつか気になる点があるのでメモ。
（１）公務員の兼業（原則）禁止問題
この女性教師が処分された基本は「公務員の兼業（原則）禁止」であるはず。
ところが『読売新聞』の記事はそのことに触れてなく、「風俗店でアルバイトをし、教職員の信用を失墜させた」から処分されたように読める。
「教職員の信用失墜」はかなり主観的なもので、処分理由としては本来、付加的なものであるはず。
『スポーツ・ニッポン』は、そこらへんの関係をちゃんと書いているが。
こうした記事の書き方は、女性が風俗店で働くことを、ことさらに問題視する社会的認識（偏見）がベースにある。
（２）「ホテルヘルス」という呼称
「ホテルヘルス」とは、客の求めに応じてホテルに出張して性的サービスを行う無店舗型風俗営業の業態のことだが、少し前までは「ホテトル」と言っていたはず（と思った）。
「ホテトル」は「ホテル（に出張する）トルコ（風呂と同様なサービスをする）」という意味で、「マントル」（店舗ではなくマンションの一室で…以下同文）と並んで、1984年に「トルコ風呂」が「ソープランド」に改称した以降も言葉に埋め込まれた形で残っていた「トルコ」系の呼称。
母屋が無くなって、廂（ひさし）だけ残っているような用語。
（光石亜由美「トルコ」『性的なことば』講談社現代新書 2010年）
1999年に改正風適法（風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律）が施行されて以降、「ホテトル」は「デリバリーヘルス（デリヘル）」という言い方になったはずで、今回、新聞が使っている「ホテルヘルス」はあまり聞いたことがない。
そこで調べてみたら、「ホテルヘルス」は大阪府中心の用語で、「デリバリーヘルス」は東京、および首都圏中心に使われる用語らしい。
営業を規制する条例に微妙な差異があるのでまったく同じとは言えないが、ほぼ同じ業態であるのは間違いない。
要は呼称の地域差ということで納得。
（３）奨学金問題
この女性教師の借金の主要部分はガードローン利用の浪費なので同情には値しないが、奨学金の負債化は近年問題になっている。
この教師の月々の返済は２万円なので、おそらく日本学生支援機構（独立行政法人）の奨学金、学部＋修士課程６年間、私立大学、自宅外通学のパターン（月額支給6万4000円、支給期間72ヶ月、支給総額460万8000円、月額返済1万9200円、返済回数240回＝20年）だと思う。
社会人になった途端に460万円の借金を背負っているわけで、「借りた物をきっちり返すのは人の道ってもんでっしゃろ」（昔、ちょっとお付き合いした神戸から「東京支店」開設のために単身赴任していた街金のおじさんの言葉）とはいえ、これは精神的にきつい。
そんな借金を背負うくらいなら…ということで、在学中にアルバイトして学費を稼ぐという女子学生（院生）が出て来るのは、当然、予想される。
実際、毎年夏休みと春休みに吉原のソープランドでアルバイトして、博士課程５年間の学費を稼いでいた女子院生が実在する。
私の場合は、大学院５年間は学費免除（学費相当額支給の特別奨学金）だったので、返済の苦労はしなくて済んだが。
公的な奨学金は文字通り「奨学」のお金にすべきで、成績優秀者に限定して返済無しの支給にすべきだと思う。
（４）稼ぎ額
この女性教諭、2012年10月下旬から13年4月上旬までの約６ヵ月間、平日の放課後や休日に大阪市内のホテルヘルス店で計105日間働いたという。
月平均17.5日、アルバイトとはいえ常勤状態（週休２日だと月22～23日）に近い精勤だ。
それで総額約160万円の収入ということは、月額27万円弱（日平均15238円）。
一般的にはとても割の良いアルバイトと思えるだろうが、風俗嬢はいろいろリスクが多いことを考えると、はたしてどうなのだろうか？
1990年代末の新宿歌舞伎町のトップクラスのデリヘル嬢だと、手取り（売上げの５割）は月額150～200万円だったと思う。
つまり、この女性教諭の半年の稼ぎを１ヵ月で稼いでいた。
違う比較をすると、1990年代末だと、日平均15000円は（銀座ではなく）新宿のヘルプのホステスの日当（時給3000円×５時間）だ。
なにも「フーゾク」に行かなくても「お水」で稼げた金額。
私の場合でも、ママが「はい、ご苦労さま、これお小遣いね」と（2回に1度くらい）１万円札を渡してくれた。
ちゃんと契約していれば１晩８時間勤務で10000円だったと思う。
それを考えると、女性教諭の収入は、風俗嬢として、けっして多い稼ぎではない。
現在、長引く不況のもとで若い男性の風俗離れが進行し、その結果、風俗産業のデフレーション化が起こっているという。
（中村淳彦『デフレ化するセックス』 宝島社新書、2012年）
そのことを実感させられる数字だ。
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府立高校の２９歳女性教諭、風俗店でアルバイト
大阪府教委は２日、風俗店でアルバイトをし、教職員の信用を失墜させたとして、府立高校の女性教諭（２９）を停職６か月の懲戒処分にしたと発表した。
女性教諭は「生徒に対して大変申し訳ないことをした」と話しており、同日付で依願退職した。
府教委によると、女性教諭は昨年１０月から今年４月までの計１０５日間、高校での勤務を終えた後や休日に、大阪市内の無店舗型風俗店で働いて計約１６０万円の収入を得ていた。
今年３月中旬、女性教諭の風俗店勤務を告発する匿名のメールが府教委に届き、発覚した。府教委が事情を聞いたところ、女性教諭は事実関係を認め、「衣服や化粧品の購入で約２００万円の借金があり、短期間で高収入が得られると思った」と話したという。
『読売新聞』2013年5月2日19時04分
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130502-OYT1T01126.htm?from=ylist
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大阪府立高の２９歳女性教師、ホテルヘルスのバイト発覚し依願退職
風俗店でアルバイトし教職員の信用を失墜させたとして、大阪府教委は２日、府立高校の女性教諭（２９）を停職６カ月の懲戒処分にした。女性教諭はクレジットカードで衣服や化粧品を購入しており、バイト代は最大で２００万円に達した未払い金の返済に充てていたという。女性教諭は「生徒に申し訳ない」と述べ、同日付で依願退職したという。
府教委によると、女性は昨年１０月から今年４月までの１０５日間、勤務時間外に、大阪市内のホテルヘルス店で働き、計約１６０万円の収入を得ていた。
店のホームページには女性の写真が顔をぼかして掲載されていたという。
女性はカード利用を家族に隠しており、短時間で高収入が得られ、客以外との接触が少なく他人に見つかりにくいホテルヘルスでのバイトを始めたという。
女性は府教委に対し「性風俗業に抵抗はあったが支払いを督促され、せっぱ詰まっていた」と説明。収入の一部は大学時代の奨学金の返済にも充てるつもりだったという。
３月下旬に女性の氏名と高校名、風俗店名を記した匿名のメールが府教委に寄せられ、発覚した。府教委の担当者は「前代未聞の不祥事だ。生徒や保護者にご迷惑をおかけし、誠に申し訳ない」と話している。
「ｍｓｎ産経ニュース」2013年5月2日17:24
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130502/crm13050217240009-n1.htm
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２９歳女性高校教師 性風俗アルバイト…６カ月の停職
大阪府教育委員会は２日、勤務時間外に性風俗店で働いていたとして、府立高の女性教諭（２９）を停職６カ月の懲戒処分とした。教諭は“アルバイト”収入を借金の返済に充てていた。「風俗は特定の客とだけ接すればよく、多くの人に顔を見られずに済むと思った」などと話している。「教員を名乗る資格はない」と同日付で依願退職した。
府教委によると、教諭は２０１２年１０月下旬～１３年４月上旬、平日の放課後や休日に大阪市内のホテルヘルス店で計１０５日間働き、約１６０万円の収入を得ていた。平均すれば、１日当たり、約１万５０００円を稼いでいたことになる。
３月中旬、府教委に、教諭が風俗店で働いているというメールが寄せられた。メールは匿名だったが、教諭の氏名、風俗店名のほか、教諭の源氏名も記されていたという。府教委はメールの情報を基に４月中旬、店の前で張り込み、教諭が出勤する現場を確認。数日後、教諭に話を聞いたところ、事実を認めた。
教諭には、大学時代の奨学金の返済（月２万円）のほか、約２００万円の借金があった。衣服や化粧品をクレジットカードで購入した代金が積み上がったものという。府教委には「奨学金や借金返済のためにアルバイトをしようと考え、短時間で高収入が得られると思った」と説明。「性風俗業は特定の客とだけ接すればよく、多くの人に顔を見られずに済むと思った」と話している。ただ、借金はほとんど減っていなかったという。
教諭は府内の共学校に勤務。府教委は校名や担当科目は明かしていないが、「保健体育の担当ではない」と説明した。教諭は今年度、授業は担当しておらず、生徒への影響はないもようだ。府教委によると「今のところ当該校の生徒に事情を説明する予定はない」という。
地方公務員法は原則、営利目的の副業を禁止。発覚した場合、府が定める教員の懲戒に関する条例では戒告や減給処分が基準とされているが、府教委は「著しく不適切で、信用を大きく失墜させた」と判断し、基準を上回る停職処分とした。府教委の中野伸一教職員人事課長は「生徒や保護者、府民の理解を得られない行為で、非常に申し訳ない」と話している。
「スポーツ・ニッポン」2013年5月3日 06:00
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/05/03/kiji/K20130503005726760.html
2013-05-05 13:14
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コメント(4)
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私も、記事を読んで公務員の副業禁止が主な理由なのになぁ、
と思っていましたが、
奨学金の問題もあったんですねぇ・・・。
昔、私も借りてて、一昨年ぐらいに完済しました。
当時は第一種で、卒業後常勤の先生になれば、
免除してくれたんですよねぇ。
うちの夫も、その制度のおかげで、全額返済を免除されましたし、
法務教官になった同級生も、免除されてました。
今は廃止されたんですね・・・。
給付型の奨学金も、なかなか受けられないし・・・。
by ライチ (2013-05-05 16:53)
最も問題視されているのは公務員による副業ではなく、教師の、しかも女性の風俗での副業だということだと思います。
これが、男性教師によるアルバイトならここまでマスコミによってさらされることは無いでしょう。。。
事件の本質は、ジェンダー差別のような気もします。
by カナッペ (2013-05-05 18:33)
ライチさん、いらっしゃいま～せ。
ああ、そうでした、公立学校の教諭になると奨学金は全額免除でした。
私の友人もそれで450万円チャラにしました。
社会人としてのスタートで、マイナス何百万というのは辛いと思います。
まあ、今回の場合、主な借金はカード利用の浪費ですから同情の余地はありませんが・・・。
それにしてもこの女性、教員を止めてしまって、どうするのでしょう。
やっぱり風俗嬢専業になるのか？
元大阪府立〇〇高校教諭を看板にすれば、数年は稼げるかも。
by 三橋順子 (2013-05-06 03:32)
カナッペ さん、いらっしゃいま～せ。
ホテルヘルスでバイトしている女性教員と、ホテルヘルスの常連客である男性教員とでは「教職員の信用失墜」という点で似たようなものだと私は思うのですが、現実には前者が圧倒的に悪いとされる社会ですね。
by 三橋順子 (2013-05-06 03:35)