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古い写真帳から(1994年1月8日 亀戸「シャローム」) [古い写真帳から]

10月19日(金)

少しずつ続けている古い写真のデジタル画像化作業。
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1994年1月8日の撮影。
場所はJR総武線亀戸駅南口にあった「シャローム」というお店の前で。
当時、亀戸にあった女装クラブ「エリザベス」会館の新年会で出掛けた時のもの。

濃紺のカシュクール(着物のような斜め前合わせ)のミニ・ワンピースに、大きな揚羽蝶のバックルの極太ベルト、光沢のあるレースクイン仕様のストッキング、黒のロングブーツ、銀鼠色のフェイクファーのハーフコートという典型的なストリート・ガールファッション。

こうしたファッション、自分の好みでやっているわけだけど、当時付き合っていた男性の好みを、かなり反映している。

「エリザベス会館」は、基本的に「外出なし」の室内女装なので、「サロン」で遊んでいるかぎり、コートやロングブーツのような防寒アイテムは必要ない。
実際、コートを持っていない人も多く、この日のような真冬の特別外出(外出イベント)の場合、女性スタッフさんの古着を借りている人もいた。

この時期の私はもう自前の防寒ファッションを揃えていたわけで、個人的な女装外出をしていたということ。

1992年秋から付き合いだした彼が慶応ボーイで、職場が品川だったので、デートはもっぱら六本木だった。
私にとって最初の男性だった彼とは1995年夏くらいまで3年ほどの関係だったが、今でも懐かしく思い出す。
広島にいるはずだけど、元気にしてるだろうか?
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この写真、ワンピースの構造がよくわかる。
かなりのミニ丈であるのに加えて、着物タイプの斜め前合わせ(合わせは着物と逆)で左サイドでシースルーの付け紐で大きく結ぶカシュクールタイプなので、合わせがスリットになって、余計に危ない。
今なら、下の短いレギンスでも履くところだが、当時はそんなものはなかった。
袖が肩からシースルーで寒いので、肘上まである黒地に金で唐草模様のガントレット(籠手)をしている。
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「シャローム」の店内で。
亀戸という「場末」(江戸の最東端)にもかかわらず、なかなかおしゃれな店だった。
調べてみたら、今はもう無いみたい。18年も経っているかななぁ。

この頃から、水商売娘(ホステス)へのあこがれが急激につのっていた。
夜の盛り場で「女」として働いてみたい、ネオンが似合う女になりたいという願望が抑えられなくなっていた。

室内女装中心の「エリザベス会館」から次のステージに移る時期が近づいていた。

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