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『中央公論』の原稿 [お仕事(執筆)]

8月4日(金)

昨日の午前中に編集者に送った『中央公論』の原稿が、もう戻ってきた。

論題は「〈「理解増進法」をどう評価するか〉LGBT「活動家」と一般当事者はなぜ乖離したのか」。

当初、8頁(6800字)の予定で、それに合わせて原稿を書いたが、読者の理解のためにいろいろ説明が必要とのことで、9頁になった。

で、編集者のコメントに応じながら、原稿を修正。

ああ、疲れた。


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現代新書レンジャー [お仕事(執筆・成果)]

8月4日(金)

講談社現代新書、黄色の表紙、たくさんあるのに・・・。
ありがとうございます。
現代新書レンジャー.jpg
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奈辺真理 @nahenshinri
私も本棚にある本で #現代新書レンジャー を組んでみました。
https://twitter.com/nahenshinri/status/1687294329747025920

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「歌舞伎町タワー」「ジェンダーレストイレ」の顛末 [現代の性(性別越境・性別移行)]

8月4日(金)

「歌舞伎町タワー」の「ジェンダーレストイレ」の顛末。

記事の終わりの方で、記者が「歌舞伎町タワーでは「ジェンダーレストイレ」と名付けた。交流サイト(SNS)では、この名称から、性別の境界を無くし、女性用トイレを減らそうとしているかのような誤解が広がった面がある」と述べている。
その通りだと思うが、そうした誤解が広まった一因として、マスメディアのミスリードもあったと思う。

インタビューに応じたトランスジェンダー女性が「必要としているのはトランスジェンダーに限らない。にもかかわらず、トイレ問題が当事者への批判に利用され、悲しい」と応えている通り。

女性が、安心して使えないような構造のトイレは、トランスジェンダー女性も安心して使えない。
そんなトイレを、トランスジェンダーは求めていない。

あたかもトランスジェンダーが「ジェンダーレストイレ」を求めているかのような誤解が、どれほどトランスジェンダーへの反発を招いたか、メディアはよくよく考えてほしい。

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「ジェンダーレストイレ」わずか4カ月で廃止 新宿・歌舞伎町タワー 「安心して使えない」抗議殺到の末に

東京・新宿の高層複合施設「東急歌舞伎町タワー」で、多様性を認める街づくりの象徴として設置された性別に関わらず使用できるトイレが改修されてなくなった。4日、男女別のトイレに変わる。

4月の開業直後から「安心して使えない」「性犯罪の温床になる」などと抗議が殺到したためで、わずか4カ月で新たな試みが失敗に終わった。

◆男女の「専用エリア」と多目的トイレに改修
注目されたのは飲食店が集まる2階の個室トイレ。「ジェンダーレストイレ」の名称で性別に関係なく使える個室8室のほか、女性用2室、男性用2室、多目的トイレ1室がコの字形に並ぶ設計だった。

東急は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)が掲げる「誰ひとり取り残さない」の実現を目指して、開業時に設置していた。

ところが、利用者の受け止めは違った。個室扉の前まで誰でも入れることや手洗い場が共用だったため、「化粧直しがしにくい」「男性に待ち伏せされたら怖い」といった声が交流サイト(SNS)で相次いだ。

タワー側は開業5日後、警備員を巡回させるなどの防犯対策を発表。しかし懸念の声はやまず、7月下旬から女性専用エリアと男性専用エリア、多目的トイレに分割する間仕切り工事に着手した。ジェンダーレストイレはなくなり、女性用7室、男性用3室、多目的2室の計12室となった。

東急の広報担当者は「さらに安心して快適にご利用いただけるトイレを目指して改修工事を実施した」と説明した。(三輪喜人)

ジェンダーレス 主にファッション分野で、女性らしさや男性らしさをなくすという意味で使われてきた。ただ、言葉のイメージや使われ方は定まっていない。性別に関わらず利用できるトイレは「オールジェンダートイレ」と呼ばれることが多い。

◆子どもや介護者も…「男女別トイレだけでは困る人たちがいる」

東急歌舞伎町タワー(東京都新宿区)で、多様性を認める社会の実現を目指して設置された「性別に関わらず利用できるトイレ」が、批判を受けてなくなった。東急側の新たな試みの頓挫に、当事者や専門家は「もっと配慮が必要だったが、今後も設置が求められる」と指摘した。(奥野斐)

改修前のトイレを利用したことがある都内のトランスジェンダー女性は「性の多様性に配慮した新たな形のトイレを設ける取り組み自体は良かったが、批判を受けて施設側が男女別に改修したのは残念」と話す。

海外で「オールジェンダートイレ」と呼ばれるのが一般的だが、歌舞伎町タワーでは「ジェンダーレストイレ」と名付けた。交流サイト(SNS)では、この名称から、性別の境界を無くし、女性用トイレを減らそうとしているかのような誤解が広がった面がある。

これが前述のトランスジェンダー女性には気掛かりだった。「必要としているのはトランスジェンダーに限らない。にもかかわらず、トイレ問題が当事者への批判に利用され、悲しい」

誰もが使いやすいトイレのあり方を研究する金沢大の岩本健良准教授(ジェンダー学)は「多くの人が使う飲食フロアという場所や、配置などに配慮がさらに必要だった」と指摘し、「他フロアに男女別トイレがあることを案内するなど、利用者に選択肢を示すことも重要」と話す。

障害のある子どもや高齢者の介助で異性トイレを利用しづらいなど、男女別トイレだけでは困る人たちがいる。一方、設置時に広い場所が必要となる多目的トイレは、予算面などから数が少ないのが現状だ。岩本さんは「オールジェンダートイレの設置は広い意味でバリアフリー化につながり、今後も求められる」と強調した。

『東京新聞』2023年8月3日 22時02分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/267703
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