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NHK大河ドラマ「光る君へ」 [テレビ批評(光る君へ)]

1月7日(日)

「紫式部」(藤原為時の娘、女房名は「藤式部」)という人は、その作品とされる『紫式部日記』『源氏物語』、そして後代の人が編纂した歌集『紫式部集』以外にほとんど史料がなく(藤原実資の日記『小右記』にちょこっと出てくる)、歴史研究者としては、とても扱いにくい人。

逆に、いろいろ想像する余地が大きいわけで、今夜から始まるNHK大河ドラマ「光る君へ」も、そうした路線(歴史フィクション)になると思う。

元・平安時代史研究者としては「え~!、それはないでしょう」と思う場面もあると思うが、できるだけ寛容な目で見ようと思う。

時代考証の倉本一宏さん(国際日本文化研究センター教授)も、そういう認識だと思う。

ひとつ間違いないことは、才能のある女性を、自分の娘(一条天皇の中宮・彰子)付きの女房(侍女)&家庭教師に起用して、『源氏物語』を執筆する環境を与えたのは、時の権力者・左大臣(内覧)藤原道長だということ。
それだけでも、道長は偉大である。
光る君へ.jpg
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