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「手術要件」についての家事審判の見立て [現代の性(性別越境・性別移行)]

8月26日(土)

9月27日に最高裁で弁論が行われる「性同一性障害特例法」の「手術要件」の是非をめぐる家事審判。

一部で、違憲判決が出る可能性が高い、という風評が流れているが、まったく根拠はない。

以前にも書いたが、現在の最高裁大法廷の判事15人の構成は、保守11:リベラル4くらいが基本。
そのままなら、合憲11:違憲4の判断が予想される。
(少数意見として「違憲」がつくのはほぼ確実)

そこから、どれだけ、合憲が減り、違憲が増えるかがポイント。

合憲10:違憲5なら健闘。
もしも合憲9:違憲6なら、次に期待がもてる大健闘。

この問題、国際的な人権規範(生殖権の尊重)に照らせば、あきらかに不当だが、日本の裁判所は、国際的人権規範を必ずしも認めない。

また、もし、違憲とした場合の社会的影響も大きい。
日本の裁判所は、そうしたインパクトがある判断は避けるのが通例。

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