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Trans-manボクシング選手のプロテスト受験を認めず [現代の性(性別越境・性別移行)]

「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」の第四条で「性別の取扱いの変更の審判を受けた者は、民法(明治二十九年法律第八十九号)その他の法令の規定の適用については、法律に別段の定めがある場合を除き、その性別につき他の性別に変わったものとみなす。」と規定されている。

この方の場合、戸籍の性別変更が済んでいるので、男性として扱うのが原則。

Trans-manが男子競技に参加する場合、競技の公平性に与える懸念はほとんどない。

プロテスト受験を拒絶するのは、論理としておかしい。

「門前払い」するのではなく、安全性を十分に考慮したガイドラインを作ルべきだと思う。

この件、知人の専門家が関わっていたが、提言が容れられなかったとのことで、残念。

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真道ゴー 性別適合手術も 男性としてプロテスト受験認めず JBC

女性のプロボクシング選手として世界チャンピオンになったあと、性別適合手術を受けた真道ゴー選手について、JBC=日本ボクシングコミッションは、男性としてのプロテスト受験を認めないことを決めました。理由についてJBCは、試合で受けるダメージなど安全管理の面での知見が十分でないなどとしています。

真道選手は、WBC=世界ボクシング評議会で女子フライ級のチャンピオンになるなど、女性の選手として活躍し、2017年に引退して性別適合手術を受けたあとには、男性としてプロ選手を目指しました。

日本では、これまで戸籍の性別を変えた選手がプロテストを受けたケースがなく、プロボクシングを統括するJBCは、ジェンダーの専門家や、医師らによる諮問委員会を作って検討を進めてきました。

そして19日にJBCの理事会が都内で開かれ、真道選手のプロテスト受験を認めないことを決めました。

諮問委員会からは、真道選手の実績や体力測定の結果を踏まえて、「テストケースとして受験を認めることは可能だ」と答申されたということですが、試合で受けるダメージなど、安全管理の面での知見が十分でないなどとして、今回は認めない判断になったということです。

一方で今回の理事会では、女性として生まれて、その後、男性として社会生活を送る選手について、血液検査で男性ホルモンの「テストステロン」の基準値などをクリアした場合に、公式戦の会場で男性の選手とスパーリングを行うことができる、新たなルールも定められました。

JBCは、こうしたスパーリングでデータを積み重ねたうえで、今後、プロテスト受験を認める可能性もあるとしています。

JBCの安河内剛本部事務局長は「打撃を競うスポーツの中で、健康管理を最優先に考えた場合、認めるところまでは踏み込めなかったが半歩、1歩は進んだと思う」と話しました。

真道選手 今後「ジムの会長と話し合いたい」
真道ゴー選手は大阪市内で会見し、「結果は残念です。この2年間、プロのリングに上がるつもりでトレーニングを続けてきたが、スポーツにはルールがある。JBCの決定は、どんな内容でも受け止めると決めていた。異議申し立てなどをする気持ちはない」と心境を述べました。

そのうえで「きのう36歳になったので、年齢などを考えた場合、これからプロを目指して頑張っていくという表明も難しい。ただ、これからリングに上がらず終わるのではなく、日本のリングなのか、海外に目を向けてチャンスがあるのかどうか、ジムの会長と話し合いたい」などと述べ、今後どのような形でボクシングのリングを目指していくのか検討する考えを明らかにしました。

「NHKニュース」2023年7月19日 20時49分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230719/k10014135641000.html
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