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「トランスジェンダーの役はトランスジェンダーでなければならない」という主張には、はっきり反対 [現代の性(性別越境・性別移行)]

12月11日(金)

以前にも書いたことだけど・・・。

映画のトランスジェンダーの役に、オーディションでトランスジェンダーの人が起用されることは、とても良いことだと思う。

だけど「トランスジェンダーの役はトランスジェンダーでなければならない」という主張には、私ははっきり反対する。

それは、「演じる」という演劇の本質に反すると思うから。

映画やテレビドラマを含む演劇は、自分とは異なる「役」を演じることに、本質があると思う。

とりわけ日本の演劇は性別越境の要素が強い。
男性が女性を演じ、女性が男性を演じることに、観衆は魅せられ、人気を博してきた。
自分とは異なる者を演じるからこそ、そこに玄妙な魅力が生じる。

トランスジェンダーを男性が演じようが、女性が演じようが、トランスジェンダーが演じようが、それが魅力的ならそれでいいのだ。

男性が男性の、女性が女性の、トランスジェンダーがトランスジェンダーの、ゲイがゲイの役しか演じられなかったら、演劇の魅力は大きく減殺されるだろう。

そもそも、そんなこと、当の役者さんが望んでいないと思う。

【追記】
同じことをTwitterに書いたら、軽くバズってしまい、「いいね」が4980、リツイートが1486。
それだけ、「トランスジェンダーの役はトランスジェンダーでなければならない」という主張がトンデモだということ。。



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