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トランスジェンダー初の女子サッカー選手、アルゼンチン [現代の性(性別越境・性別移行)]

12月8日(火)

一般論的に、Trans-woman選手が、男性時代に獲得した身体、とりわけ身長や骨格は、ネイティブの女子選手に比べて有利に働くと思う。

しかし、テストステロン(男性ホルモン)値の管理がしっかりなされている限り、筋肉量はかなり落ちるので、絶対的に有利かといえば、そうとも言えない。

女子競技の公平性とTrans-woman選手の人権のバランスは、ほんとうに難しい。

IOC(国際オリンピック委員会)は詳細な規定を定めているし、この記事によるとアルゼンチンのサッカー協会も定期的なテストステロン値の測定を義務付けているようだ。
現状は、そうしたルールを遵守することがベターだと思う。

しかし、仮に私が若くて、それなりの身体&運動能力があったとして、いくらルールに準拠していたとしても、ネイティブの女性とイーブンで競う気にはなれない。
どうしても、アン・フェアーだという意識が残ってしまうと思う。

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トランスジェンダー初の女子サッカー選手、アルゼンチン1部でデビュー

【12月8日 AFP】サッカー女子アルゼンチン1部リーグのビジャ・サン・カルロス(CA Villa San Carlos)でプレーするマーラ・ゴメス(Mara Gomez)は7日、同リーグ初のトランスジェンダー選手としてピッチに立ち、「どんな限界も感じることなく」進化し続けていくつもりだと表明した。

今季第2節を迎えたこの日、ラヌス(CA Lanus)との一戦に臨んだゴメスはチームが1-7で敗れはしたものの、「きょうからスタートし、物事が実現して、これからも続いていくと確信できる」「女子リーグでプレーできてうれしい」「これは個人による征服ではなく、社会共通の問題だ」とAFPに語った。

現在23歳のゴメスは、トランスジェンダー女性の平均寿命が32歳から40歳となっているアルゼンチンで、長い闘争の末に、先月28日に女子1部リーグでプレーすることが承認された。

その際には、ホルモン治療を指示するアルゼンチンサッカー協会(AFA)との合意書にサイン。他の選手との運動能力の差に関する疑惑を取り除くために、リーグ戦開幕時とシーズン途中にテストステロン(testosterone)値の測定も義務付けられている。

2012年に南米で先駆けてアルゼンチンでジェンダーアイデンティティー法が成立し、18歳のときに公的身分証明書で正式に性別を変更することが認められたゴメスはこの日、対戦相手のラヌスから、名前と背番号10が入ったユニホームをプレゼントされ、「予想もしていなかったから、感動してしまった」と明かした。

ゴメスは15歳のときに近所の人から勧められてサッカーを開始。ブエノスアイレスの州都ラプラタ(La Plata)の女子リーグでは、昨季まで2シーズン連続で得点王になるなどめざましい活躍を見せていた。

[AFP]2020年12月8日 16:42 発信地:ブエノスアイレス/アルゼンチン
https://www.afpbb.com/articles/-/3320195?cx_part=top_topstory&cx_position=5&fbclid=IwAR2EUlJSflfNDqOr9ObH_IvjOSsW-DbqmT7_fR9G4dXXB6LpQKXLWBHmC0s
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