「ノソフィリア(病状性愛)」という概念 [現代の性(一般)]
7月24日(月)
学生さんのレポートを読む楽しみのひとつに、自分が知らないことを知るという楽しみがある。
私が弱い、現代の演劇・芸能、そして音楽などの分野では、知らないことも多い。
しかし、「なんちゃって」であっても一応、専門ということになっているジェンダー&セクシュアリティの分野では、さすがにまったく知らなかったということは滅多にない。
さっきレポートを読んでいて、それに出会った。
「ノソフィリア(Nosophilia)」という概念。
日本語では「病症性愛」と訳すらしい。
病気や病症状態の身体への性的嗜好(sexual preference)。
自分か、相手か、どちらかが病気の状態を求め、それを見たり、看病したり、あるいは病態の患部を見て興奮する。
そして、そうした状況をテーマにしたフィクションを「病系小説」と呼ぶらしい。
これも知らなかった。
私のこうした知識の元はR.M.ゴーツデンソン,K.N。アンダーソン著『現代セクソロジー辞典(The Language of Sex from A to Z)』(原著は1986年、邦訳は1991年、大修館書店)なのだが、念のため見たら出ていなかった。
その後、概念化されたのだろう。
この女子学生さんのレポートは、そうした概念を説明し、さらに、自分が好きなアイドルが体調を崩し病気になるストーリーに性的に興奮する自らのノソフィリア的傾向を分析している。
よくまとまっているし、知らなかったことを教えてくれたので、文句なしのA評価。
学生さんのレポートを読む楽しみのひとつに、自分が知らないことを知るという楽しみがある。
私が弱い、現代の演劇・芸能、そして音楽などの分野では、知らないことも多い。
しかし、「なんちゃって」であっても一応、専門ということになっているジェンダー&セクシュアリティの分野では、さすがにまったく知らなかったということは滅多にない。
さっきレポートを読んでいて、それに出会った。
「ノソフィリア(Nosophilia)」という概念。
日本語では「病症性愛」と訳すらしい。
病気や病症状態の身体への性的嗜好(sexual preference)。
自分か、相手か、どちらかが病気の状態を求め、それを見たり、看病したり、あるいは病態の患部を見て興奮する。
そして、そうした状況をテーマにしたフィクションを「病系小説」と呼ぶらしい。
これも知らなかった。
私のこうした知識の元はR.M.ゴーツデンソン,K.N。アンダーソン著『現代セクソロジー辞典(The Language of Sex from A to Z)』(原著は1986年、邦訳は1991年、大修館書店)なのだが、念のため見たら出ていなかった。
その後、概念化されたのだろう。
この女子学生さんのレポートは、そうした概念を説明し、さらに、自分が好きなアイドルが体調を崩し病気になるストーリーに性的に興奮する自らのノソフィリア的傾向を分析している。
よくまとまっているし、知らなかったことを教えてくれたので、文句なしのA評価。
2017-07-24 15:25
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コメント(2)
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ノソフィリアの記述が正しいかと。最近の学生さんにありがちなカタカナ表記が正しくないがために起こると思われます。
シとツ、ソとンでしょうね。
by お名前(必須) (2017-07-25 06:13)
ご指摘ありがとうございます。
訂正しました。
いえ、原因は老眼です。
by 三橋順子 (2017-07-25 23:17)