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「着物」の変化(メモ) [着物]

8月10日(水)

ちょっと必要があって、「着物」の変化についてメモ。

【身分制の変化】
旧幕体制の瓦解・「ご一新」により、明治初期(1870年代)に変化。
ただし、庶民層の「着物」だけを考えるのなら、江戸時代からの変化は少ない。

【製造面での変化】
染色における化学染料の導入、織成における力織機の導入による、工業製品化。
だいたい明治20年代後半(1890年代)に変化が始まる。
幅をとると、明治後期(1900年代)~大正時代前期(1910年代)に変化。

【販売面での変化】
大都市に新たな商業施設としてデパートが出現したことによる変化。
中産階層に絹織物が普及する。
時期的には、大正末期~昭和初期(1920年代)。

【着付け面での変化】
着物が日常衣料としてのポジションを喪失するにともない、「着付け教室」によって戦前の、自分で働かなくてよい上流階級の「奥様」「お嬢様」の非活動的な着付けがマニュアル化・規範化。
時期的には、昭和40年代後半以降、1970年代。




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